「ただそばで寄り添う曲も、ひとつのメインテーマなんじゃないかなって」15周年を越えて訪れた気持ちの変化と新しい音楽づくり──移籍第一弾アルバム『momentbook』をリリースするMay’nにインタビュー

May’n×ナカバヤシ株式会社×オーイシマサヨシのコラボレーション

──最後の「未来ノート」もすごく素直な気持ちを出されていて。てっきりMay’nさんが事前にメモ的なものを渡されたのかなと思っていたんですが、先日アップされた動画を見たら、オーイシさん（クレジットは大石昌良名義）が全部書かれていたんですね。

May’n：そうなんです。この曲は今年設立70周年を迎えるナカバヤシ株式会社さんとのコラボ曲でもあるので、ナカバヤシさんのキーメッセージ「思い悩め立ち止まれ。それが君の前進だから。」というメッセージも汲み取った歌詞にしてくださっていて。

──ナカバヤシさんは手帳や文房具などで有名な会社ですが、どのようなキッカケでコラボレーションに至ったのでしょうか？

May’n：小さいころから文房具やアルバムなどでナカバヤシという文字を見るたびに、「自分と一緒だ」と思っていて。ナカバヤシ製品を自分のグッズのような感覚で使っていたんです（笑）。ある時、Twitterを通じて、ファンのかたがつないでくれたんですよ。「May’nさんの本名ってナカバヤシなんですよ」って感じで。

ナカバヤシのファイルなど、昔から名前に惹かれて愛用してます( ˆoˆ )/中林です https://t.co/3gLIWTMstU
— May'n (@mayn_tw) April 18, 2018

そうしたらナカバヤシさんが反応してくれて、私も「いつかコラボしてみたいです～！」……って絡んだのが3年前。そこからコラボレーションに至ったという。

──それはすごい……！

May’n：すごいですよね（笑）。本当に感謝です。この曲は、自分自身の15年間を振り返りながら歌える曲で。私の性格上……「一回書いたものは一生残るから、消せないと思って書けよ」くらいのマインドで生きてきたんですが（笑）、この楽曲で、書いて、消して、また直していいんだよってメッセージをオーイシさんがくれて。そう思うことで踏み出せる一歩ってあるなあって私自身も改めて気づかされました。

音楽の人生がこれからも続いていくなかで、いま、こういったメッセージをいただけたことで、より力強く前に進んでいこうって。より楽しみながら前に進めることができそうだなと思っています。

──この曲の中には＜焦らなくていいよ　つまずいていいよ＞という優しい言葉がありますが、チビMay’nはそうした言葉はつぶやかなかったんでしょうか？

May’n：私自身が「立ち止まるな、進め！」ってタイプなので（笑）。立ち止まってしまったときって、「焦らなくていいよ」というよりも「なんで立ち止まってるんだ！」って自分を責めがちだったんですよね。でも今なら「あの時があるから今がある」と思える。15周年というタイミングだからこそ歌える曲だなと思っています。

──あえて走らないように歩き＜足音強く強く　響かせて進め＞と高らかに歌う「Walk with moments」から、＜走ってた　走ってた＞と当時を振り返り＜そうだ進め立ち上がれ＞とメッセージを贈る「未来ノート」。不思議とつながりを感じますが、このはじまりとおわりは意図したものなんでしょうか？

May’n：偶然なんです！　偶然でありながらも、どちらも私自身が感じている今の気持ちなので、リンクした世界観になったのかなと思ってます。

──7月4日（日）にはオンラインイベント「momentbook on line」が開催されます。オンラインライブでアルバムの曲を聴くことができるのでしょうか？

May’n：お届けできると思います！　ライブで歌えることが今からとても楽しみです！

[インタビュー・逆井マリ]

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※7月6日〆切

▼インタビューはこちらhttps://t.co/1v5hQkixPy #mayn #ATCP07
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) July 2, 2021