TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』乃木園子役・花澤香菜さんインタビュー|「ひとりで抱え込むことが当たり前だった彼女に、頼もしい仲間達がいることが嬉しいです」【連載12】
2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。
アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第12回目となる本稿では、乃木園子役・花澤香菜さんへのインタビューをお届け!
もう園子とは長い付き合いになったと語る花澤さんが、彼女を演じる際に大事にしている事とは……!?
「UDON!」とシャウトしたのは人生初です
――2014年10月放送だったアニメ第1期から数えて7年目となりました。今回で3期目ですが、シリーズの変わらない魅力をひとつ教えてください。
乃木園子役・花澤香菜さん(以下、花澤):残酷だけれど……戦うたびに成長していくみんなの姿や、どんどん絆が深まっていく様子に惹きつけられます。
彼女達のまったり幸せな時間もちゃんと描いて油断させてからの厳しい戦いに、心が揺さぶられます。ずるい!
――第3期を実際にご覧になっていかがでしたか?
花澤:アフレコしてからしばらく経っての放送だったのですが、出来上がった映像の素晴らしさにひょえーっとなりました。そして今回バラバラの収録だったので、最終的にどんな風になったのか、一視聴者としても新鮮に楽しんでいました。
――改めて園子を演じた感想をお願いします。
花澤:相変わらずの天真爛漫さで、やっぱり園子ちゃんを演じるのは楽しいなぁ! と思いました。第一話から、まさかデスメタルバンドのボーカルになるとは…「UDON!」とシャウトしたのは人生初です。ありがとう園子ちゃん。
――園子は物語のカギを握っているところがあったり、ぶっ飛んだところと冷静なところの二面性だったり、なかなか難しい役どころなのではないでしょうか。演じる際に気を付けたor意識していたことを教えてください。
花澤:もう彼女とは長い付き合いなのもあって、今は純粋にはじけてるなぁとか、無理して明るくしてるなぁとか、怒りを抑えてるなぁとかが、自然とわかるようになってきました。特に大切にしているのは、「仲間を守る」という気持ちと、みのさん(※『鷲尾須美の章』の登場人物・三ノ輪銀のこと)を想う気持ちです。
――第3期での園子の印象や、魅力的だと感じた部分も教えていただけますでしょうか。
花澤:今までは誰にも頼らずひとりで大人達と戦ってきましたが、3期では勇者御記をみんなで読んだり、みんなに相談する場面もあってホッとしました。ひとりで抱え込むことが当たり前だった彼女に、頼もしい仲間達がいることが嬉しいです。
成長が止まらない彼女がずっと魅力的です。