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TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』シリーズディレクター・唐澤和也さん&プロデューサー・内藤圭祐さんが語る、ダイたちと走り抜けた1年間と2年目への意気込み/インタビュー

日本が誇る国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズを基に、1989年~1996年にかけ「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(原作:三条陸・作画:稲田浩司)。本作の新アニメ化作品として2020年10月から放送されているTVアニメが2年目へ突入し、いよいよ物語も佳境に差し掛かりました。

そんな今が熱い『ダイの大冒険』ですが、アニメイトタイムズではこの機会にシリーズディレクターを務める唐澤和也さんと、東映アニメーションのプロデューサー・内藤圭祐さんへのインタビューを実施。

おふたりには『ダイの大冒険』という作品との出会いから制作の上での苦労、一部ファンの間で話題になったネタや、アフレコ時の声優さん方とのエピソードまで根掘り葉掘り様々な事を伺いました。

往年のファンから今後に期待しているアニメ初見の方々まで、必見の内容です。ぜひダイやポップらアバンの使徒たちのこれまでの冒険を本インタビューで振り返り、これから先の物語に想いを馳せてみてくださいね!

 

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『ダイの大冒険』が大好きな人たちの、こだわりと熱意が柱に

――アニメイトタイムズでは『ダイの大冒険』に関するインタビューは初めてになりますので、まずは再アニメ化が決まった経緯からお願いします。

内藤圭祐さん(以下、内藤):ゲーム化を前提としたプロジェクト立ち上げの気運が高まったのが最初です。その流れから、旧作(※1991年に放送開始された過去のTVアニメシリーズ)の際に弊社でアニメ化を担当したご縁からお声がけをいただきました。

東映アニメーションとしても次なる強いIPを求めていたので、この話は願ったり叶ったりで、絶対成功させてやるという気概をもってプロジェクトを進めて参りました。

 

――ありがとうございます。それでは放送開始から1年が過ぎ2年目に突入しましたが、これまでを振り返ってみていかがですか?

唐澤和也さん(以下、唐澤):ようやくここまできたなと。放送開始から作品自体が持つ熱が冷めることがない印象があり、手ごたえは強く感じています。物語が進むごとにファンのみなさんが「見たかったあのエピソードがきた!」と盛り上がってくれている事も大きいです。

今の子供たちにも喜んでもらい、原作や旧アニメを知る親御さんと一緒に今回のアニメ『ダイの大冒険』を観て欲しいという、当初からの目標も叶ってきています。公園や床屋に出かけると、「自分が子供の頃に好きだった作品を、今になって子供と見ることになるとは」みたいなお父さんたちの会話を聴くことがあるくらいです。

内藤:放送開始からの1年はあっと言う間でした。この作品は何年も前から準備に動いていたので、そこから考えると結構な年月が経ったものです。毎週放送する大変さはもちろんあるのですが、自分たちもダイたちと一緒に冒険している、一緒に戦っているような気分です。

――唐澤さんは、シリーズディレクター(※他社のアニメ作品でいう監督のお仕事)が決まった際にプレッシャーなどはありましたか?

唐澤:もちろんです。特に弊社で過去にアニメ化した作品なので、そこをリスペクトしつつ、どう超えていくかを大事にしたいと思いました。原作の最後まで描く事は決まっていたので、今の子供たちに向け、『ダイの大冒険』の魅力をどう形にしていくのかをいつも考えています。

――おふたりとも、元から『ダイの大冒険』は元々お好きだったのでしょうか?

唐澤:めちゃくちゃ好きでした。シリーズディレクターの話がきた時も、複数作品の中からどの作品のシリーズディレクターを担当したいか? と上司から話があったんです。そこで選んだのが『ダイの大冒険』で、アニメで完結させるならば自分がやりたいと直訴しました。

元々姉が漫画を読むのが好きだった影響で、最初から家に原作本があって。それを拝借して読んだのがこの作品との出会いでした。当時のアニメも観ていたので、まさかその週十年後に自分が再アニメ化に携わるとは……という想いもありました!

内藤:唐澤くんと僕はほぼ同世代なので、『ダイの大冒険』はドンピシャ世代なんです。自分は91年の旧アニメから入ったのですが、物語の途中で終わってしまった事も含めて強く印象に残ってました。その当時は傘を片手に、“アバンストラッシュ”をはじめとする必殺技を真似していた記憶があります。

 

――原作の最後まで描く上で目指したこと、目標だったことも教えてください。

内藤:旧アニメでは途中で終わってしまった「バラン編」を、今度はもっと盛り上げるんだという意識は高かったです。

唐澤:映像面ですと、原作漫画の良さを最大限に引き出すことが仕事なので、原作の意図やキャラクターの感情ひとつひとつを、アニメで殺さないようにしました。これに加えて映像化だからこそ出来る部分である、時間の流れなども含めて考えています。

スタッフはみんな『ダイの大冒険』が好きで集まってくれたので、「バラン編」は熱量がとても感じられました。「旧作で区切りになった部分を超える時がきた!」みたいな雰囲気で制作に臨んでいました。

――視聴者視点で見ても「バラン編」はアクションシーンや声優さん方の演技も凄まじい迫力で、圧倒されてしまいました。

唐澤:演出さんも作画さんも『ダイの大冒険』が好きだったので、一致団結してとてつもない物になりました。第31話「父と子の戦い」は宮元宏彰さん(※監督作に『スター☆トゥインクルプリキュア』『ONE PIECE FILM GOLD』など)が演出なのですが、最初からどれだけ盛り上げていくのかプランがありまして。

シリーズディレクターの自分としてはここで最大限の盛り上がりを作りたかったので、ひたすら迫力のある映像を追及してくださいとお願いしました。作画枚数には基本的に制限がありますが、 この話数では10000枚に届くか届かないかまで作り込んでいます。

CGと作画の融合、互いの長所を活かすことに挑戦するというテーマもありまして、昔は出来なかった映像技術を取り入れ、キャラクターたちの技や背景などでCGの力を借り、迫力ある映像を作っています。バラン編でいうと、城に突っ込んでそれごと破壊するシーンがあるのですが、作画でやるとTVシリーズではカロリー的に不可能なのでCGにお願いしました。

――ありがとうございます。それでは作品についても伺っていきます。まずは、2年目に入って流れるようになった新たな主題歌や、オープニング&エンディングの映像についてお願いします。

内藤:どんな楽曲にしたいかという部分から唐澤くんに入ってもらい、担当するアーティストさんへご相談しました。アーティストさん方にはご自身たちの世界観を出していただきつつ、物語に直結する歌詞に関しては、こういうフレーズが欲しいみたいなやり取りはしましたね。

唐澤:オープニングとエンディング、どちらも最終話のイメージで作りたかったので、それを基にオーダーを出しています。後は『ダイの大冒険』を連想させるようなワードを入れて欲しいとかです。それぞれのアーティストさんの作家性で表現する、彼らなりに『ダイの大冒険』を噛み砕いた楽曲を要望しました。

絵作りの方ではちょっとした狙いがありました。オープニングについては、子供たちや初めて見るファンと既存のファンを、あのダイの剣が佇む岬の光景に帰結させたいと思っていたんです。

既に原作で『ダイの大冒険』を知っている人は映像からどのシーンかわかると思いますが、初見の人はあのイメージの羅列が何を示しているのかまだ理解が及ばない筈です。そうすることで、伏線的に大事そうだなと感じ取って貰えるんじゃないかと考えました。

ふたつの価値観が物語の終着点に辿り着いた時、あの景色に帰結するよう構成したかったんです。

 

――まさにその狙い通りの感想を抱いた人は多かったと思います。

内藤:アニメのオープニングなので、あれくらい情報量を多くして派手にしたほうが掴みとしてはいいんです。原作が完結しているからこそ制作できた映像だと思います。

――エンディングのほうも聞かせてください。

唐澤:エンディングも同じ趣旨で、『ダイの大冒険』の世界観を表現するところから発想しました。用いられる楽曲が「名前」というタイトルで、広い意味での対人関係やダイとバランの関係性がふわっと詰め込まれた曲になっていたんです。

演出は若手の広末悠奈さん の感性で作ってもらったのですが、ダイとバランの親子関係に感化されていて。その部分を盛り込んでいます。


 

(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 (C)SQUARE ENIX CO., LTD.
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