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『キンプリ』シリーズ5周年記念!一条シン役・寺島惇太インタビュー

キンプリのDNAは受け継がれていき、プリズムスタァたちの夢は続く——『KING OF PRISM』一条シン役・寺島惇太さんインタビュー

キンプリの歴史は舞台挨拶にある

——『キンプリ』はこれまでたくさんの舞台挨拶が実施されてきました。

寺島:僕のキンプリの歴史は舞台挨拶の歴史といっても過言ではありません。僕、キンプリの舞台挨拶のおかげで去年(2019年)の年間イベント出演声優ランキング3位に入っていました。

——すごい!!!

寺島:1位が梶裕貴さん、2位が白井悠介さん、3位が自分で、絶対キンプリの舞台挨拶のおかげです(笑)。

一同:(笑)。

寺島:それこそ北海道から福岡までいろいろなところに行かせていただきました。ただ、沖縄だけ行けなかったことが心残りです。

確か、監督だけ行っていたような気がします。みんな沖縄旅行みたいな雰囲気で、僕も沖縄に行きたかったなぁ……(笑)。

——いつか舞台挨拶で行けたら良いですね。ちなみに、1番最初の舞台挨拶は覚えていますか?

寺島:もちろん覚えています! 新宿バルト9で、まだお客さん側もピンと来ていないところがあって、声優よりも「監督ー!監督ー!」と菱田監督のほうに注目が集まっていたのを覚えています(笑)。こんなにコールされる監督がいるんだ!と衝撃を受けました。

最初は自分たちも何者なのか皆さんに伝わっていないので、自己紹介ではとりあえず変なやつと思われないようにしようと真面目に挨拶しました(笑)。


『KING OF PRISM by PrettyRhythm』初日舞台挨拶レポート
 

——その当時のレポートを読み直したのですが、寺島さんはレオくんがお気に入りで真似をされていました。

寺島:あ~!やりましたね! 当時、高音域を頑張りたい時期だったので、レオくんの真似を練習していましたが、今はもう声が出ません(笑)。

——そんな理由があったのですね。

寺島:アニメの主人公は結構高音で声が高い人のほうが主役になれると思っていたので、自分でも高音でセリフを言う練習をしていたんです。

シンくんが決まったとき、シンくんも結構声が高めなので「よし!まだまだいける!」と思っていたんですけど、それを上回る高音の永塚(拓馬)くんがいました。

もし万が一、自分がレオくんを急にやることになったらできるのかな?と思って真似てみたんですけど、結果無理でした(笑)だいたい気持ち悪くなっちゃいます(笑)。

▲寺島さんがレオのものまね練習を打ち明けた舞台挨拶2日目

▲寺島さんがレオのものまね練習を打ち明けた舞台挨拶2日目


『KING OF PRISM by PrettyRhythm』舞台挨拶2日目レポート
 

——記憶に残っている舞台挨拶やエピソードなどはありますか?

寺島:舞台挨拶はもう“五十嵐雅”というキャラクターが確立されていく歴史でした。

一同:(笑)。

寺島:雅は舞台挨拶をするたびにファンを増やしていきましたよね。雅以外の登壇者は雅を引き立てるための仲間(笑)。雅が前に出ていろいろなことをやるからみんなでついていこう!という感じでした。

——舞台挨拶での五十嵐さんはすごかったですね。

寺島:舞台挨拶に登壇しているときは、うんざりしているような雰囲気を出していましたが、内心では結構雅に助けられていました。

やっぱり1日3回の舞台挨拶で、特に上映前のネタバレなしという縛りがあると、言うことが本当になくなってくるんです。

また会場が変われば良いんですけど、同じ会場だと前に来てくださったお客さんが次の舞台挨拶も見に来てくださる可能性もあるので「違うことを言わなきゃ」と考えます。

そこで雅が変なことを言ったりしたりするので、そこから作品の話に派生して、言っていなかったことが言えたりしているので、口では“めんどくさい~”と言いながらも、結構雅には助かっているんです(笑)。

——また、2016年3月10日に実施された舞台挨拶で、寺島さんは地元である長野の映画館で上映が開始したことに触れていましたが、覚えていらっしゃいますか?

寺島:あ~!ありましたね! 地元で上映されてほしいけど、上映されると自分のセリフを両親に聴かれてしまうから上映されないほうが良かったかもしれない、ということを言っていた気がします。

長野では上映されましたが、実家の近くでは上映されなかったと思うので、たぶん両親は劇場版のBlu-rayかDVDを観ていないのであれば、TVシリーズの『Shiny Seven Stars』で初めて観たと思います。

——ご両親から何か反応はありましたか?

寺島:うちの両親は本当に何も言わないんです(笑)。ちょいちょい「今度あの作品に出るんでしょ?」みたいなことを言ってくるのでチェックはしていると思うんですけど、感想は1回も聞いたことがなくて……言われても困りますが(笑)。

キンプリのキャストはみんなキンプリが大好き

——舞台挨拶と同じく、ライブイベントもたくさんやられてきましたが、振り返ってみての感想をお聞かせください。

寺島:ライブをするたびに、ライブ装置や舞台の演出が毎回すごく豪華で、“キンプリってすごいなぁ~”と思います。

2020年に幕張メッセで開催されたライブイベント「KING OF PRISM SUPER LIVE Shiny Seven Stars!」では、リフトに乗って、すごい高いところまで登りました。

スーッとひとりひとり上に上がったり下がったりしながら、パフォーマンスするのがすごかったですし、落ちたら確実に死ぬ高さだったので怖さもありましたが、あの高さからあれだけの数の人を見渡して歌うのは一生に1回あるかないかの貴重な体験でした。

あと、ライブをするとよりみんなのチーム感が深まるような気がします。アフレコで全員集まることがあまりなかったので、7人そろうライブでは普段あまり話さないことも話せて楽しかったです。


 

——キャストさん同士でキンプリの話はされるんですね。

寺島:結構話しますね! キンプリのキャストはみんなキンプリが大好きです。結構、みんな細かいところまで作品を見ています。

——寺島さん演じるシンくんについて、他のキャストから何か言われたことはありましたか?

寺島:斉藤壮馬くんとは、キンプリが始まる前から他作品の現場でご一緒していて、そこでは結構低めのキャラクターを演じることが僕は多かったんです。

シンくんのような声を使ったことがない低音ばかり発していたので、一条シン役・寺島惇太というキャスト表を見て、こういう見た目だけど意外と声は低いキャラクターなんだなと思っていたそうです。

それで現場に行ってシンくんの声を聞いたら“わぁ~”という可愛い声を出していたので、「惇太さんこんな声出たの!?」「どうやって出しているんですか!?」と1番最初に言われたことを覚えています(笑)。

(C)T-ARTS/ syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
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