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秋アニメ『ルパン三世 PART6』峰不二子役・沢城みゆきインタビュー

峰不二子という大女優といろんなドラマの撮影に行っている気分――秋アニメ『ルパン三世 PART6』沢城みゆきさんインタビュー│ずっと見ていた小林清志さんの戦い

個人的には、“小池ルパン”の格好いいルパンにしびれます。

――これまでもさまざまな展開、メディアミックスなど行ってきましたが、今後の展開で期待することを教えて下さい。

沢城:ひとつは、“小池ルパン”(小池健さんが監督を務めた『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ)がまだ完結していませんので、それを完走する楽しみがあります。

それから、今回改めて『PART4』以降のシリーズを少し見直してみて、私たちになってからどの作品もチャレンジングだと思ったんですね。今回の『PART6』に関してもそうで。これまでは新しいもの、新しい役柄が来ることに及び腰だったんですけど、今回はいつも以上に経路の違うスパルタさがあって、それを終えた今、こうなったらもっともっとチャレンジングな中に居続けたいという気持ちが、急に(笑)湧いてきました。

次はどんな色に染めてもらえるんだろう? そんな前のめりに次の台本を楽しみにする気持ちが芽生えてきましたね。

――『金曜ロードショー』TVスペシャル『ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト』(2019)の西田シャトナーさんの脚本もチャレンジングでした。

沢城:舞台の脚本家さんですよね。あの回は清志さんが「ルパンはこうでなくちゃ」「これが面白いんだよ」と開口一番おっしゃっていたのが印象的でした。たぶん、しばらく(お話が)難しかったんですよね。

特に『峰不二子という女』なんかは(シリーズ構成が)岡田麿里さんだから余計難しくて(笑)。そういう時を経て、非常にスタンダードな『カリオストロ』の血を継ぐルパンだったと思うんです。

――毎回違う色を見せつつ、ちゃんと『ルパン三世』として収まっているのも素晴らしいですね。

沢城:結局、そうやって収まるのは作家の人たちが『ルパン三世』を好きでいてくれるというか、『ルパン三世』の世界を大事に書いてくれるからだと思います。

――ちなみに、『ルパン三世』はアニメ化50周年を迎えましたが、沢城さんが最初に見たのはどの作品ですか?

沢城:黄色い車の上でルパンがゴロンとなって、ありゃってなるシリーズ(ルパン三世 PART2)ですね。それの再放送を夕方になんとなく見ていた世代です。

きちんと意識して見たのは『ルパン三世 ワルサーP38』とか『ルパン三世 炎の記憶 ~Tokyo Crisis~』とか。このあたりから「明後日ルパンだ」「明日ルパンだ」「今夜だ。お風呂に先に入って見るぞ」って。そういう楽しみなイベントとして毎年『ルパン三世』がありましたね。

――ということは、赤ジャケットのルパンですね。今回は原点回帰の意味合いもあってエメラルドグリーンのジャケットですけど、沢城さん的には何色のジャケットのルパンが好きですか?

沢城:私、小池ルパンで描かれるルパンが好きなんですよ。赤ジャケットを着た“ファミリールパン”とはまた違ったダークな魅力のルパン。栗田さん(演じるルパン)は、いっぱい楽しませようとしてくれる赤ジャケットのファミリールパンも当然素敵なんですけど、1番ヤニ臭いと言いますか、小池さんのルパンの時は、隣で聞いていて本当にしびれます。

――では最後に、楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

沢城:この秋から、アニメ化50周年を記念して『ルパン三世 PART6』が始まります。今回は「ルパンVSシャーロック・ホームズ」がメインとして描かれますけど、プラスαとして本当に豪華な方々が脚本家として参加してくださっています。

驚くほどそれぞれのルパンカラーがあって、そこも楽しんでもらえるシリーズとなっていますので、ぜひぜひご並走いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

[取材・文/千葉研一 撮影/鳥谷部宏平]

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TVアニメ「ルパン三世 PART6」作品情報

2021年10月より日本テレビ系全国放送開始!
日本テレビでは10/9(土)24時55分より放送開始
※各局の放送日時は公式 HP でご確認ください

配信:Hulu 他配信サイトで配信予定
※配信先情報は、公式 HP で順次公開

 

イントロダクション

その男の名はルパン三世。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持つ大泥棒。

宝石、美術品、隠された財宝、不老不死の秘密、はては可憐な少女の心まで、彼に盗めぬものは何ひとつない。

相棒は凄腕ガンマンの次元大介。そして、居合抜きの達人・石川五ェ門。類まれな美貌と頭脳を持つ魔性の女・峰不二子。

執念で地の果てまでルパンを追い続ける銭形警部。

そんな個性豊かな面々とルパンが繰り広げる、ハードボイルドで、スリリングで、コミカルで、エキセントリッ
クな物語――。

モンキー・パンチが生み出したコミック『ルパン三世』は、それぞれの時代の空気を取り込みながらアニメーションで展開され、世界中のファンを虜にしてきた。

そして2021年。アニメ化50周年を迎える今、ルパンがまた、動き出す!

新作アニメーション『ルパン三世 PART6』は、ルパンを紐解く2つのキーワードでストーリーを展開。

1クール目は、〈ミステリー〉! 王道かつ斬新な、謎多き物語が幕を開ける。

そのシリーズ構成を務めるのは、映像化作品多数の推理小説家でありアニメ・特撮の脚本も手がける、大倉崇裕。そして各話脚本にはゲストとして、辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえ、押井守が参加。

小説界・アニメ界を賑わす、豪華な顔ぶれが名を連ねる。

エメラルドグリーンの背広に身を包んだルパンが繰り広げる、新世界のための〈原点回帰〉ーークール&ミステリアスな冒険を見逃すな!!

 

ストーリー

舞台はロンドン。

ルパンのターゲットは、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝――

その手掛かりとなる一枚の絵。

立ちはだかるスコットランド・ヤードやMI6。ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。そして、ルパンの前に現れた探偵――その名はシャーロック・ホームズ!

シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣のオムニバスエピソードが絡み合う、謎多き〈ミステリ・ルパン〉が今、幕を開ける!

 

スタッフ

原作:モンキー・パンチ
監督:菅沼栄治
シリーズ構成:大倉崇裕
キャラクターデザイン:丸藤広貴
美術監督:松宮由美、備前光一郎、小倉宏昌、西澤 航、李 凡善、竹田悠介
色彩設計:宮脇裕美
撮影監督:佐々⽊明美
編集:吉武将人
音響監督:清水洋史
音響効果:倉橋裕宗
音楽:大野雄二
メインテーマ:「THEME FROM LUPIN III 2021」
作曲:大野雄二、編曲:大野雄二、演奏:Yuji Ohno & Lupintic Six with Friends
制作:トムス・エンタテインメント
製作:ルパン三世PART6製作委員会

 

キャスト

ルパン三世:栗田貫一
次元大介:大塚明夫
石川五ェ門:浪川大輔
峰 不二子:沢城みゆき
銭形警部:山寺宏一
八咫烏五郎:島﨑信長
アルベール・ダンドレジー:津田健次郎
ホームズ:小原雅人
リリー:諸星すみれ

 
公式サイト
公式ツイッター(@lupin_anime ハッシュタグ:#ルパン6)

(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
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