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春アニメ『スライム倒して300年』本渡楓&千本木彩花インタビュー

第一印象も、第二印象も、ずっと温かい作品! 春アニメ『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』ライカ役・本渡楓さん&ファルファ役・千本木彩花さんインタビュー

シリーズ累計200万部突破のライトノベル『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』がTVアニメ化! 2021年4月10日(土)より放送開始となります。

仕事のためだけに生きた人生を終え、不老不死の魔女に転生した高原の魔女・アズサと、その家族たちが繰り広げるのんびりドタバタスローライフコメディが描かれる本作。アニメイトタイムズでは、そんなアズサのもとに押し掛けるキャラクターたちを演じるキャストにインタビュー! 

今回は、レッドドラゴンの娘・ライカ役の本渡楓さん、アズサが倒したスライムの魂が集まって生まれた精霊・ファルファ役の千本木彩花さんに、作品の見どころや昨年10月から毎日更新中のラジオ「スライム倒して300分、知らないうちに300分話してました」に関するお話を伺いました。

アズサの社畜時代は無駄じゃない! 第一印象も、第二印象も、ずっと温かい作品

――おふたりはドラマCDから続投してTVアニメにも出演していますが、最初に原作やシナリオをご覧になった際の感想を教えてください。

ライカ役・本渡楓さん(以下、本渡):主人公のアズサは、一度人間としての人生を全うした後、気がついたら異世界で暮らすことになるんですけど、個人的にこういったお話は設定にすごくワクワクして好きです。

――いわゆる異世界転生のジャンルになりますね。

本渡:そうですね。でも、この作品の異世界は厳密に平和じゃないと言われればそうかもしれませんが、本当はゆったり暮らしていたいアズサが色々な人に巻き込まれて、なんやかんや世話を焼くことになっていく温かい雰囲気に平和を感じました。

――転生前の相沢梓(アズサ)が過労死してしまっただけに、転生後はその要因を反面教師に生活していて。その教訓は他人と接するときもブレず、言動や行動に優しさや思いやりが溢れていたので、そこが温かい雰囲気に繋がっているのかもしれません。

本渡:まさに社畜時代が無駄じゃなかったと思えるようなセリフがシナリオの中にあったり、実際にキーワードとして出たりもしますが、それってアズサ以外のキャラクターたちが持っていない価値観です。その価値観をきっかけに家族の輪が広がっていく温かい様子を見て、私自身、アズサに「良かったね」と言いたくなりました。

――物語が進んでも作品の印象はいい意味で変わらず?

本渡:第一印象も、第二印象も、ずっと温かいなと思いましたね。キャラクターたちはほとんど人間ではないけれど、それでも人間味をすごく感じました。

ファルファ役・千本木彩花さん(以下、千本木):私も温かいなと思いました。以前、ドラマCDに出演させていただいた際にもやっぱり面白いと感じましたし、ほんわかしていてスローライフと言いますか、現実世界で疲れている人たちがストレスなく見れる作品だと思って。こういう風に誰かと一緒に過ごしたいなと思わせてもらえます。この作品のキャラクターたちと一緒にいることができたら、すごく楽しいんだろうなと感じました。

――種族や血の繋がりはなくとも家族の温かみがありますよね。

千本木:本来は他人同士の皆がひとつの家で暮らすことになっていますが、共同生活にあたっての大切な気遣いが丁寧に描かれています。そういった描写から、皆が皆、相手のことをすごく大切にしているのが伝わり、作品全体の温かさに繋がっているのだと思います。私も「ほのぼのするなぁ〜」という印象は最初からずっと変わらなかったです。

ドラマCDの経験を存分に!

――演じられるキャラクターの第一印象についてお聞かせください。レッドドラゴンのライカは第1話からアズサに挑むも敗北して彼女の弟子になりました。

本渡:ドラマCDで初めてライカちゃんを演じさせていただきましたが、音響監督の本山(哲)さんから「もっと武士っぽく」みたいなディレクションをいただいた記憶がすごく残っています。

私も意識していましたが、イラストが可愛く、ついついそっちに寄せてしまって。自分の中で色々と解釈を広げて、最終的に性格が武士っぽいというよりは、義理堅かったり、自分にも他人にも信念を求めがちなキャラクターなんだという結論に至りました。

――なるほど。

本渡:本当に信念を求めているのかはわかりませんが、私はそういう印象を受けました。その信念を貫いてきたからこそアズサと出会い、第1話でレッドドラゴンとして戦いを挑んでしまうという(笑)。

アズサにはこてんぱんにされましたが、それをきっかけに彼女を師匠のように慕うようになり、人生を共にするようになって。でも、第1話だけを見るとただ強い人に着いていっているように見えますが、本当はそうではないんです。心の信念、義理堅さ故の行動だと思っています。今思うと、あのときのディレクションもここに繋がっているのだと思います。

――最初こそ残念な登場でしたが、その後の立ち振る舞いでは礼儀正しく、芯の強さが第1話から垣間見えました。

本渡:おっしゃる通り、最初はちょっと厄介な子でした(笑)。ただ、人間の姿になってからはアズサにもさん付けをしていたり、距離感もいい意味で変わらずに後ろに着いていく感じで。家族として生きていくにあたっても、自分にできることはなんだろうとしっかり考えた結果、料理に行き着いていました。

千本木:卵料理ばっかりだけどね(笑)。

本渡:そうだね(笑)。ただ、料理をはじめ自分にできることを取られたくないんだろうなと感じる節が結構あって。手伝うよと言われても、ありがとうと言いつつもこれは私がやりますので、みたいに断っていて。ちょっと頑固だけど、自分のいる意味を常に大切にしている子なんだと思います。

――千本木さんが演じるファルファは、アズサに倒されたスライムの魂が集まって生まれたスライムの精霊です。

千本木:ファルファはもう、子供だなと……本当に子供だったんですが(笑)。でも、私自身まだまだ子供っぽいところがあるので役にすんなり入り込むことができて、のびのびと楽しく演じさせてもらいました。

――ご自身で共感できるポイントが多いからこそ演じやすかった?

千本木:そうですね! 私も「ママ!」みたいに甘える子供の気持ちがよくわかりますから(笑)。

本渡:全然ディレクションがなかったもんね! めちゃめちゃスムーズに演じていました。

千本木:素質があるからね(笑)。でも演じていくうちにファルファには頭が良かったり、キレ者な一面があることもわかって。そういったギャップにも驚きつつ、楽しんで演じました。

――妹のシャルシャ(CV:田中美海さん)とは演じ分けなど意識されたことはありますか?

千本木:シャルシャの方が知的な話し方をしますが、実はファルファにもそういった面があって。どこか子供っぽさを演じているのか?と思わされるところもありますが、素はとても素直で、皆のことを大事にしていて、素直さをとても大切に皆との会話で感じた感情はそのまま出すように意識しました。

(C)森田季節・SBクリエイティブ/高原の魔女の家
(C)Kisetsu Morita/SB Creative Corp. Illustration:benio
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