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音楽
『最果てのパラディン』ED主題歌 やなぎなぎインタビュー

『最果てのパラディン』ED主題歌「標火」 やなぎなぎさんインタビュー|「その人の歩みが標(しるし)となって、それが誰かを照らす灯火になって、何代も続いていくというイメージでつくりました」

さまざまな作品を世に送り出し続け、来年、ソロデビュー10周年を迎える音楽家・やなぎなぎさん。現在放送中のTVアニメ『最果てのパラディン』エンディング主題歌「標火」(しるしび)が11月3日(水)にリリースされます。

22枚目のシングルとしてリリースされる本作には、「標火」のほか、TeddyLoidさんが作曲・編曲を手掛けた「escape from boredom」、さらにやなぎさんが実際に見た夢のメロディーから膨らませた「recollection note」がパッケージ。

<命の先に辿り着いた意味を探して>――転生した異世界で聖騎士(パラディン)として、覚悟を背負って歩みを続けるウィルの生きざまと重ねると、より震えるものがある「標火」。どんな思いで作られた曲なのか、オンラインで教えてもらいました。

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歩みが誰かの灯火に

――「標火」はどういったところから制作がスタートしたんでしょうか?

やなぎなぎ(以下、やなぎ):『最果てのパラディン』のお話をいただいたあと、作品のシナリオを読んだんです。「ああ、すごく好きなお話だな」と。ここ最近アニメでも異世界転生モノって多いと思うんですけど、その中でも転生後の世界が王道のファンタジーになっている印象がありました。

前世があることの意味もあるんですが、転生後の世界が0から100まで作り込まれたファンタジーの世界で。辿り着いた世界にどういう意味があるのか、どう生きることに意味があるのかがテーマになっているように感じたので、自分自身で詞と曲を書かせていただいたんですが、そうした世界観を全体的に包めるような楽曲にしたいなと思ってつくりはじめました。

――なぎさん自身はファンタジーや異世界モノはお好きですか?

なぎ:私自身もファンタジーはよく読んでいて、例えば『十二国記』(小野不由美の小説)も大好きなんです。『十二国記』は転生した世界というより、並行しているもうひとつの世界の中で自分が変わっていくお話ですけど、『最果てのパラディン』から、そこに近しいようなファンタジーを感じました。

 

 

――そこからはどのような流れで?

なぎ:最初に仮歌詞でワンコーラスをお送りしました。いわゆる1番なんですけど。自分用に入れていた仮の歌詞もすごく気に入ってくださったようです。「今当てていただいている歌詞もすごく良いです」というお返事があったので、そこから広げていきました。

――なぎさんの中でキーとなった言葉があったのでしょうか。

なぎ:タイトルにもなっている“火”ですかね。灯火をはじめ、歌詞にいろいろな形で出てくるんですが……作品の中では、信仰対象として灯火の神様が出てきていて。

――火は作品のキーワードでもありますね。

なぎ:そうなんです。灯火が自分の道を照らしてくれる愛情だとしたら、もらった愛情を自分も灯火に変えて、何代も届けていったら良いなって気持ちになって。自分のやってきたことが標(しるし)になって、それが誰かに見える灯火になって繰り返し続いていく……といったイメージを作品からいただきました。

――まさになぎさんの作品も、誰かの標火、灯火になっていると思います。

なぎ:ありがとうございます(笑)。なれているかは分からないんですけど、そういう意味でいうと、自分自身も「音楽で表現をしてみたいな」と思ったのはいろいろなアーティストさんの影響があったからなので、それを灯火に例えるとするなら、自分の楽曲を聴いてくださっている方も、そこから何か作りたいなと思って下さったらうれしいなとは思います。

――そう考えるとすごくロマンティックですね。

なぎ:そうですね、ロマンがあります。

――歌詞の中では、タイトルの「標火」ではなく<灯火>などの言葉を使っていますが、敢えてタイトルを「標火」にした理由というのはなんだったんでしょうか。

なぎ:自分で作った言葉なんですが、ひとりの主観を軸にして書いた歌詞だったので、“その人が灯してきたものは、その人だけのもの”という意味も込めて、どこにもない言葉にしたいなと思っていたんです。自分の歩いたものが標になって、誰かを照らしているという意味で、タイトルは「標火」にしました。歌詞の中では、歩みを明確にするために<灯火>にした感じですね。

「照井さんのギターを聴きたい」という思いから

――レコーディングはいかがでしたか?

なぎ:編曲の照井(順政)さんにも来ていただいて一緒にやっていたんです。誰かがレコーディングに立ち会って下さるとき、レコーディング前にセルフでプリプロをしているんです。それを事前に聴いていただいて「こういう感じで歌おうと思うんですけど」ってご相談をして。照井さんが「すごく良い感じです!」と言ってくれて、本番ではそれをブラッシュアップしていく感じでした。

――照井さんに編曲をお願いする際に、何かリクエストされたことはあったんでしょうか?

なぎ:いちばん言っていたのは「照井さんのギターが聴きたい!」ということです(笑)。

――特にDメロ前のギター、めちゃくちゃカッコいいですよね!

なぎ:カッコいいですよね! あれは私が聴きたかったというだけなんですけど(笑)。照井さんが「最近あまりソロを弾いていない」とおっしゃっていたので、「今回はガッツリ弾いてもらえませんか?」とお願いしました。

――照井さん、よろこばれたのではないでしょうか?

なぎ:どうでしょうか(笑)。「ひさびさに弾いたわ~!」とはおっしゃっていました。今度聞いておきますね(笑)。

――ぜひ(笑)。全体を通してギターの音色はアクセントになってますよね。火がテーマになっているだけあって、静かに燃えるような熱さのようなものを音色から感じるなって。

なぎ:それはもうおっしゃる通りで。楽曲としてめちゃくちゃ音数が多いわけでもなく、サビもそこまでガツンといくわけではないんですけど、ずっと走り続けているような感じがあって。ピアノとユニゾンする瞬間も熱いなと。

――ギターソロの直前にある、<咏(うた)ってくれると信じてる>という言葉にグッときました。そこからの展開がまたドラマティックで。

なぎ:そこから最後までの流れは、それまでとは打って変わってといいますか。その言葉を境界に熱く展開していこうと意識していました。ブレイクする部分でハッとなって、ラストのサビに歌詞にはいちばん言いたかった<君と僕の願いだ>という言葉を入れて。それまで一方通行だったものが、ここでやっと双方になります。

――今回収録されるライブ音源を何度も聴いていたこともあるかもしれないんですが、ライブでなぎさんの歌声を聴いているような気持ちになりました。

なぎ:ああ、なるほど。自分では意識していなかったんですけど、全体を通して流れのある曲なので、自然とそうなったのかもしれません。

――アニメサイズのみならず、フルで最後まで聴いて欲しいですね。

なぎ:そうですね、ぜひぜひ!

――アニメはまだ放送前ですが(取材時は放送前の10月上旬)、なぎさんは事前にご覧になられたのでしょうか?

なぎ:皆さんと同じタイミングで拝見させていただく感じなんです。だからすごく楽しみにしていて。ファンタジーってアニメーションにしがいがあるものだと思っていて。文字で想像していたものが、どんな景色になるのかが楽しみです。

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