音楽
Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival 5月23日夜公演 詳細レポート

プリズムの輝きがこれからもずっと皆さんの心の中にありつづけますように── 祝・10周年! 総勢35名によるプリティーフェスティバル最終公演で感動のみらいへ/詳細レポート

5/22(土)・23(日)、「プリティーシリーズ」の10周年を記念した「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival(プリティーフェスティバル/以下プリフェス)」が幕張メッセイベントホールと、配信プラットフォームミクチャの同時生配信にて開催されました! 

本公演はシリーズ史上最大級となるメモリアルイベント、『プリパラ』シリーズ、『キラッとプリ☆チャン』でお馴染みのメインキャスト、新キャストと豪華メンバーが勢ぞろい。本稿では23日(日)の夜公演のレポートをお届けします!

23日(日)の夜公演に出演したキャストは、以下の総勢35名。

【出演声優】
阿澄佳奈さん(春音あいら役)、大久保瑠美さん(上葉みあ役)、
加藤英美里さん(彩瀬なる役)、茜屋日海夏さん(真中らぁら役・金森まりあ役)、
山北早紀さん(東堂シオン役)、澁谷梓希さん(ドロシー・ウェスト役)、
若井友希さん(レオナ・ウェスト役・緑川さら役)、
牧野由依さん(黒須あろま役)、渡部優衣さん(白玉みかん役)、
真田アサミさん(ガァルル役)、斎賀みつきさん(紫京院ひびき役・ソルル役)、
赤﨑千夏さん(ファルル役)、佐藤あずささん(緑風ふわり役・ファララ・ア・ラーム役)、
田中美海さん(真中のん役・ラビリィ役)、大森日雅さん(月川ちり役・メルパン役)、
山下七海さん(太陽ペッパー役・キラッCHU役)、山本希望さん(北条コスモ役)、
伊藤かな恵さん(赤井めが姉ぇ役)、伊達朱里紗さん(夢川ゆい役)、
大地 葉さん(虹色にの役)、山田唯菜さん(幸多みちる役)、
朝日奈丸佳さん(華園しゅうか役)、山下誠一郎さん(夢川ショウゴ役)、
小林竜之さん(三鷹アサヒ役)、土田玲央さん(高瀬コヨイ役)、
河合健太郎さん(シンヤ役)、鵜澤正太郎さん(ウシミツ役)、
林 鼓子さん(桃山みらい役)、厚木那奈美さん(青葉りんか役)、
森嶋優花さん(紫藤める役)、徳井青空さん(黒川すず役)、
佐々木李子さん(だいあ役)、ファイルーズあいさん(輝アリス役)、
指出毬亜さん(輝イブ役)、山村響さん(ルルナ役)

客席中央にある花道から続くセンターステージから、純白の“プリフェスコーデ”で出演者たちが続々と登場するという華やかなオープニング。色とりどりのペンライトと拍手で迎えられる中、花道を駆け抜け、ハートのモニターが中央に添えられたメインステージへ。

出演者がズラッと並ぶとそれだけで圧巻。茜屋さんが「本日35名のキャストが大集合しました! もう夜だから、こんばんはですね! いよいよ最後の公演です。今日という一日を心に焼き付けていってください」と元気よく挨拶。林さんは出演者を改めて眺め「豪華中の豪華ですね!」と満面の笑みを浮かべ、山北さんは観客を見つめ「皆さん、声出したいなって顔をされていますが(笑)、その分、クラップとサイリウムでアピールしていただければうれしいです!」と伝えました。

さらに加藤さんが「2日目の夜公演がプリフェス最後の公演なので、みんなの白い衣装がより輝いてみます。男女ともに素晴らしい衣装だと思いました!」と笑顔でコメントし、茜屋さんの掛け声で、全員で「プリフェス“スタート!”」と声を合わせました。

イベント前半は、「プリティーシリーズ」のキャラクターへさまざまな賞を贈る「プリティーアワード」のコーナー。歴代アイドル・スタァたちに贈るプリフェス限定の表彰式で、ユニークな賞が用意されています。受賞者に縁の深いキャラクターがプレゼンターとなって表彰状を渡しました。夜公演では最多の17名が受賞です。

このコーナーでMCを務めたのは、伊藤かな恵さん(赤井めが姉ぇ役)、茜屋日海夏さん(真中らぁら役・金森まりあ役)、林 鼓子さん(桃山みらい役)。伊藤さんは「昨日も今日の昼公演もユニークな賞があってドタバタで。このあと登場する賞も楽しみです!」と笑顔で語りつつ、最終公演ということもあって3人ともすでに感極まった様子でした。

ユニークな賞がキラッと輝く!

「永遠の小学6年生で賞」

●真中らぁら
「かしこま~!」と、らぁらの決め台詞でステージ中央から茜屋日海夏さん。「私、真中らぁら! 小学6年生!(小学6年生、小学6年生!)」とセルフエコーで会場を盛り上げました(笑)。プレゼンターの伊達朱里紗さん(夢川ゆい役)が表彰すると「ありがとう、ゆい!私がこうやって永遠の小学6年生としてこの世界にいられるのは、皆さんのおかげです!」と、表彰状を高くあげ、感謝の気持ちを述べました。

「アイドルタイムイズマネー賞」

●華園しゅうか
「お~ほほほ! 当然ですわ!」とお嬢様らしく登場したのはしゅうか(朝日奈丸佳さん)。プレゼンターの華園みあ(上葉みあ/大久保瑠美さん)が表彰状を読み上げながら「あなたは本当に本当にお金が大切であること。そして、大切な時間ほどお金で買えないことを教えてくれました。お姉ちゃんがクレカの残高を気にせずにいつでもお買い物ができるのも、しゅうかのおかげだよ!」と伝えると、「次はふたりでこの賞を受賞できるように、これからもがんばりますわよ!」と引き締まった表情。

「お金貸して~」「でもね、こんなこと言いながら、しゅうかは1、2諭吉くらいは貸してくれるんだよ!」と無邪気に騒ぐみあに対して、「まあ……私とお姉さまのデュエットの資金ということであれば(お金を貸しても)いいですわよ」と返事をすると、客席から期待を込めた拍手が沸きました。

キラキラスマイル届けたで賞

●輝アリス
プレゼンターのソルル(斎賀みつきさん)に「太陽のように明るい笑顔と驚異的な身体能力でみんなをスマイルにいっぱいにしたこと」を表彰された輝アリス(ファイルーズあいさん)。

キラキラスマイルで「これはみんなで取った賞だよ。だってね、太陽ってお月様がないと輝けないじゃない? イブは私のお月様で、みんなは私の太陽。そして私も太陽! みんなと一緒にこの場所に立てて、こんなにステキな賞をもらえて、私うれしい! ソルル、これからも見守っててね!」とメッセージ。そして、ソルルにエスコートされながらバックステージへ。

敏腕経営者で賞

●輝イブ
受賞者は若くしてカガヤキ・コーポレーションの社長を務める輝イブ(指出毬亜さん)。プレゼンターのルルナ(山村響さん)は「カガヤキ・コーポレーションが大きくなれたのは、イブが一生懸命がんばってくれたおかげよ。これからもカガヤキ・コーポレーション、そしてイブとアリスの未来が輝かしいものでありますよう、祈っているわ」と、この日の朝に放映されたアニメ「キラッとプリ☆チャン」のエピソード(152話「みんな集まれ!未来のプリ☆チャン守るッチュ!」)を知るものにとって胸が熱くなるようなセリフを投げかけました。イブは賞をもらえたのはルルナがいてくれたおかげだと感謝し「たくさん支えてくれてありがとう。これからも一緒に頑張りましょう」とルルナに伝えました。

今後の活躍が気になるで賞

●シンヤ・ウシミツ
プリティーアワード初のダブル受賞だった、DARK NIGHTMAREの シンヤ(河合健太郎さん)、ウシミツ(鵜澤正太郎さん)が、「俺たちがヤミプリナンバーワンチームだ!」と登場。プレゼンターはアイドルチーム・WITHの夢川ショウゴ(山下誠一郎さん)、 三鷹アサヒ(小林竜之さん)、高瀬コヨイ(土田玲央さん)。「おめでとう」と棒読みの表彰に「でもよぉ、俺らにこんなもん必要あるのか!?」「必要ないでござる!」などと威勢を張ったものの、すぐに「本当はうれしいです」と照れた表情を浮かべた。「尖り切れないところがヤミプリの魅力!」と山下さん(笑)。DARK NIGHTMARE、今後の活躍が楽しみです!

空前絶後の論功行賞

●東堂シオン
「ありがたくいただこう!」と威風堂々と登場した東堂シオン(山北早紀さん)。プレゼンターはDressingPaféのドロシー・ウェスト(澁谷梓希さん)、レオナ・ウェスト(若井友希さん)で、古今東西において疾風迅雷の活躍を見せたことを表彰……のはずが、四文字熟語と漢字だらけの表彰状がなかなか読み上げられないドロシーをレオナがサポート(笑)。

無事に表彰状を受け取り「私にとっては四字熟語は息をするようなもの。もらって当然かな」と言うと「(この賞を)もらって当然みたいな四字熟語ないの?」とドロシーが突然のアドリブを繰り出す。一瞬の沈黙のあと「分からないぽよ!」と、両手を口元にあて“シオぽよ”スタイルで返事。そして、そのまま地の声で「中のひとはシオンさんのおかげで四字熟語を覚えたのでホントにサンキューって感じです!」と言うと、ドロシーから「……今喋ったの、だれ?」とツッコミが入っていました(笑)。

伝説のア・ローマ預言賞

●黒須あろま
「あんた達まだ呪われ足りないのか?」と黒須あろま(牧野由依さん)。プレゼンターはもちろん、ガァルマゲドンの白玉みかん(渡部優衣さん)、 ガァルル(真田アサミさん)。受賞を無事に終えると「ア・ローマ予言書によると悪魔、天使、牙の死者がこのプリティーアワードを乗っ取るであろう!」と叫び、司会者が戸惑う姿に目もくれず、言葉通りステージを乗っ取り(笑)。「次の章は、これだ!」とあろま。

肉まん大食い最多賞

●白玉みかん
ガァルマゲドンがステージを乗っ取り(笑)。今度はあろまがプレゼンターとなり、みかんに賞を渡しました。

GBS賞

●ガァルル
画面を見て「これは何でしょうか……?」と司会者たちが戸惑う横で、「ガブリ賞」を受賞したガァルル。「アロマとみかんと強い友情でむすばれ、チームの絆をひたむきに思いつづけた」ことが功績となったようです。ガァルマゲドンのいたずらっぷりに戸惑いつつも「楽しそうだったから良かったですね」と和む司会者の3人(笑)。

世界一かわいいのはボクで賞

●ドロシー・ウエスト
「まあ当然だよね! 僕以外の誰がこの賞を取れるっていうの!」とドロシー・ウェスト(澁谷梓希さん)。プレゼンターのレオナ・ウェスト(若井友希さん)に足して「レオナもかわいい。僕たちはふたりでひとりでやってきたから、ふたりの賞だねっ」と微笑みかけるドロシー。恐縮するレオナと、ふたりで声を合わせて「世界いちかわいいのは、ボク(わたし)でしょう!」と叫びました。ドロシーが「でもこれみれぃさんがきいたら怒りそうだな……」とぼそっとつぶやくと、レオナが「大丈夫、今日いないから」と笑顔で答え、客席が沸きました(笑)。

一番えらい人で賞

●ルルナ
気高く登場したルルナ(山村響さん)が「どうもありがとう」と華麗にお辞儀をすると、司会者たちから「お美しい」「綺麗」と感嘆のため息が漏れました。

プレゼンターのゴーゴー!マスコッツ=ラビリィ(田中美海さん)、メルパン(大森日雅さん)、キラッCHU(山下七海さん)が緊張しながら登場すると「そんなに震えて……先週、すごく狭い檻に閉じ込めてしまったものね、ごめんなさい」とルルナ(笑)。「私はみんなにかわいそうなことをしてしまったのに、一番えらいって言ってくれて本当にうれしい」と感謝の気持ちを伝えました。「プリ☆チャンアイドルのみんな、マスコットのみんなに会えて、いろいろなことに気付くことができたわ。だからみんなの未来を見守らせてね」と、観客に向けて伝えました(先のセリフも含めて胸が熱くなりました)。

マジヤッベェーチョースッゲー賞

●三鷹アサヒ
「マジヤッベェー!」とハイテンションで三鷹アサヒ(小林竜之さん)。プレゼンターは夢川ショウゴ(山下誠一郎さん)、 高瀬コヨイ(土田玲央さん)。「アサヒ、テンション高いね」と引き笑いしつつ、WITHのふたりから表彰されると、やはり「マジヤッベェー!」と喜びを表現しました(笑)。

味噌スープソムリエで賞

●高瀬コヨイ
WITHからもうひとり受賞者が!賞を見て「知ってた」という声が上がるほど、自他ともに認める味噌スープソムリエ(味噌汁へラブソング「SHOW ME SO SWEET RULE」があるほど)。ちなみに、いまハマってるみそ汁の具は「なめこ」だそうです(笑)。

システムも認めるかわいさで賞

●レオナ・ウエスト
プレゼンターは赤井めが姉ぇ(伊藤かな恵)で、「誰よりもいちばんちびっこで賞」とレオナ・ウエスト役の若井友希さんに対して表彰状を渡しました(笑)。そして、ふたりで背え比べをした結果、伊藤さんのほうが高いことが発覚し、「かな恵さん!」と思わず中の人の名前を読んでしまう一面も(笑)。

素に戻りながらも「さきほどドロシーに世界いち可愛い賞をあげておきながら、このような賞をいただき恐縮です。でも私にどうしてプリチケが届いたのかは分かりません。システム、ですかね……?」とめが姉ぇを見つつ謙虚な姿勢を見せました。しかし、背比べのことが心に残っていたようで「こういうのどんぐりの背比べっていうんですからね!」と捨て台詞も残していきました(笑)。

実はもふももふが、、、好きなんで賞?

●緑川さら
そのまま若井さんが壇上に走り、声色と挙動をガラッとさらへと変え「僕、隠してたと思ってたんだけど……」と一言。プレゼンターのメルパン(大森日雅)が「今日は一段と可愛すぎて見れない……!」と、伏目がちに表彰状を受け取っていました(笑)。

おしゃれリーダーで賞

●春音あいら
いよいよ最後の表彰です。「私でいいんですか~!? ステキな賞をいただきうれしいです。ファッションを大きなテーマとしているプリティーシリーズでこのような賞を頂けるのは光栄ですし、恐れ多いです」と春音あいら(阿澄佳奈さん)がよろこびを伝えました。プレゼンターの桃山みらい(林 鼓子さん)が「アイラさん! いつも私の憧れの存在です!」と緊張しながら表彰すると……「みらいちゃんは……鼓子ちゃんはどんな服が好き?」と中の人に聞く場面も。

林さんは「みらいのようなガーリーな服も好きですが、私自身はロックな服も好きです」と返答。阿澄さんがうなずきながら「みんなそれぞれ好きなお洋服があると思うんですが、私が思うのは、みんな、自分自身のおしゃれリーダーになってくれたらステキだなって。だから皆さんも、鼓子ちゃんも、みらいちゃんも、わたしも、自分がワクワクするようなコーデを続けていきましょうね!」とプリティーシリーズならではのメッセージを投げかけました。

笑顔あり涙あり。そしてキャラクターを愛を持って演じてきた声優たちの思いもこぼれた、プリティーアワード。3公演で全員が賞をもらいました。司会者たちが「この3公演でみんなが賞をもらえたというのがとてもステキです」「スタッフさんが愛を込めて一文、一文考えてくださったことにも感謝です。プリティーシリーズは、この先も、10年、20年 ……もっといっぱいいっぱい、みんなの夢を応援していきます! これからもプリティーシリーズの応援を宜しくお願いします!」と結びました。

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