春アニメ『まちカドまぞく 2丁目』第7話放送後オフィシャルインタビュー:大和田仁美(吉田良子役)×大原さやか(吉田清子役)|いきなりゾンビネタ!? 何が飛び出すかわからないのが面白さ
シャミ子と桃のお互いを想い合う気持ちに感動した第6話。そこからの第7話オープニングが、いきなりゾンビネタ!? 何が飛び出すかわからないのが『まちカドまぞく 2丁目』の面白さ。その後は、シャミ子の夏休みの様子が描かれていく。
公式インタビュー連載第7回は、第1期から大活躍だった吉田家の2人。シャミ子のかしこい妹である吉田良子を演じる大和田仁美さんと、シャミ子と良子の母親で、闇の眷属になってから老け止まっているという吉田清子を演じる大原さやかさんへインタビュー。
吉田家の温かい関係性。キャスト同士は現場以外でも繋がっている
ーー『まちカドまぞく 2丁目』でも、清子と良子のやり取りには癒やされます。ずっと空気感が変わらないですが、第1期の頃の思い出というと、どんなことがありますか?
吉田清子役・大原さやかさん(以下、大原):やっている側としては、タイトな尺にセリフを叩き込んでいる実感があるので、やはり相変わらずセリフの文字数が多かったなって思います(笑)あのスピード感、独特の緊張感があるんですよね。
吉田良子役・大和田仁美さん(以下、大和田):みんながたくさん喋っているところに、ちょっと入ったりするときは緊張しました。
大原:そうそう! そこでつまずいちゃったりすると流れを壊しちゃうからね。そういうプレッシャーはすごくあったよね!
ーーシャミ子がばぁーーって話したあとに、ちょっと入ることは多いですよね。そしてそこが面白かったりして……。
大原:本人たちは別に面白いことを言おうとして言っているわけでもないんですけどね(笑)。それとこれはアフレコの思い出ではないんですけど、コラボカフェがあったじゃないですか。あれに行きたくて行きたくて! メニューを見たら、吉田家のメニューが結構あったんですよ。「吉田家のメニューがある!」と思って、お店の前までは行ったんだけど、入る勇気がなかったのと、予約しなければいけなかったと思うので、写真だけ撮って帰ったんです。
ーーそれは食べてほしかったですね。吉田家は節約することが基本だと思うんですけど、第2期の第1話では、お肉を眺めようとしていたのが面白かったです。
大原:あそこはめっちゃ好きです(笑)。「これは…! もう一度言わせてください…『これは…!』」って(笑)。相当嬉しかったんでしょうね。しかも普通はお肉を出されたらもらったと思うのに、「桃さんが『牛肉を見る権利』をくれました! 拝みましょう!」って……。もらうという思考がないところが究極ですよね。キュンとしました。
大和田:見る権利は誰にでもあるのに(笑)。親子3人で純粋に、わ~ってなっているところが、めちゃめちゃかわいかったです。
大原:あのシーンは大好きです(笑)。
ーーお二人は家族での共演ですが、第2期で再び一緒に演じられるときは嬉しかったのではないですか?
大原: 私、仁美ちゃんと親子役をやらせていただくの、2作品目だったんです。でも、(1回目は)ちょっと独特の距離感の、あまり健全な親子関係ではなくて(笑)、こんなに温かい家族の会話ってなかったんです。 だから本当に心温まるなと思って。
大和田:嬉しいです。
大原:同じ親子でもいろんな形があるものだから、この作品でまた出会えて、親子の役を演じられて良かったなって思います。
大和田:その作品では緊張していたこともあるんですけど、あまりお話することができなかったんです。
大原:確かにね。現場自体も緊張感があったし、役柄的に歩み寄っちゃいけない感じもあったからね。
大和田:だから『まちカドまぞく』でも親子役になれて、ようやくたくさん話すことができたので、すごく嬉しかったです!
ーー近い間柄だと、ほかの現場でも何か親近感が湧きますよね。
大原:そうなんです。大事な作品ほど、その中で近い関係性にあるキャストって、現場を離れてもそう見えてしまうところがあるので、ずっと娘なんです(笑)。
大和田:お母さん!(笑)
ーーシャミ子役の小原好美さんも、娘ですしね。
大原:ここちゃん(小原好美)に別現場で会ったときに、「あ、お母さん」って言ってくれたのがすごく嬉しくて。現場以外でも、『まちカドまぞく』の家族は繋がっているんです。