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『閃光のハサウェイ』で『ガンダムUC』を観た20代の私の話【後編】

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でハマり、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』を観た20代の私の話【後編】|今回はちょっとまじめな話をします……!

私が感じた魅力①素敵すぎる大人の鏡な上司たち

『機動戦士ガンダムUC』には素敵な大人の上官たちが多く登場するなと感じました。しかも地球連邦とネオ・ジオンのどちらにも登場するのがとても良いと思います。組織の指針ではなく、敵対していてもその組織内にいる人は個人の立場で広い視野を持っている、というのがすごく心に刺さります。未熟なバナージを守りながらも世の中の現状を優しく悟してくれる上司、素敵ですよね。

地球連邦ではダグザ・マックールがバナージに”生身の心と役割”について話します。戦争禍で”生身の心”と”役割”は一見して反する物に捉えられますが……ダグザは”役割”を果たしつつも”生身の心”(己の信念)を大切にした姿を戦い方で見せてくれます。このシーン、すごく切ないですが、とてもかっこよかったです。自らを歯車と言ってしまいますが、決して機械ではない心があるというのが痛いほどわかります。

 
その後悲しみを背負いつつバナージはネオ・ジオンのスベロア・ジンネマンから砂漠で焚き火をしながら”人の矛盾と悲しさ”について考えます。「悲しいな 悲しくなくすために生きているのはずなのになんでだろうな」という台詞はとても心に刺さりました。過去の悲しみを乗り越えるためなのに、心が悲しむことになってしまうという矛盾です。より良くするために作ったはずの組織が社会を狂わせていくというのは、過去も現世もきっと未来も変えることはできないのでしょう。

バナージが人らしい心の塊だからこそ、戦争内での”信念と矛盾”がよりわかりすく感じるなと思いました。人として大切な心を持っている、敵同士の上官ですが大人の鏡です。心に問いかけるよう姿で、会話で学ばせてくる素敵な大人を数年後目指したいと思いました。

 

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