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『アイ★チュウ』第一話スペシャルOP映像制作スタッフの公式インタビュー解禁!

冬アニメ『アイ★チュウ』第一話スペシャルオープニング映像制作スタッフの公式インタビュー解禁! こだわり抜いた制作秘話を語る

いよいよ1月6日(水)23時~ TOKYO MXほかにて放送開始のTVアニメ『アイ★チュウ』。

つんく♂氏が作詞作曲する新曲「一番星の歌~未来のレジェンド伝説~」を使用し、オンライン先行上映で公開されると、その映像クオリティとともに反響を呼んだ第一話スペシャルオープニング。

放送に先駆け、スペシャルオープニング映像制作スタッフへの公式インタビューが公開されました!

アニメ本編制作とは別チームを組み、アイチュウたちの輝きを伝えるためこだわり抜いた制作秘話を伺っています。

TVアニメ『アイ★チュウ』スペシャルオープニング制作担当インタビュー!

★インタビュー参加スタッフ(敬称略)
・TVアニメ『アイ★チュウ』アニメーションプロデューサー:米内則智
・スペシャルオープニング制作担当:飯田祥弘
・制作デスク:西谷一希

『アイチュウたちの最高のライブをつくろう』がテーマ、メインスタッフ3名の少数精鋭チームが制作!

──制作お疲れさまでした!先行上映会では“ぬるぬる動く! ”と話題になっていたスペシャルオープニングでしたね!

飯田:ありがとうございます。枚数を描くのもそうなんですが、枚数を入れるには入れるだけの動きが必要で、普段は第三者にお願いする動画(中割)がほぼなく、ほとんど原画で作りました。

──それであのクオリティに仕上がっていたのですね!ほとんど原画で作られるアニメってあるのでしょうか?

米内:リッチなつくりをしているところや、アニメーターのこだわりでそうしているところもありますけどね。Lay-duceではアイドルものでやったのは初でした。大きなチャレンジだったと思います。

── ちなみに、どれくらい描かれたのでしょうか?

飯田:正確には数え切れていませんが、2000~3000枚です。

── 2000~3000枚!すごいですね・・・ダンサーさんが実際に踊っている姿のビデオコンテをベースにしてそれをもとに絵を作っていったと伺いましたが・・・

飯田:ビデオコンテ(以下Vコン)をお願いした清水さんが、実際のアイドルをかなり研究して、どういう風にカメラが追いかけているんだろうとか、どういう風に芝居しているんだろうとか細かくチェックしていました。なのでVコンの時点でかなりイイとこどりできるような感じで仕上がっていましたね。

── カメラワークもこだわっていましたね。

飯田:カメラの置き方、撮り方などはアイドルライブ的なイメージで作っていただきました。また、お客さんから彼らを見るときって真正面からではなく若干見上げる感じで見ると思うのですが、スペシャルオープニング映像も同じ様にお客さんからアイチュウたちを見るような視点で描いています。

その分作画も大変だったんですけどね。描き手としては難しいあおりと俯瞰に加えて斜めから撮ったりしてアングルも変わる、と結構盛り込んだので(笑)でも1カットも妥協していません!

実写の映像を下敷きに、というのはありますが、髪の毛だったりなびきもののパーツが豊富なキャラクターが多いので、どう動かしてあげればそのキャラクターが魅力的にみえるかっていうのはかなり原画さんがこだわってくれていました。振付映像だけだと29人のキャラクターごとの個性を落としきれないので、動きの参考資料という感じでしたね。

── 同じ動きをしているキャラクターがいない!というのも12月23日のオンライン先行上映の際にキャストさんがおっしゃっていました。

米内:見てくれていて嬉しいですね。

飯田:全員ちょっとずつ動きが違うんです。キャラクターの性格などを研究したうえで、着ている衣装のデザインとか等身とかが動かすうえでのキーポイントになっています。デザイン性をどうよりよく見せていくかということと、表情のバリエーションでキャラクターの差別化をして、アイチュウたちを作り込んでいきました。

── 彼らはすごく魅力的な衣装を着ていますよね!

こだわったポイントなどありますか?

飯田:彼らが纏っているWe are I★CHU!の衣装はファーがついていたり、帽子をかぶっていたり様々だったのでみんな大変なのですが、RE:BERSERKの後ろについているマントを動かすのはこだわりました。どこが硬くて柔らかくて・・・というのを考えて動かしていて、実際手元にない素材なので、服の作りこみは想像力を働かせました。

そういう意味でいうと、担当者がたくさんいると絵や動きに統一感を出すのが難しくなるので、今回のスペシャルオープニング映像の制作はメインの描き手作業者を3人でやっていて、かなり意思疎通しやすい形で制作ができたと思います。

── たった3人で作られたのですか・・・!精鋭メンバーですね!

米内:長期にわたる作業になると思ったので、内部のLay-duceのスタッフ“ジョーカー”(仮称)を中心に頑張りました!

飯田:彼のセンスに引っ張られた部分は大きいです。動きを追求したいタイプのクリエイターなので、どうやって動かしたらお客さんに楽しんでもらえるか、それを考えるのをモチベーションに取り組んでいたと思います。今回のオーダーと完全にマッチしているスタッフでした。

── 本編チームとは別チームを組まれていたと伺いましたが、どのような雰囲気の現場で作られたのでしょうか?

飯田:最初は和気あいあいやろうとしていたんですが、コロナウイルス感染症の拡大で・・・スタートが3月だったので、スタジオにも場所を作ったけど結局集まれない状況でした。

米内:Lay-duceはデジタル作画を前々から取り入れていたので、会社のPCを全員の家に持っていってリモート作業で対応しましたね(笑)その分、リーダー飯田は大変なとりまとめを頑張ってくれたと思います。(笑)

飯田:テレワークでも、週1回は定例で打合せをしていました。キャラクターをつかんで、作品・絵の統一感を出すために人数をしぼりましたが、遠隔で意思疎通をしっかりとることも少人数のため上手くいったと思います。

── スペシャルオープニングはどのような映像にしようというイメージで取り掛かったのでしょう?

米内:目標は『アイチュウたちの最高のライブをつくる』。
コンセプトは『ライブ感』を目指して取り掛かりました。

飯田:ライブの空気をどうやって演出するかというところでは、撮影処理も頑張っています。屋内の暗さ、スポットライトが当たったり、モニターがキラキラしていたり、ペンライトをばらばらに動かすなどの細かい処理で臨場感を出しました。

── リッチな撮影処理だったと思います!

2Dライブシーンの魅力はどういったところでしょうか?

飯田:アニメーション的にいうと、スペシャルオープニングは2Dのアニメーション的な表現、物理法則を若干無視しているような描き方になっていて…描き方でいうと、“オバケ”っていう表現を多用しています。冒頭の奏多の手のフリやPOP’N STARの腕のシルエットが追い上げているようなところなんかがそれですね。

米内:「ダンスを踊っていることのただのぬるぬる感」じゃなくて、アニメ的な動きとしても見せながら踊らせる、というのを維持しているんです。枚数だけじゃなく、アニメーション特有の動きを取り入れてられるところは3Dでは出来ない2Dならではの技法ですね。

── “オバケ”を使おうと決めたのはどんな経緯でしたか?

米内:ジョーカーのセンスの塊が出たんです(笑)

西谷:仕上がりを見せたときに、難波監督にも「こういう感じの“おばけ”あまりないよね。いい使い方してる!」って。

米内:今回のような題材で使っているのはあまり見ないので、現場で見たときは少し懐かしい嬉しい感じでほくほくしました。アニメーターのセンスで仕上がっていったって感じですね。

── 今回はつんく♂さんの楽曲でしたが、聴いてみたときのイメージはいかがでしたか?

米内:歌詞も歌も素晴らしかったので、これをスペシャルオープニングではめたら皆さんをドキッとさせることができるだろうなと思いました。テンポがゆったりめだったので、オープニングにするにあたりどう見せるのが良いものかと考えましたが、逆にチャレンジでもあると思いました。なので、映像として最高のものをつくるために、別チームを組んで走り出したんです。

── 見てほしいポイントはありますか?

飯田:柔らかい動きをひたすら追求し続けているので、前半はそこを見てほしいです。特に髪の動きですね・・・あまり動かすと別のキャラクターに見えてしまうので、どこまで動かしていいか、そこのバランスにはこだわっています。特に短髪のキャラクターの髪を動かすのはこの髪が次のカットでどこの髪にいっているのか、仕分けをしなきゃいけないので、職人のような話になってきて(笑)なので、例えば星夜の前髪がふわっとなっておでこが見えるところなんかはポイントです。

米内:ライブ会場から異空間に飛ぶところは、実はあとあと本編と合わせて見ると・・・あっこれ以上は言えません!(笑) 

飯田:しっかり覚えておいていただいて、本編を視聴してもらいたいと思います!

── 最後に、アニメを楽しみにしている『アイ★チュウ』ファンの皆様に一言ずついただけますか?

飯田:命削って描きましたんで!(笑)キャラクターの動きを見て、キャラクターのカッコよさを見て、それぞれ自分の好きなキャラクターを楽しんでもらえたらいいなと思います。TVアニメ『アイ★チュウ』よかったなと思ってもらえたら嬉しいです。

西谷:監督の口からよく、「アイ★チュウの原作ファンはどう思うんだろう」というのが出ていたんです。それを聞いてずっと考えてきたところで、『アイ★チュウ』ファンの人たちにも刺さってほしいし、ダンスパートもより多くの人に楽しんでもらえたらと思います。

米内:本編も万全な形でやっています!ゲームファンだけでなく、間口が広がるような、アニメーション映像としての楽しみをちゃんと捉えられるようなものを作っていると思います。
是非楽しんでください。よろしくお願いいたします!

TVアニメ『アイ★チュウ』、いよいよ1月6日(水)23時よりTOKYO MXほかにて放送開始!

★第1話の先行カット&あらすじはこちら

TVアニメ『アイ★チュウ』作品情報

◆PV

放送・配信

放送情報

2021年1月6日より毎週水曜23時~TOKYO MXにて放送
2021年1月10日より毎週日曜23時30分~BS11にて放送
2021年1月21日より毎週木曜25時59分~南海放送にて放送
※放送日時は変更となる場合がございます。
 

配信情報

ABEMAほか各種配信プラットフォームにて配信予定。詳細はアニメ『アイ★チュウ』公式サイト内ONAIRページよりご確認ください。
https://etoile-anime.jp/onair/

スタッフ

原作:I★CHU PROJECT(リベル・エンタテインメント)
監督:難波日登志『いつだって僕らの恋は10センチだった。』
シリーズ構成:成田良美『抱かれたい男1位に脅されています。』
キャラクターデザイン:大沢美奈『ギヴン』
美術監督:小保方良輔
色彩設計:岩沢れい子
撮影監督:村野よもぎ子
編集:定松剛
音響監督:土屋雅紀
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:出羽良彰
オープニングテーマ:アイチュウリーダーズ「Rainbow☆Harmony」
スペシャルオープニングテーマ:アイチュウ「一番星の歌~未来のレジェンド伝説~」制作:Lay-duce『荒ぶる季節の乙女どもよ。』
プロデュース:ツインエンジン
製作:エルドール広報課
 

キャスト

愛童星夜:KENN
湊奏多:井口祐一
御剣晃:豊永利行
枢木皐月:森久保祥太郎
枢木睦月:近藤隆
ノア:花江夏樹
レオン:増田俊樹
黎朝陽:榎木淳弥
ラビ:中西尚也
リュカ:梅原裕一郎
日下部虎彦:生田鷹司
桃井恭介:花倉洸幸
鳶倉アキヲ:田丸篤志
海部子規:谷地克文
折原輝:松岡禎丞
若王子楽:平川大輔
華房心:村瀬歩
神楽坂ルナ:天﨑滉平
及川桃助:山本和臣
轟一誠:前野智昭
赤羽根双海:内田雄馬
三千院鷹通:白井悠介
エヴァ・アームストロング:下野紘
山野辺澪:柿原徹也
十文字蛮:下妻由幸
竜胆椿:小野友樹
朴木十夜:峰岸佳
斑尾巽:斉藤壮馬
杜若葵:木村良平
朝比奈柚希(プロデューサー):豊口めぐみ
クマ校長:大塚明夫
 
アニメ公式HP
アニメ公式twitter(@ichu_anime)
 

『アイ★チュウ Etoile Stage』原作情報

『アイ★チュウ Etoile Stage』はプレイヤーが教師兼プロデューサーとなり、アイドルの卵アイチュウを一人前のアイドルに育成する星のようにきらめくアイドル育成ゲームです。

恋愛アドベンチャーゲーム『アイ★チュウ』のメインストーリーをフルリライト、さらに豪華男性声優陣によるフルボイスで登場!

また、ユニット別ストーリーも新登場!アイチュウ達の過去や、各ユニットの結成秘話も明らかに!?
 

ストーリー

育てるのは、アイドルの…タマゴ?

有名芸能事務所、エルドール。その社長の意向により設立された学園エトワール・ヴィオスクールでは、アイドルの途中であるアイチュウたちへの教育が行われている。

新米プロデューサーのあなたに与えられた課題は、アイチュウたちをプロデュースして、一人前のアイドルにすること。

アイドルへと続く道の途中で目にするものは果たして―

配信情報:App Store および Google Play にて配信中!
 
公式サイト

(C)Liber Entertainment Inc. / エルドール広報課
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