
TVアニメ『氷属性男子とクールな同僚女子』冬月さん役・石川由依さん×氷室くん役・小林千晃さん×ゆきみん役・新田ひよりさん インタビュー|最後までわからない冬月さんと氷室くんの恋の行く末をツッコミながら楽しんでほしい
スクウェア・エニックス × pixivが贈るWEB雑誌『ガンガンpixiv』にて連載中の、殿ヶ谷美由記先生による大人気コミック『氷属性男子とクールな同僚女子』がTVアニメ化!
『氷属性男子とクールな同僚女子』は雪女の末裔である氷室くんと、一見クールな同僚の冬月さんの2人を中心とした、職場での日常が描かれているラブコメ漫画です。
アニメイトタイムズでは、アニメ放送を記念して、キャストインタビューをお届け。第11回となる今回は、冬月さん役の石川由依さん×氷室くん役の小林千晃さん×ゆきみん役の新田ひよりさんの三人にお話を伺いました!
兄妹ならではの感覚とは?
——放送も終盤に差し掛かってきましたが、改めて、ご自身が感じる本作の魅力を教えていただけますでしょうか。
氷室くん役・小林千晃さん(以下、小林):お仕事系ファンタジーラブコメということで、大人たちが恋愛をしていくのかなと思いきや、みんな初々しくて本当にかわいいですよね。
冬月さん役・石川由依さん(以下、石川):ピュアピュアですよね(笑)。
ゆきみん役・新田ひよりさん(以下、新田):(笑)。
小林:氷室くんは何か詐欺に引っかかるんじゃないかってくらい、すごくピュアですし、アフレコ現場では冬月さんは氷室くんの好意に気づいているのか、実はちょっと気づいていて揺さぶっているのか、ドキドキしながら見ていました。
石川:ラブコメと言いつつ、よくある胸キュンもあるんですけど、本当に2人の関係性がゆっくりゆっくりと進んでいくので、いち視聴者としてもツッコミどころ満載のじれったさがあります。正直にいうと、早く付き合っちゃえよ! と(笑)。
小林:実際もう付き合った後のような雰囲気を出していますよね。
石川:付き合っていないけど、でも割と近い関係性になっているよね。
小林:普通の同僚や友達同士でもなかなかしないことを2人はやっていますから(笑)。でも一線を超えていない、その焦ったさが面白いのかもしれません。
石川:視聴者の皆さんもどちらかというと、狐森さんや冴島くんのような周りにいる人たちの目線で冬月さんと氷室くんを見てくださっているんじゃないかなと思います。
新田:本当に、冬月さんと氷室くんはかわいいです。最初に思ったのが、氷室くんが雪女の末裔と聞いたときに驚きはするけど会社の皆さんもすぐに受け入れていて、狐森さんなどいろんな末裔の方たちがみんなと当たり前に暮らしている世界というのがすごく素敵だなと思いました。
石川:うんうん。当たり前の世界かなと思いきや、第1話では妖怪の末裔に初めて会ったと言っていたところが面白いですよね(笑)。
小林:氷室くんが雪を降らすと、周囲にいる一般の人たちも天候が変わったと勘違いしているシーンもありますよね。たぶん、妖怪の末裔は超希少種だけど、たまたまこの会社に集まってきているのかな?
新田:お~! 確かにそうかもしれないです!
小林:実はこれはまだ序章で、裏テーマとして末裔たちを集めて最終的にバトルが始まり、ラブコメから急にバトル漫画になるかも(笑)。
——それはそれで面白そうな展開です……! また、せっかく冬月さん、氷室くん、ゆきみんを演じられるお三方がそろっているので、この3人ならではの関係性をお伺いできればと思います。
石川:これまで氷室くんのライバル的な存在は誰一人いない状態の中で、まさかの妹がライバルになるという(笑)。
新田:ふふふ(笑)。
小林:冬月さんに対して好意を抱く瞬間や経緯も、兄妹でちょっと似ていますよね。冬月さんもゆきみんを見て、氷室くんの目に似ているとちょっとドキッとしたり。ゆきみんもゆきみんで冬月さんの虜になるので、本当に兄妹で好みが似ているなぁと思いました。
——ちなみに、皆さんはご兄弟はいらっしゃいますか?
石川:私は末っ子です。上に兄と姉がいます。
新田:私も上に兄が2人いるので末っ子です。
——石川さんも新田さんも末っ子なのですね! 小林さんは?
小林:僕は下に弟と妹がいるので、氷室くんの気持ちがちょっとわかるというか。もし、自分の妹がまだお付き合いをしていない意中の人と仲良くなったら、なんか複雑な感じになると思います(笑)。
——それは想像できますね(笑)。
小林:あと、家族といるときはより素になりますよね。方言もバリバリ出ますし、家族に対してだから当たりもざっくばらんになるのはわかるような気がします。ゆきみんはすごくかわいらしいキャラクターですけど、氷室くんを演じているときは不思議と微塵もかわいいとは思わないんです。これは兄妹ならではの感覚だなと。
一同:(笑)。
小林:ゆきみんも「うざ~」と来るので、またちょっと違うかわいさがあるのかもしれません。
新田:私自身としても、お兄ちゃんの氷室くんに対しては自然と語気が強くなります(笑)。あと、ゆきみんを演じるときは、結構心に秘めていたものを言えるのでスッキリとした気持ちで収録から帰っています(笑)。
小林:あはははは!
石川:普段は出せないものを収録で出しているんだね(笑)。
——石川さんはお兄さんに対してズバリと言えるほうですか?
石川:私の場合は年が離れていることもあって、結構言います。
小林:年が離れすぎているからこそ、こっちが主張しても向こうからすると相手にならないのかな?
石川:確かに、それはあるかも! うちの兄は完全に私のことを赤ちゃんだと思っているので、それが鬱陶しかったです(笑)。こういう話をするとみんな「良いお兄ちゃんじゃん~」と言いますけど「いや、そうじゃない!」と言いたい……!
一同:(笑)。
石川:もし自分が好きな人と兄がすごく仲が良かったら……やっぱり複雑だなぁ。
新田:私も複雑になると思います。普通に自分に譲ってほしい……!
小林:そう思うけど言えないという(笑)。
新田:面と向かっては言えません(笑)。
——そんな新田さんが演じる氷室くんの妹・ゆきみんは、とても愛らしいキャラクターでもあります。
新田:氷室くんがライバル視していますが、すごく良い妹だと思います。
石川:うんうん。
小林:2人の仲は良いですよね。距離感がめちゃくちゃ近いからこそ既読スルーされたりするし、「きもい」って言われるし……愛はあるのはわかるけど、傷つくものは傷つきます。
新田:あはははは(笑)。
石川:割と女性って、兄弟に対して「きもい」っ言いがちなところがあるのかも。
新田:あ~! あります!
石川:ちょっと反省します(笑)。
小林:って、お兄ちゃんに言っているんかい!
一同:(笑)。