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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』名言・名台詞・名シーン集

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』名言・あらすじまとめ|心に響く名台詞とともに、ひとりの少女の愛の物語を振り返り!【『外伝』『劇場版』のネタバレあり】

暁佳奈先生の小説を原作とし、京都アニメーションが制作したアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。2018年にTVアニメ、2019年に劇場作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』、そして2020年に完結作『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開され、美麗な画作り、心震わすお芝居・音楽、感動的かつ普遍的な物語などが、日本のみならず世界中のファンを虜にしました。

幼少のときから戦争の“道具”として生きてきた孤児・ヴァイオレットが、戦争終結後、人々の想いをくみ取り手紙を代筆する職業「自動手記人形(ドール)」として働いていく中で、さまざまな感情と「愛」を知っていく姿を描いた本作。

登場人物たちの言葉はどれも、誰かに伝えたい「想い」があふれており、心に留めておきたくなるようなものばかりです。

そこで今回は、本作の印象的な名言(名台詞)を紹介するとともに、ヴァイオレットが歩んだ物語を振り返り! 印象的な台詞とともにヴァイオレットの成長と物語に思いを馳せてみてください。

本稿の2ページ目には、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』と『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のネタバレを含みます。ご注意ください。

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想いを綴る、愛を知るために。感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙――飾らないありのままの恋心をつづった手紙――去りゆく者から残される者への最期の手紙手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。作品名ヴァイオレット・エヴァーガーデン放送形態TVアニメスケジュール2018年1月10日(水)~4月4日(水)TOKYOMXほか話数全13話キャストヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依クラウディア・ホッジンズ:子安武人ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔カトレア・ボードレール:遠藤綾ベネディクト・ブルー:内山昂輝エリカ・ブラウン:茅原実里アイリス・カナリー:戸松遥ルクリア・モールバラ:田所あずさティファニー・エヴァーガーデン:沢田敏子ディートフリート・ブーゲンビリア:木内秀信ローランド:各務立基リリアン:引...
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
想いを綴る、愛を知るために。感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙――飾らないありのままの恋心をつづった手紙――去りゆく者から残される者への最期の手紙手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切な人。代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。──心から、愛してる。人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。しかし、...

目次

TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』名言・名台詞まとめ一覧(前半)

「ヴァイオレット。君は生きて……自由になりなさい。心から……愛してる」(第1話 ギルベルト)

本作のすべての始まりとなる言葉。

「戦闘人形」と恐れられた少女兵・ヴァイオレットの上官にして、幼少からずっと家族同然に面倒を見てくれた少佐(ギルベルト・ブーゲンビリア)が、最後の作戦中、瀕死の重傷を負った中で「愛してる」という言葉を残します。

しかし戦いの中だけを生きてきたヴァイオレットは、「あい」とはなにかを知りません。困惑し、涙を浮かべながら、両腕を失くした状態で必死に少佐を助けようとしますが、無情にもふたりは瓦礫に飲み込まれてしまいます。

次に彼女が目を覚ましたとき、傍らに少佐の姿はなく、大戦が終結していることが告げられます。少佐には「今は会うことができない」ということで、彼の親友クラウディア・ホッジンズが彼女の面倒を見てくれることに。

こうしてヴァイオレットは、ホッジンズが社長を務めるC.H郵便社に身を寄せることになります。

「知りたいのです! 『あいしてる』を……知りたいのです」(第1話 ヴァイオレット)

少佐のことや環境の変化に戸惑いながらも、今の自分にできることを黙々とこなすヴァイオレット。

そんなとき、「愛してる」の言葉が聞こえてきます。それは、手紙の代筆業「自動手記人形(ドール)」が恋文の文面を考える中で発した言葉なのでした。

ヴァイオレットはドールの仕事がしたい、と社長室の扉を開きます。理由を尋ねるホッジンズに彼女はこう返すのです。「『あいしてる』を知りたいのです」と。

命令がなければ決して動かない、ただ少佐のためだけに生きてきた彼女が初めて見せた自分の意志。少佐が別れる前に最後に残してくれた言葉の意味を、気持ちを知りたい、という切実な想いを受け取ったホッジンズは、ヴァイオレットがドールとなることを認めるのでした。

「言葉には裏と表があるの。口に出したことがすべてじゃないのよ。人の弱いところね。相手を試すことで自分の存在を確認するの。裏腹よね」(第2話 カトレア)

これまで戦争に必要なこと以外はほぼ教わらず、少佐以外の他者との会話もほぼなかったヴァイオレットは、軍人としての報告書のような、依頼人が言ったことをそのまま綴るだけの手紙を書いて怒らせてしまいます。

なぜ怒られたか分からずにいた彼女に、C.H郵便社の人気NO.1ドールであるカトレア・ボードレールが優しく教えてくれたのがこの言葉です。

この一件で彼女は、内に秘めた思いと外に出てくる言葉は必ずしも一致せず、むしろ真逆になることもある、でもそこにこそ人の本当の思いが隠れている、という大切なことを学びます。

たとえ向いていないと言われようとも、人にも気持ちにも真っ直ぐに向き合うヴァイオレット。そのひたむきで、どこまでも純粋な姿は、同僚のドールたちにも大きな影響を与えていくことになります。

「良きドールとは、人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるもの。あなたは今、その一歩を踏み出したのです。ヴァイオレット。あなたが良きドールになりますように」(第3話 ローダンセ)

ドールの育成学校に通うことになったヴァイオレット。持ち前の任務遂行能力の高さで、タイピングの速さや正確性、学科の成績は非常に優秀でした。しかし、手紙を書く(想いをくみ取る)という点でつまづいてしまいます。

そんな中、学校で出会ったのが、兄とふたりで暮らす少女・ルクリア。親を戦争で亡くし、ふさぎ込んでいる兄になんと言葉をかけていいのか分からず、涙を浮かべる彼女に寄り添う中で、少しずつ人の気持ちを理解していきます。

最後には、「生きていてくれるだけ嬉しいの」という彼女の本当に伝えたい想いをくみ取り、見事な“手紙”を書き上げ合格。そのときに教官・ローダンセから「良き自動手記人形の証」とともに贈られたのがこの言葉です。

ドールとして大きな一歩を踏み出したヴァイオレットは、ここからより本格的に人の心に触れていき、成長していくこととなります。


 

 

「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス――ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」(第4話 ヴァイオレット)

思わず見惚れてしまうような美しいカーテシー(西洋の挨拶法)とともに、朗々と告げられるヴァイオレットのドールとしての口上。

4話で初登場し、以降は依頼人の前で必ず披露される、彼女のアイコンともいえる台詞となっています。

「ヴァイオレットだ。成長すればきっと君はその名前にふさわしい女性になる。君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」(第4話 ギルベルト)

ヴァイオレットが昔を振り返ったときに思い出した、少佐が自分に名前を付けてくれたシーンの言葉。

名前のない戦災孤児である少女に、親代わりの軍人・ギルベルトは傍らに咲いていた美しい花の名を名前として与えます。

当時の彼女はまだ幼かったにも関わらず、このときの少佐の声も、表情もはっきりと思い出せます。それほどまでに、彼女にとって彼は“世界そのもの”ともいえる大きな存在なのです。

ちなみにヴァイオレットとはスミレのこと。さらに余談ですが、紫色のスミレの花言葉のひとつは「愛」となっています。本作には花の名前が冠された主要人物が多く、花言葉も合わせて調べてみると、より作品を深く楽しめるかもしれません。

「大切な人と別れるということは……二度と会えないということは、こんなにも寂しく、こんなにも辛いことなのですね」(第7話 ヴァイオレット)

多くの依頼をこなし、徐々に人の気持ちが理解できるようになってきたヴァイオレットはある日、人気戯曲家・オスカーからの依頼を受けます。

愛する妻と娘を亡くし、悲嘆にくれ、戯曲が書けなくなってしまったオスカー。彼が語る悲痛な思いを聞いたヴァイオレットは、静かに涙を流しながら、この言葉をつぶやきます。

ヴァイオレットの助力もあり、ついに娘にあてた戯曲を完成させ、感謝するオスカー。しかし、ヴァイオレットの表情は晴れやかではありません。

かつて自分が戦争で多くの敵国の兵士を殺し、その人と家族の時間を奪っていたことを実感してしまったからです。

そして、郵便社に帰ってきたヴァイオレットは信じられない事実を知ってしまいます。「少佐は生死不明の未帰還兵」だと。


 


 
 
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