アニメ『トモダチゲーム』沢良宜 志法役　宮本侑芽さんインタビュー｜志法の意固地なところが自分との共通点、印象的なディレクションは「志法は正義マンだ」!?【連載 第2回】

収録はほぼ5人一緒に収録。宮本さんが感じた共演キャストの印象とは？

――収録は5人組で演じることが多いそうですが、収録時の裏話やおもしろかったことは？

宮本：皆さんとは「初めまして」ではありませんでしたが、千晃さんとガッツリ掛け合いをしたことが今までなくて。千晃さんのお芝居はずっと素敵だなと思っていましたが、今回の友一はたくさんのセリフをしゃべる役なので、「どういうお芝居をされるんだろう？」とずっと観察しています。

千晃さんは淡々と、ひょうひょうとした役を演じることが多い印象がありましたし、ご本人も柔らかい雰囲気がある方だなと思っていました。でもいざマイク前に立って友一を演じられている姿を見ていると、背中を大きく感じて。細身の印象でしたが意外にガタイがよかったので、「こういうところからセリフの力強さや説得力が出ているのかな？」と思ったんです。文化部のイメージだったので、「千晃さん、運動何かしてましたか？」と聞いみたら、運動部に所属していたとのことで。仲良くなればなるほどギャップが沢山あって、興味津々でいつもお話聞いています！

(美笠天智役の)濱野(大輝)さんとは映画の趣味が一緒で。マーベル作品が好きで、よく映画の話をしています。(心木ゆとり役の)天野(聡美)ちゃんとは一緒にボードゲームをしたこともありますが、私のことをよくお姉さん扱いしてくるんです。年齢もそれほど変わらないのに(笑)。(四部 誠役の)大野(智敬)さんとは以前から知り合いでしたが、初めて作品で掛け合いすることになって嬉しいです。収録中にいつも演技について「素晴らしいね」と声をかけてくれます。

――前回の小林さんへのインタビューで、ボードゲームがお好きで、ご自身でも持っているとおっしゃっていたので、一緒にプレイされてみては？

宮本：そうなんですか？　

――でも初心者の人によく負けてしまうとも。

宮本：優しいからなのかも。実はYouTubeの企画で5人でさまざまなゲームにチャレンジしたので、ぜひ楽しみにしていてください。 この5人は本当に仲がいいし、雰囲気もいいんですよね。まるで、作中のようにクラスメイトのような。

――ここで皆さんへの共通質問を。友一たちは高校2年生ですが、高校2年生の時はどんな学生でしたか？　また思い出に残っている出来事は？

宮本：部活少女でした。中高一貫校に通っていましたが、その5年間ずっとダンス部でした。高2で引退するシステムで、最後の年は部長を務めていました。最後の公演が終わった直後にサプライズで後輩たちが花束を渡しに来てくれて、号泣したことを覚えています。

――宮本さんは子役としても活動されていたので、その時にはお仕事もされていたのでは？

宮本：お仕事もやっていました。塾にも通っていたので、とても忙しい日々を送っていました。そのおかげでばっちり体力がつきました(笑)。

――まさに「文武両道」ですね。

宮本：目指していましたね。事務所の先輩の上村祐翔くんは大学に進学して、教員免許も取得して、さらにお仕事もちゃんとされていたので、事務所のスタッフさんたちから「祐翔くんみたいになりなさいね」とよく言われていて。だから憧れではありました。

宮本さんの好きなゲーム、そして「トモダチ」は？

――『トモダチゲーム』にちなんで、好きなゲームや得意なゲームは？

宮本：普段からそれほどするほうではないんですけど、人狼系の『Among us』にめっちゃハマってました。みんなで電話しながらやったりして。あと自分ではやらないけど『PICO PARK』の実況動画を見るのも好きです。他には『バイオハザード』とか。また『ポケモンユナイト』はオンラインでチームを作って、対戦プレイしていました。

――アニメ・声優界で親友、仲がいい「トモダチ」は？

宮本：村上奈津実ちゃん、鈴代紗弓ちゃん、広瀬裕也くん、土屋神葉くん、前田佳織里ちゃん、富田美憂ちゃんです。特に『アイカツスターズ！』で共演したメンバーは友達と呼べる子が多いです。友達ができた現場でしたし、大好きな作品でした。

また感覚が似ている子も多くて。紗弓ちゃんは作品で一緒だったわけでもないのに、お互いに、佳織里ちゃんや美憂ちゃんから「絶対に二人は合うと思うよ」と言われて。何の接点もなかったのに、急に二人でお昼ご飯に行くことになって(笑)。実際に会ってみたら意気投合して仲良くなりました。