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音楽

「新しい世代の人にとってはまだまだ一般的ではない電波ソング。今やるなら私でしょ!って」 KOTOKOさんが念願の電波ソングアルバムをリリース! おじさんとマシュマロに、タコですよ!? 超ロングインタビューいぇいっ☆

KOTOKOさんが6月22日(水)にニューアルバム『すぅぃ~とさいくろん-☆いぇいっ☆-』をリリースする。今作はKOTOKOさん自身の念願でもあったという“電波ソングアルバム”。電波ソングブームの先駆け的存在「巫女みこナース・愛のテーマ」のカバーや「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」のセルフカバー、そして、新たな電波曲として注目を浴びているPCゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」の主題歌「INTERNET OVERDOSE」などが収録される。参加クリエイターはAiobahnさん、井内舞子さん、C.G mix(I've)さん、高瀬一矢(I've)さん、D.watt(IOSYS)さん、中沢伴行さん、橋咲透(solfa)さん、原田勝通(Angel Note)さん、桃井はるこさん、立秋さんと、豪華メンバーが揃った。

2000年代初頭に注目を集めた電波ソング。KOTOKOさんにとって電波ソングというジャンルは“いちばん自分らしいもの”であり、そして、シンガーとしての矜持でもある。電波ソングへの思いがインタビューからも溢れる。

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電波ソングのパイオニアとしての使命感

──今日はお久しぶりにお会いできてうれしいです。YouTubeはいつも拝見しているので、久々な感じは不思議とないのですが。

KOTOKO:あははは、ありがとうございます。実は今(取材前)もYouTubeの撮影をしていたところだったんですよ。だからその撮影で使うものが散らばっています。マシュマロとか(笑)。

──(笑)アルバムの「おじさんとマシュマロ」からですね! どう使われるのか楽しみにしてます。そして、そのYouTubeチャンネルでいち早く告知されていた、KOTOKOさんの念願の “電波ソングアルバム”がついにリリースされます。改めてその思いをおうかがいさせていただけますか。

KOTOKO:もともとは私が昔所属していた札幌の音楽集団・I'veが『SHORT CIRCUIT』(2003年〜)という電波コンピレーションシリーズを作っていたんですが、I'veから独立して以降は『SHORT CIRCUIT』シリーズに関わることがなくなって。でも私の中で、電波ソングは、自分のジャンルの中でいちばん自分らしいものと感じていて。KOTOKOの名義でも継続していきたいなと思っていました。だから独立した直後から「このジャンルは私の特徴として続けていきたい!」ってずっと言っていたんですが、周りの皆様にはあまり理解されなくて……(笑)。

──意外ですね。

KOTOKO:電波ソングって萌え要素も多分に含まれているので、ちょっと可愛い系じゃないですか。年齢的に大人になっていくから「もう卒業したほうが良いんじゃないか」って言われる方が多かったんです。でも私は「年齢の問題じゃないです!」と。電波ソングの組み合わせの妙、テンポ感、世界観……それは私じゃなきゃできないことだと自負をしていたので、私が辞めたらこのジャンルが廃れてしまうんじゃないかと思っていました。私たちがやっていたことを見て、若いアーティストさんが継承はしてくださっているんですけど、パイオニアだった私が「基本のき」のようなものを作らないと、広く浅く薄まって終わっていくジャンルになっちゃうんじゃないかなって。

──KOTOKOさんの熱意が伝わって、周りの皆さんの意見がくつがえった?

KOTOKO:それもあるとは思うんですけど、皆さんが電波ソングの需要を理解してくれたというか。これまでもカテゴライズライブ(KOTOKO-Categorize LIVE)などの中で電波曲を披露してきたんです。その時は電波ソングライブとは言わず、「candy rabbit」というタイトルにして、キュンキュンする曲や萌え曲を集めたものだったのですが、その反響がすごく大きくて。そのあたりから周りの皆さんも理解してくれるようになり、「じゃあ、どこかのタイミングで」って言ってくれるようになって。そこから時は経ってしまったんですけど……私の中では絶対にいつかやりたい!と思っていたことだったので、念願叶ってですね。

──そしたら、今回のアルバムは何年間も構想されていたものだったんですね。

KOTOKO:気づいたら10年くらいですね(笑)。

──10年! というか、I'veをご卒業されてからそんなにも月日が経ったんですね……!

KOTOKO:そうなんですよ(笑)。2011年に独立したので、あっという間に10年以上経ってしまっていて。その間、いかにこのジャンルを廃れさせないかを考えてきました。

──電波ソングといえばKOTOKOさん、さらにI'veというイメージがあります。

KOTOKO:そもそもI'veさんに電波を持ち込んだのは私で。電波ソングって、I'veさんには当時はなかったジャンルだったんです。

──せっかくなので、当時のお話もぜひおうかがいしたいです。

KOTOKO:遡ると……I'veさんに、「ポップなテイストで」というゲーム曲のオーダーがきていたんですが、高瀬(一矢)さんが作れなくて、当時I'veにいた中沢(伴行)さんが曲を作ることになったんです。かという私は「やっとこういうタイプが来た!」って水を得た魚のような気持ちになって、歌詞に勝手に「チュッチュチュ」という合いの手とかセリフを入れて(笑)。ドキドキしながら提出したらオッケーをもらえたんですよ。でも当時は高瀬さんも中沢さんも「これがI'veサウンド」と思われることに不安を覚えていた様子でした。実際、「これはI'veサウンドじゃない」というご意見もいただいたんですが、私は胸を張っていたので「絶対楽しいでしょ?」って。それが「恋愛CHU!」(2001年・PCゲーム『恋愛CHU! -彼女のヒミツはオトコのコ?-』OP主題歌)という曲です。

──後に電波ソングの代表曲と言われる「恋愛CHU!」が。

KOTOKO:で、次にきたのが「Change My Style ~あなた好みの私に~」(2001年・ゲーム『コスって! My Honey』OP主題歌)。これは作詞だけでなく作曲まで担当しました。その時は電波ソングという言葉はなかったんですが、その後、恋愛アドベンチャーゲーム『カラフルキッス ~12コの胸キュン!~』のお話をいただいて……。

──そこで「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」が誕生!

KOTOKO:そうです。12人の妹が出てくるゲームの作品の主題歌ということで「お兄ちゃんが大好きな妹たちという設定で、可愛い曲にしてください!」と。で、歌詞を書いたら「合いの手も欲しいです」というリクエストをいただいたので、じゃあ、「キュンキュン」「ハイハイ」とか入れちゃおっか?って。それが後に皆さんに知られる楽曲になりました。アルバムを制作する中で、当時も一緒にやっていた作家の井内舞子ちゃんが言ってたんですけど……「キュンキュン」を歌詞に入れるっていうのは、昔からさまざまな曲にあったんですよね。でも「ハイハイって入れたのは、KOTOKOちゃんが初めてなんじゃない?」って。調べたわけではないので分からないですけどね(笑)。

──言われてみれば……。そして、最近Tik Tokなどでも、そういった合いの手の入った曲が注目されているように思います。

KOTOKO:そうそう! 電波ソングではなくても、合いの手を入れた曲や、リズム感を楽しむ曲ってたくさんあって。その一方で、電波ソングというジャンルや文化は薄まってしまっていて。今や知る人ぞ知る存在になってしまっているように感じています。その当時を一緒に過ごしてくれていた人以外の、新しい世代の人にとってはまだまだ一般的ではない電波ソング。だったら、今、私がやることで電波ソングを周知させたいなと思いました。「やるなら私でしょ!」って。

そもそも電波ソングってなに?

──電波ソングについて知らない方もいると思うので、ここで電波ソングの定義についてもうかがえればと思うのですが、いかがでしょうか。

KOTOKO:キュンキュンしていることや、合いの手、キュートなセリフが入ること、BPMが速いこと……など、いろいろあるんですけど、実はいちばん大事なのが、ちょっとおバカであること(笑)。ぶっ飛んだ世界感で、普通は歌詞にしないような内容の言葉を永遠とくり返し言い続けるんです。あと、全曲ではないんですけど、エロスがあることですね。

──「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」はまさにそうですよね。深読みすると実は……という言葉がたくさん散らばっている。

KOTOKO:深読みすると実はえっちなことを言ってるっていうのも、世界観のひとつなんです。

──それを可愛らしくコラージュしてるというか……。

KOTOKO:そうなんです! さらに深いメッセージも込められていて。それをおバカなフリをして伝えるっていうのが、電波ソングなんです。

──誰にでもできることではないですよね。

KOTOKO:そうですね。語呂のリズム感が絶対的に必要なので、ワード選びも重要で。それに対して裏の意味をつける。いろいろなことを考えながら歌詞を書かなければいけないんです。

──最近の曲で言うと、本作にも収録されている『NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディガールオーバードーズ)』 の主題歌「INTERNET OVERDOSE」がわかりやすいですよね。

KOTOKO:そうですね。当時の電波ソングを愛してくださったにゃるらさんが歌詞を書かれているので、良きところをギュッとパッケージしてくれています。受け取ったときにその意思をビシビシと感じました。「てんこ盛りだな!」って。

──2022年1月に曲がリリースされていますが、電波アルバムの制作中に偶然電波曲のオファーが舞い込んだんです?

KOTOKO:偶然だったんです! アルバムの制作が既に決まっていたところでオファーをいただいたんです。その時はああいう電波曲になるとは思わずで。当時は作品の情報があまりなかったのと、お受けするか一瞬迷ったんです。でもAiobahnさんを検索させていただいたら、中沢さんがTwitterで彼の曲を絶賛していて。それで彼のHPを見にいったら美しいテクノ曲がたくさんあって、本当に素晴らしい曲ばかりだったんです。それで「Aiobahnさんと一回ご一緒してみたいな」って。だから、まさかああいう曲が出てくるとは思ってなかったです(笑)。もらってびっくりしました。ユーロだし、セリフばっかりだし、本当にあのAiobahnさんが書いたのかなって思うくらい(笑)。

──しかも大バズリしましたよね。

KOTOKO:こんなにバズるとは思ってなくて。すごく話題になってて本当にびっくりしました! あの映像と私の歌声、そして躁鬱を繰り返すような歌詞がこの令和の時代にも受け入れられたんだなって。ってことは、やっぱり電波って求められてるんだ!と確信しました。

──それもひとつ自信になった出来事だったんですね。

KOTOKO:そうですね。電波ソングを求めている人がすごく多いってことを確信した上で制作に入ることができました。「電波の良いところを全部知ってもらいたいな」って思いで、各楽曲のリストをアップして、作家さんを決めました。

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