音楽
『プリマジ』主題歌アーティスト&心愛れもん役 鈴木杏奈の「今の気持ち」

爽やかに疾走する「Chasing the dream」のように、アーティストとしても、声優としても未来へと全力疾走――『ワッチャプリマジ!』第3クールOPテーマ 鈴木杏奈さんロングインタビュー|意外なバックグラウンドも明らかに?

声優アーティスト・鈴木杏奈さんの2ndシングル「Chasing the dream」がリリースされました。TVアニメ『ワッチャプリマジ!』では、主題歌アーティストとして、そして心愛れもん役の声優として活躍している鈴木さん。「Chasing the dream」はテレビ東京系列6局ネットにて放送中のTVアニメ『ワッチャプリマジ!』第3クールオープニングテーマ。プリティーシリーズの声優としてもお馴染みのi☆Ris 山北早紀さんが作詞に参加したことでも話題となっています。

「Chasing the dream」について、カップリングに収録された初のバラード「てのひらのありがとう」への想い。さらなる夢を追いかけ、輝かしい未来へと全力疾走する鈴木さんの今の素直な心境を教えてもらいました。

れもんちゃんの成長に負けないように

――前回直接お話をおうかがいしたときは『プリマジ』がはじまった当初でした。あれから約半年。れもんちゃんが成長していく一方で、鈴木さん自身にも変化はありましたか?

鈴木杏奈さん(以下、鈴木):あんなに人と話すことが苦手だったれもんちゃんがリーダーシップを発揮していて。自分では“陰キャ”って言ってますけど、実はすごくしっかり者なんじゃないかなと思ってます。私自身の変化と言えば、30話くらいまで話が進み、アフレコに少しずつ慣れてきて。最初は台本を持つ手も震えていましたし、声も固くなってしまって「もっとリラックスしなきゃ!」って思っていたんですけど、だんだん緊張がなくなってきて。先輩たちとの掛け合いから、たくさんのことを学ばせてもらっています。アフレコのおかげで、最近歌の面でも「表現力が上がったね」と言ってもらえるようになりました。

――先輩から学ぶことというのは、例えば?

鈴木:セリフはもちろんなんですけど、セリフじゃないところの息遣いや、アドリブの部分。ただの息だけでも、気づきなのか、がっくりきたのかが伝わってくるのが本当にすごいなって。また、れもんちゃんがステージに立っているときの「れもんちゃん頑張って〜!」などの声も出演者が入れているんです。そのときに相良 茉優(みるき役)さんが「なんでそんなワードを思いつくんだろう?」っていうくらい面白い言葉をパッと言ってくれるんです。頭の回転の速さも凄いなと思いました。

――鈴木さんはどんなガヤを入れられているんでしょう?

鈴木:私はガヤを言うのが好きで(笑)。わりとオタクちっくな言葉を言ってしまいます。でも先輩たちのガヤを聞いて「私もそういうワードセンスが欲しい!」と。

――ガヤの場面でも自分を試されている感じがあるというか(笑)。

鈴木:そう感じます(笑)。

――長崎音響監督のご指導には変化はありましたか?

鈴木:ありました! 最初の頃はかわいくセリフを読むことが多かったのですが、れもんちゃんは想像以上にオタクで(笑)。だから「もうちょっとオタクっぽくセリフを言って」とご指導されることが多かったんです。最近はオタクセリフについて言われなくなって、成長できたのかなって思いました。れもんちゃんの真面目なシーンでのご指導が多いです。

――最初に鈴木さんがお話されていたとおり、れもんちゃんの内面もどんどん変わってきてますもんね。特に合宿のときはリーダーシップを発揮していて。

鈴木:そうなんですよね。れもんちゃんが先輩たちに向かって何か発言するたびに、きゃろんが「れもん頑張った!」って言うんですけど、私も同じ気持ちでした(笑)。最近生き生きしているので、これからどんどん成長していくんだろうなって。

――物語の先の展開は、鈴木さん自身もまだご存じないんでしょうか。

鈴木:そうなんです。だからアフレコ後は、キャストの皆さんとこれからの展開について予想をしながら帰っています。個人的にはまつりちゃんとみゃむちゃんのデュオや、れもんちゃんときゃろんのデュオも見てみたいなって。どうなるかはまったくわからないんですけどね(笑)。でもれもんちゃんが成長していることは間違いないので、れもんちゃんの成長に負けないように、私も頑張らなきゃって思っています。

――そういう意味では、鈴木さんの中でれもんちゃんは目標でもあり、ライバルでもあり。まさにデュオのような存在。

鈴木:本当にそうですね。れもんちゃんを見ていると、演技はもちろん、人としても、成長していきたいなと思います。

――お話をうかがってると、キャストの皆さんとの仲も深まっていってるんですね。

鈴木:合宿期間がはじまってからさらに距離が縮まったように思います。メインキャラクターの方と一緒にアフレコする機会が増えたので、帰りに『プリマジ』のゲームをしにいったり、ご飯を食べに行ったり。合宿期間の後半あたりで「Chasing the dream」を録音したんですけど、「このあとChasing the dreamの仮歌録ってくるんです!」っていう話をしたら「頑張ってね!」「楽しみにしてる!」って声をいただき、ルンルンで録りにいきました(笑)。

山北早紀さんが作詞をしたことは直前まで知らず

――では『プリマジ』の第3クール目を飾っている「Chasing the dream」についておうかがいできればと思うのですが、最初に曲を聴いたときはどのような印象でしたか?

鈴木:『プリマジ』って明るくてキラキラしたイメージが強いので「Dreaming Sound」(第1・第2クールオープニングテーマ)よりもさらにカワイイ雰囲気の曲がくるのかなって思っていたんです。でもそんなことなくて、「Dreaming Sound」よりも“カッコいい”が強くなって。疾走感があって、新しい『プリマジ』の一面が出た曲だなと思いました。

――爽やかなダンスナンバーですよね。とにかく明るい!

鈴木:明るいですね! 明るさしかない。『プリマジ』って感じがします(笑)。

――しかも、プリティーシリーズでもお馴染みのi☆Ris の山北早紀さんが作詞に参加されていて。

鈴木:そうなんですよ! びっくりしました。実はサプライズで知りました(笑)。収録のときにいただいた資料に「作詞:ヤマキタサキ」って書いてあったのですが、カタカナなこともあって見落としてしまっていたんです。そのあとに「何か気になることない?」って言われて、お名前を見つけて衝撃でした! 「本当に!?」って。

――サプライズだったんですね。

鈴木:本当にサプライズでした。まったく聞いてなかったので。

――鈴木さんの周りにはサプライズ好きが多いのかもしれないですね(笑)。前回のインタビューで、れもん役&アーティストデビューが決まったときも、マネージャーさんたちからサプライズで聞いたとおっしゃっていて。

鈴木:確かに!!(笑)なんでですかね。でもうれしいです。

――皆さん鈴木さんを喜ばせたいんだろうなって。その気持ちはすごく分かります(笑)。

鈴木:まんまと引っかかってます(笑)。ありがたいです。

――その後、山北さんとは何かお話されましたか?

鈴木:朗読劇(Girls Reading Theater 「若草物語」)のとき、共演はできなかったんですけど、楽屋にご挨拶に行って。「鈴木杏奈です! ありがとうございました!」と直接伝えることができました。「杏奈ちゃん、やっぱり歌うまいね!」って言ってくださって(笑)。すごくうれしかったです。大切に歌っていきたいなと思いました。

――歌詞を読んだときはどのような印象がありましたか?

鈴木:歌詞の中に<Duo>という言葉が散らばっているのですが、曲をいただいた当時はデュオ曲をやるということを知らなかったので、「なんでかな?」と思っていました。収録前にこの先の展開をうかがって、デュオをするということを聞いて。『プリマジ』のキャラクターたちにリンクしている歌詞なんだ!と知ってから改めて読むと、デュオとして協力して頑張っている女の子たちの歌なんだなと。

――デュオを組む相手はライバルでもあるんだけど、ライバルでもある君にもエールを送っているところが、すごく『プリマジ』らしいなって。

鈴木:そうなんですよ! AJ(AnimeJapan)のステージで、<仲間でライバルな君がいたから>という部分をキャストの皆さんを見ながら歌っていたら、自分でエモい気持ちになってしまって……。

――えっ! ということはあの現場にキャストの皆さんもいたんですか? 

鈴木:そうなんです! メインキャストの皆さんが来てくれていたんです。この歌詞のときは皆さんを見なきゃ!って。

――私は動画で拝見していたので分からなかったのですが、ライブ前にあったトークパートのときもいらっしゃったんですか?

鈴木:いらっしゃいました。私、あのとき「チムムが大好き」って話ばかりしてしまって(笑)。チムム役の引坂理絵さんがずっと笑っているのが見えていました。

――そのAJで「Chasing the dream」が初披露となり、さらに2ndシングルの発売も発表となりましたが、あのときのお客さんの反応はいかがでした?

鈴木:『プリマジ』を好きなかたがたくさん見に来てくださっていたので、びっくりされているのが伝わってきて。キャストの方もいらしたので、どんどん自分の気持ちが高まってしまいました(笑)。だから本当に楽しく歌っていました! きゃろんのぬいぐるみを持って応援してくださっている方もいて。配信で見てくれた方もたくさんいたそうで、うれしかったです。

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