春アニメ『僕のヒーローアカデミア』悠木 碧さん、喜多村英梨さん、名塚佳織さんインタビュー│兼ね役で感じたB組メンバーの驚異的な“個性”とは？　A組女性声優陣が5期の魅力を語る

人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』が2021年で放送開始から5周年を迎え、待望の5期シリーズもいよいよスタート！

アニメ化5周年&5期シリーズ開始を記念して、出演キャストによる連続座談会企画をお届けしています。

第1弾は蛙吹梅雨役の悠木 碧さん、芦戸三奈役の喜多村英梨さん、葉隠 透役の名塚佳織さんという、前回と同じく1年A組女子3人チームです。

ゆっくりとみんなと作ってきたアニメ。新シリーズが始まった時は夏休み明けの学生気分!?

――2016年4月からスタートした『僕のヒーローアカデミア』のアニメが2021年で5周年を迎えました。感想をお聞かせください。

蛙吹梅雨役 悠木 碧さん（以下、悠木）：もうアニメが始まってから5周年を迎えると知ってビックリしました。

『ヒロアカ』って、ストーリーの中でセンセーショナルな事件が絶えず起こり続けているので、まだ短い時間しか経っていないような感覚で、作品が進んでいくのと同時に我々も時代の波に揉まれている感じがして、非常に感慨深いです。

シリーズスタートと終わりにこれまで出番があるのは嬉しいです。ゆっくりとみんなと一緒に作品を作り上げている感じがするし、毎週収録に行くわけではないけど私の中では生活の一部になっていて、収録が始まると「またこの時期が来たんだ」と毎年感じられるのも嬉しいことです。

芦戸三奈役　喜多村英梨さん（以下、喜多村）：5周年おめでとうございま～す！　ありがとうございま～す！

（一同爆笑）

喜多村：もう5年目になったんですね。登場人物が多い作品であり、デクの成長や試練にスポットが当たったり、校外でのエピソードになると出番が減ってしまうのでコンスタントに現場に通うことはできないけど、久しぶりにみんなと会うと、長い夏休み明けの「やっほー！」みたいな（笑）。

みんなそろって会える時はだいたい体育祭や文化祭などテンションが高かったり、ギャグ寄りのエピソードが多いんですけど、朝から気合い入れて声を出し過ぎて、音響監督の三間（雅文）さんから「気合入り過ぎ！」というディレクションをいただいたことがあったくらいで。それを繰り返していたら5年が経っていました。

――アニメの1期から4期までの中で印象的なシーンやエピソードを教えてください。

悠木：梅雨ちゃんはあまり敵（ヴィラン）と向き合うことがなかったので、1期の最後で死柄木と遭遇して、オールマイトが助けてくれたシーンは「怖かったな」と思いながら演じた記憶があります。

あと皆さんによく挙げていただくのは原作でも素敵なシーンでしたが、梅雨ちゃんが泣いちゃうところはかわいいし、優秀で元々優しい子ではあったけど、改めてその優しさや友達想いなところに触れることができて、私自身、原作を読みながら「いつか演じられたらいいな」と思っていたので、実際に演じることができて嬉しかったです。

名塚：葉隠は演じている自分もツッコミどころが多いなと思いますが（笑）、まずは授業中に敵（ヴィラン）に襲われた時、みんなは被害に遭ったり、逃げたり、戦ったりしたけど、葉隠はずっといなくて。無事に解決して、みんなが無事に助かった時に轟君に「すごかったね」と話しかけていたけど、キミはどこにいたのかと（笑）。

それがおもしろかったし、結局どこにいたのか今も気になっています。あと文化祭で耳郎ちゃんが歌っている時、オンエアで見たら葉隠が七色に輝いていて。「なぜ？」って。

（一同爆笑）

悠木：みんなの愛ですよ。

名塚：そうかな？　葉隠れの技だと思いますが、衝撃的でした。それが私の中でのトップ2です。

喜多村：芦戸さんはヒーローを志す上での技術的な成長や歩みはゆっくりかもしれないけど、彼女の元々持つ性格や活力のモチベーションは変わっていなくて。変わらないことがブレない良さかなと。

1期や文化祭でのエピソードなどで、みんなとワイワイやっている時も訓練したり、試練を受けたりしている時も底抜けの前向きさが印象的で。収録の時もネガティブだったり、心が折れそうな演出はあまりなかった気がします。4期まで変わらない彼女の良さが各シーンに花を添えられていればいいなと思っています。