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音楽
May’nが『momentbook』で届けるメッセージ│大切な瞬間に寄り添える作品にしたい

「ただそばで寄り添う曲も、ひとつのメインテーマなんじゃないかなって」15周年を越えて訪れた気持ちの変化と新しい音楽づくり──移籍第一弾アルバム『momentbook』をリリースするMay’nにインタビュー

いま”この瞬間”の気持ちを一つひとつ丁寧に摘み取った、May’nのDigital Double レーベル移籍 第1弾アルバム『momentbook』が、6月30日(水)にリリースされる。

本作には全11曲を収録。前レーベルで発表したTVアニメ『魔法使いの嫁』OPテーマ「You」などのアニメ主題歌のオリジナル音源のほか、向井太一、田中秀和、h-wonder、Rin音、田中隼人・大石昌良など、豪華クリエイター・アーティストと共に制作した新曲6曲をパッケージした。そのうち5曲の作詞を自身で手掛けている。

Digital Doubleの田中宏幸プロデューサーに背中を押され、これまで書けなかった気持ちも「ひとりでも共感してくれる人がいるなら」と一歩踏み出して綴った、過去、現在、未来を描いた新曲たち。16周年を迎えた今のMay’nが贈る、”みんなのうた”である。

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「あんなに心が乱れたことは人生で初めて」

──6月1日に16年周年を迎えられ、今はどのようなお気持ちでしょうか。

May’n:15周年という大きな節目を経て、またここから15年間頑張っていこう!って気持ちです。16周年を迎えた月に移籍第一弾リリースのアルバムを出せるということがすごくうれしいなと。改めて音楽キャリアをスタートしていくぞと、気合いが入りました。

──15周年という大きな節目を記念したマンスリーライブ「1 to 5 -MUSIC-」の最終日、5月30日の中野サンプラザでの公演は、久しぶりの有観客で開催され、May’nさんもスタートから感無量の様子でした。

May’n:想像していた以上に感動してしまって。実は数年前から15周年はたくさんライブをして、直接ありがとうを言える場所を作りたいなと計画していたんです。コロナ禍となり当初予定していたようなライブはできなかったんですが、毎月オンラインライブを開催できたことは、すごく幸せだなと。オンラインライブを経たことで見えた新たな音楽性、ライブへのこだわりも確実にあるなと思っています。

ただ、オンラインライブではお客さんがいない状態だったので、「ここにみんながいてくれたらもっと楽しいのにな」と思っていました。だから最終日は扉が開いてみんなが見えた瞬間……もう感無量でした。でも1曲目の「キミシニタモウコトナカレ」で心が乱れることになるとは予想外で(笑)。

──オープニングから想いが溢れていましたもんね。

May’n:あんなに心が乱れたことって人生で初めてというか(笑)。今までも涙をこらえることができないライブはありましたが、それでも歌えていたんです。でももうあの時ばかりは、心臓が左右に動いたのが自分で分かって(笑)。歌がキープできなくなって、心を一度集中させました。あの感覚は15年間で初めてでしたね。どれだけみんなに会いたかったのか、みんながどれだけライブに必要なのか、改めて気づかされました。

──部員(ファン)の皆さんも同じ気持ちだったと思います。May’nさんの姿に見ている側もグッときました。

May’n:皆さんから「ああいう部長(May’n)を初めて見た」というお声はいただいて。あの日のセットリストの最初の3曲はどれもが私のはじまりの曲なんです。

May’n名義でのはじめてのリリース曲「キミシニタモウコトナカレ」に、本名名義のデビュー曲「Crazy Crazy Crazy -May'n Ver.-」、シェリル・ノーム starring May'nの最初の曲「射手座☆午後九時Don't be late」……と続けたんですが、自分自身のキャリアのデビュー曲は「Crazy Crazy Crazy」なので、オープニングはこの曲から始めようかなと思っていました。

でも「会えてうれしい」という気持ちを大事にしたいからこそ、クールにパフォーマンスをする「Crazy Crazy Crazy」ではなく、「キミシニタモウコトナカレ」からスタートすることにして。そうしたこだわりでセットリストを作っていたのですが、想像以上に……きてしまったというか。うまく説明できないんですけど、私、人の毛穴から出る物質があると思っていて!(笑)

──毛穴って、あの毛穴ですか!?

May’n:はい、あの毛穴です(笑)。あの日、(感染予防のため)みんな歌ってないし、コールアンドレスポンスもしてなかったのに、みんなの声が聴こえた気がしたんです。みんなが「届け!」って思いながら手を振ってくれているからこそ、声が届いたように思って。だから絶対に物質が出ています!(笑)

──確かに声が出せなくても声は聴こえるし、確かな熱さがある。一人ひとりの存在の大きさというのも改めて感じます。

May’n:同じ場に存在してくれる、いてくれる安心感は確実にあるなと思いました。皆さんもそうだと思うんですけど、私自身もここ最近はオンラインミーティングが増えて。ひさしぶりにメンバーやスタッフさんに会えるとトキメキがあるんですよね。そうしたトキメキはこれからも大切にしたいなと思っています。

──あのときのライブもそうだったんですけど「アイ・マイ・ミー・マイン ・May'n!」(OPENREC.tvで毎週火曜日20時より配信)の放送もすごく自然体で話されてますよね。

May’n:ええっ、見ちゃってるんです!?(笑) いや、ありがとうございます!

──(笑)。もちろん部員の皆さんとの信頼関係があるからこそだとは思うんですが、ここ最近のモードについて、May’nさん自身は変化を感じられていますか?

May’n:確かに、May’nとしての殻のようなものは無くなっているなと感じています。プライベートな自分とMay’n、その境目が無くなってきたというか。ありのままの自分としてステージに立てているし、ありのままの自分として言葉を届けられているなという意識があります。

それって自分が自信を持てるようになったからだと思うんです。自分が自然と自信を持てたわけじゃなくて、仲間がいてくれることに対する自信。ファンの方がいてくれて、部員が「部長!」って慕ってくれるおかげで、自分が自分らしく在れるんだなと。だから、本当にファンの皆さんのおかげだなと感じていますね。昔はMCとかも苦手でしたし(笑)。

──いまはMCも含めてライブを楽しまれていますよね。

May’n:安室奈美恵さんや、海外アーティストのライブに行ってたんですが、MCの多いライブってあまり見たことがなかったんです。だから「私は歌手なのに、なんで喋るんだろう? この時間に歌を届けたいのに」と思っていた時期もあって。でもプライベートでは人と喋ることが好きなんですよね。デビュー当時は、「May’nとして喋らなきゃいけない」という意識から緊張していたのかもしれません。そうした中でライブを部活として行ってきて、仲間が増えて。

「ファンの人に届けたい」というより、友だち、仲間に「ちょっと聞いて!」という感覚で喋れるようになって、どんどん楽しくなっていったんですよね。それは歌も一緒で、音楽を届けるうえでも「めっちゃ良い曲できたから聴いて!」という感覚なんです。ありのままの自分の言葉で、自分の音楽を届けられるようになってきたのかなと思います。

──May’nさんはレコーディングに関しても常にストイックに挑まれているイメージなんですが、今作はそれを感じつつも、少し肩の力を抜いて歌っているようにも感じました。そのあたりはいかがですか?

May’n:今回のアルバムのテーマは“等身大”だったんです。May’nとしてデビュ-してからは「メインテーマを届けたい」というコンセプトで曲を作ってきましたが、コロナ禍ということもあり、「みんなの日常に寄り添える音楽づくりをしたい」という意識が強くなりました。だからこそ、自然体な私で歌いたいし、言葉を大事に届けるためにも喋るように歌ってみたいなと。それで今までと違うボーカルテイクになったのかなと、自分で聴いても感じています。

──まさにそういう雰囲気というか。隣で「分かるよ!」「良いよね!」と喋りかけられているような気持ちになりました。

May’n:あ、それはすごくうれしいです! 誰かに分かってほしいじゃないですけど、共感をしてもらえる心強さってあるなぁと、ここ最近強く感じていて。悩んでいるときに「分かる!」と言ってもらえるだけで心が楽になることってあると思うんです。ただそばで寄り添う曲も、それはひとつのメインテーマなんじゃないかなって。

だから「私はこれが言いたいんです!」と主張するのではなく、受け取ってくれた人が「分かる」と思ってくれるような、そんな音楽を作りたいなって。そういう感覚で音楽を作ったことはこれまでのキャリアを振り返ってもあまり無かったことだなと思ってます。そういった意味でも、新しい音楽づくりになりました。

──今おっしゃっていたことは、Digital Doubleの田中宏幸プロデューサーともお話しされていたんでしょうか?

May’n:そうですね。レーベル移籍ということで新生May’nチームとなったんですが、実は田中さんとはもう10年くらいのお付き合いになるんです。もともとは『仮面ライダーフォーゼ』の主題歌「Giant Step」や、「Belief」(TVアニメ『タブー・タトゥー』のオープニングテーマ)や、WUGちゃん(Wake Up, Girls!)関係の活動でもご一緒させていただいて、私のことをずっと応援してくださっていたんです。だからこそ、田中さんは、May’nの日常感、等身大感、部長と部員の関係性を尊重してくれて。

田中さんから「May’nさんのパーソナルをもっと出すような楽曲を作ってみたら? ファンしか知らないMay’n、スタッフしか知らないMay’nの魅力っていっぱいあると思うよ」と言われたことをきっかけに、自分自身のパーソナルな部分を出してみようかなと。それで自分でも歌詞を書いてみて。

──今回はご自身で手掛けられた楽曲も多いですもんね。

May’n:そうなんです。田中さんから「May’nさんが書いてみては?」とご提案いただき、5曲の作詞とタイトルチューンの作曲をさせていただきました。

──ところで新生May’nチームはどんな雰囲気なんでしょうか。

May’n:ディスカッションをたくさんさせていただけるんです。まず「May’nのやりたいことはなに?」と聞いてくださって。私が言葉にしなかった思いも汲んでくれて、すごく心強い存在です。

田中さんは私自身のキャリアを踏まえたうえで「新しいことにチャレンジしてみようよ!」「May’nさんが聴いてきたダンス・ミュージックも、もっとやっていこうよ!」って提案してくれるので、すごくありがたいなと。作詞・作曲をする大切さも田中さんが話してくれていて。自分で作詞、作曲はこれまでもしてきましたが、タイアップ曲では作詞をしたことがないんです。作品の世界観を表現するときは、プロの方々に作詞をお願いして、私はボーカルに徹するという、ひとつのこだわりでもありました。

でも「いつかタイアップ曲も作れるようになったほうが良いと思うので、クリエイティブな部分をもっと磨いていきませんか?」って言ってくださって。確かにできないより、できたほうがいいなと。今後の未来を見据えたうえでアルバムづくりをさせてもらえたことに感謝しています。

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