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「学芸大青春」初の全国流通CD『Hit the City!!』発売記念インタビュー

「学芸大青春」初の全国流通CD『Hit the City!!』発売記念インタビュー!「“夜の”渋谷が似合う男」たちがラップで攻めた仕上がりに

二次元と三次元を行き来する”ボーイズグループ「学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)」が2021年6月16日(水)に歌手デビュー後初となる全国流通CD『Hit the City!!』をリリースする。

今回、アニメイトタイムズは2019年9月2日に活動を開始してから初となる全国流通のCD販売を控える彼らにインタビューを行なった。

5月4日に開催した2nd LIVE「Hit you !」の振り返りや2021年4月10日(土)から5月4日(火)まで開催された「じゅね推し選手権」の総括など楽曲だけでなく様々な話題を訊くことができた。

学芸大青春

相沢勇仁
星野陽介
南優輝
内田将綺
仲川蓮

“ほぼ”素顔を出した2nd LIVEの振り返り

――まずは5月4日に行われた2nd LIVE「Hit you !」の振り返りから。大阪公演は中止、横浜公演も急遽無観客になってしまったりと本当に大変だったと思います。

南優輝さん(以下、南):(無観客に決定して)最初はけっこうダメージ食らったよね。

4人:うん。

南:目の前にファンのみなさんがいると思って、いかにパフォーマンスするか、「3次元でこっちのお客さんと目を合わせて……」とかいろいろ考えていたのに、無観客になってしまって苦しかったです。

相沢勇仁さん(以下、相沢):いや、マジでそう。

星野陽介さん(以下、星野):何か、コロナの呪縛じゃないですけど、逃れられないなって。悔しいです。

相沢:最初に「大阪公演ができなくなった、配信ライブになった」って聞いたとき、二日間くらい信じられなくて。信じたくないというか、「絶対嘘だろ」って自分に言い聞かせていたくらい。ここまで頑張ってきたし、楽しみにしていたから。ファンの子にも申し訳ない気持ちでした。

「それでも配信ライブはやれるから頑張ろう」とモチベーションを保つのはなかなか辛かったです。

星野:いや、きつかったね。

相沢:でも、やっぱり5人いたからこそ乗り越えられたのかなって思います。

南:そうだね。

――誰が一番早く切り替えていた、などありますか?

星野:蓮じゃない?

仲川蓮さん(以下、仲川):そうですね。僕は聞いた瞬間に切り替わりました。

星野:蓮はそのタイプよな。

仲川:もうしょうがないことなので。「じゃあ配信で最大限楽しませよう」とすぐに思いました。

内田将綺さん(以下、内田):陽介が一番引きずってたと思う。

南:そうね。

星野:ホントにギリギリまで「無理」って思っていました。

内田:大阪公演が中止になったので、配信ライブ(神奈川公演)に向けたリハーサルが始まっても時間的には少し余裕ができて。

僕と優輝と陽介が自主練でスタジオにいるときに、優輝は自分のブレイクダンスとかの練習、僕は筋トレとストレッチをやっていたら、陽介が「今日はもう無理! 帰るわ」って言って、一回出ていったんですよ。

南:そしたら30分後くらい?

内田:いや。15分くらい。帰り、駅に着く前に「このままじゃダメだ」って思ったらしくて。「ゴメン! やっぱやります!」って帰ってきました(笑)。

南:あれはめっちゃ面白かった(笑)。

内田:「え、どうしたの!? 帰るんじゃなかったの?」って聞いたら、「いや、なんか歩いてて、帰ったら負けだなって思って」って言うんですよ。それで、バチバチにセットリストをひとりでフルパフォーマンスしていました。

星野:いや、ホントに……。ふたりが踊ったり、ストレッチとかしてるんで。

南:確かにめっちゃ踊ってたしね、俺。

星野:「このふたりはどういう気持ちで今来てるんだろう?」と思って。俺は「もう無理!」とホントに帰りたかったんですよ。でもそのあと、ふたりがいたから「戻ろう」と思いました。

内田:さすがにあのときの感情とかを考えると止められなかったんですよ。「今はホントに休んだほうがいいのかな」と思うくらいの顔をしていたので。逆に優輝は踊ることで紛らわしてるんだろうな、と思ったし。

南:そうだね。

内田:なので止めなかったんですけど、勝手に帰ってきたので、「ああ、やっぱ(パフォーマーとして)負けず嫌いなんだな」ってすごく思いました。

南:逆に僕らもちょっと元気出たよね。

内田:「よかった!」って。ちょっとガチで心配したからね。

――そんな複雑な思いを振り切って迎えた本番はいかがでしたか? 仮面こそ装着しているものの、いきなりの3次元。配信を見ていたじゅねフレ(学芸大青春のファンの呼称)の方々もとても驚いたと思います。

南:そうですね。今年は「3次元での僕たちの魅力もより知ってもらいたい」というのがテーマのひとつとしてあるので。ホントは生で見せたかった、という気持ちもありましたけど。

「学芸大青春はこれからこういうライブ・エンターテインメントをしていく!」と提示できたのはすごくよかったのかな、と思います。

4人:うん。

――前回も少し顔が出ていましたが、今回はよりガッツリと見えていて。漫才のところなんかはサングラス越しに仲川さんの顔がほぼ出ているくらいで(笑)。

一同:(爆笑)

――そういう意味でも、ライティングや衣装などで完全に調整していた1stライブとは違っていたと思います。緊張感などはいかがでしたか?

内田:ちょっと減ったのかな? これが例えば(会場にお客さんが入っていて)満席だったらちょっと緊張したのかな、とは思いますけど。逆に無観客というのも少しはリラックスできた要因にはなったのかもしれません。

相沢:1stライブのときに比べたら落ち着いてパフォーマンスできたと思いました。それに向けて僕たち5人でちゃんと準備してきたという自信はあったので。仮面を着けた状態でのパフォーマンスだからなにが起こるか分からない、というのは少し心配ではありましたけど。

――ずれてしまう可能性もありますもんね。

南:ありますあります。

相沢:きつく縛っているので、僕はずれる心配はしていなかったんですけど、その分レンズの中がこもって、汗で曇ってしまうんです。ダンス中に外すわけにもいかないので、そこは気にしながらやりましたね。

南:顔が出ているっていう面では、表情管理もよりちゃんとしなきゃいけない、というのはありました。でも逆に楽曲に入り込んでいる、楽しんでいるというのを生身の表情を使って表現できるので「2次元よりさらに表現できるな」と思って。

自分たちがパフォーマンスを楽しんで入り込めば入り込むほど、それが直接パフォーマンスに出るという面では顔が出ている良さも味わえましたね。

――ファンの方から「3次元と2次元で一番ギャップがある」と言われた方はどなたでしょう?

一同:どうだろう?

南:逆にみなさん腑に落ちたような反応は見たけど……。どう?

星野:「星野陽介が星野陽介だった」という反応は見ました。

一同:(笑)

星野:嬉しさもありますけど、かわいいと言われがちなので「3次元ではカッコいい部分を見せていきたいな」と思っていたのもあって、「(カッコいい部分が)足りなかったかな~」とちょっと悔しさもありますね。

――いやカッコよかったですよ。素直に褒め言葉として受け取ってしまってもいいんじゃないですか?

星野:あ、ならよかったです!

南:単純だな(笑)。

――個人的には仲川さんがあんなに笑うんだな、というのが印象的でした。

4人:あー! それはそうですね。

仲川:けっこう言われるんですけど、ふだんメンバーといるときは笑っている気がしますね。

内田:いや。見たことない。ウソつき!

南:今も笑っているよ。

仲川:将綺には見せてないだけ。

一同:(笑)

仲川:僕含め、みんなライブが好きなので楽しくなっちゃって。勝手に笑っちゃいますね。

――めちゃくちゃ素敵でした。

内田:ありがとうございます(ドヤ)。

南:お前じゃねーよ(笑)。

――(笑)。今後、3次元のパフォーマンスもより力が入ってくると思いますが、「特にこのあたりに注目してほしい!」というようなポイントはありますか?

南:ひとつはダンスですね。やっぱり2次元では見せられないダンスの表現というのが確実にあると思うので、3次元では僕たちの迫力あるダンスパフォーマンスを楽しんでほしいです。

そしてパフォーマンス中の僕たちの空気感というのも2次元より3次元のほうが伝わるんじゃないかなって。目を合わせているときとかの、楽しそうな感じ、仲がよさそうな感じというのはより伝わると思います。より“生”のパフォーマンスを感じてもらえるかな、と。

仲川:2次元だとシステム的にお互いにあまりくっつけないんです。でも、今回のアンコールの「WHO WE ARE !」で陽介が僕のことを抱きかかえていたように、3次元ではああいったパフォーマンスもできますね。メンバー間のやり取りも見てほしいです。

――最後の「WHO WE ARE !」すごくよかったです。

星野:超楽しかったです!

じゅね推し選手権の振り返り

――続いては「じゅね推し選手権」について。これ実は個人的にチェックしてたんですよ。たくさんのファンが『学芸大青春』についていろいろと発信をしていました。おひとりずつ感想をいただければと思います。

相沢:まずはこの企画に参加してくれたじゅねフレのみんな、ありがとうございます。僕ら全員でハッシュタグから全部の投稿を見ました。みんなで「この投稿素敵だね」なんて話もして。個性あふれる編集の仕方だったり、いろいろな愛が伝わってきました。それだけで僕たちのモチベーションになるので、ホントに参加してくれてありがとう。

星野:自分のことはもちろん、ほかのメンバーを推している人の投稿も見て、「優輝や将綺の良さ、分かってるな!」とか思って。「この子たち、俺の大好きなメンバーの良さをちゃんと分かってる!」というのを知られたのがすごく嬉しかったです。自分のことのように嬉しかったので、これからも僕たちのことをすみずみまで知ってもらって、好きになってくれたらな、と思います。第2回もやりたいし、やることになったらいい作品作ってね!(笑)

南:僕たちのことをより知ってもらうために、みなさんにも僕たちのプレゼンを手伝ってもらう、という企画だったんですけど。広まったかどうかという以前に、ホントにみなさんの愛を感じました。自分たちでも「こんなところを良いと思ってくれているんだ」ということが、作品の中にいっぱいありました。

自分では気付けていなかった、他のメンバーの魅力、自分の魅力を伝えていただいて、上手くいかないときの活力になる動画だと思いました。これからも元気が出ないときに見させてもらいますし、「恩返しができるように、今度やるときはもっと魅力が出るよう僕たちも頑張ろう」って思えたので、ホントにありがとうございました。

内田:(南さんに)言いたいことがほとんど先に言われた(笑)。

トーク中とかに会話が弾んでいる中で、ちょっとボケたりしてもあんまりボケが跳ねなかったときがあると、僕は「あれはもうちょっと間をこうするべきだった」とか「ワードチョイスをこうするべきだった」と反省することがあって。

でも今回、過去に反省してきたことを面白おかしく抜粋してくれて、動画として面白くなっていたのがすごく嬉しかったです。

仲川:僕はライブの前日に力をもらおうといっぱい見ました。ホントにみなさんすごく温かい作品をいっぱい作ってくださって嬉しいです。よりライブで楽しませようと思えたし、みなさんの作品で僕たちのことを初めて知ってくださった方もいて。

南:いたいた。

仲川:やっぱりみなさんの力ってすごいなって思うので、これからも力を貸していただきたいです。

相沢:今回たくさんの投稿があったわけだけど、中にはふだん動画の編集とかしていない子も多かったはずなんだよね。

南:そうだね。

相沢:初めてのことで難しかっただろうに、僕たちのためにこんなに頑張ってくれたことがすごく嬉しくて。一応「選手権」ということで特に印象に残ったものを選びましたけど、ホントはもっとたくさん選びたかったというか、すべての投稿が僕たちには嬉しかったです。

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