音楽
ベスト盤発売記念! 新曲収録直後のMachicoにインタビュー

12月21日(水)発売決定♡ベスト盤アルバム『Machico♡プリキュアのうた!』Machicoさんが歌詞を手掛けた新曲「ワタシイロ」レコーディング後のインタビューをお届け! 「新曲には自分が思い描いているプリキュアのイメージが詰まっています」

Machicoさんが『デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡』の10月29日公演で、ベストアルバム『Machico♡プリキュアのうた!』をリリースすることを発表しました。

今年ソロ・デビュー10周年を迎えたMachicoさんと、『プリキュア』シリーズの出会いは5年前、『キラキラ☆プリキュアアラモード』(以降、『プリアラ』)にさかのぼります。

『プリアラ』ではあおいの憧れのボーカリストである岬あやね役として出演。そしてその2年後『ヒーリングっど♥プリキュア』(以降、『ヒープリ』) 前期ED主題歌「ミラクルっと♥Link Ring!」でプリキュア主題歌歌手デビューし、『トロピカル~ジュ!プリキュア』(以降、『トロプリ』)『デリシャスパーティ♡プリキュア』(以降、『デパプリ』)と3作連続で主題歌歌手として活躍しています。

ベスト・アルバムには、主題歌や数々のシーンを彩った楽曲だけではなく、書き下ろしの新曲も3曲収録。アニメイトタイムズでは、ベストアルバムの幕開けを飾る新曲「ワタシイロ」のレコーディングにお邪魔し、レコーディング終了後にお話をうかがいました。

取材当日、レコーディングスタジオのコントロールルームには、プリキュアシリーズの音楽プロデューサー(プランナー)である井上 洸(ひかる)さん、新曲「ワタシイロ」の作曲・編曲を手掛けた馬瀬みさきさんの姿が。

おふたりのオーダーに応えながら「より良いものを」と何度も挑戦していたMachicoさん。“だいすき”の想いを込め、そのさきへと向かう姿に「えがおのままで」の<あきらめない その気持ちがいつも力になる>という言葉が重なりました。後日、改めてベスト・アルバムのインタビューが公開される予定です。そちらも合わせてお楽しみください!

 

自分が納得できるものを残して帰りたい

──レコーディングお疲れさまでした! Machicoさんの歌に対する情熱を生で見られたことがすごくうれしいです。貴重な機会をありがとうございました!

Machicoさん(以下、Machico):レコーディングに立ち会ってもらったのは、はじめてですよね! こんな雰囲気でやっています(笑)。

──愛に溢れたレコーディングだなぁと思っていました。

Machico:そうなんですよね! 温かい現場で大好きです。大好きな現場で、大好きな作品の、大好きな曲を収録して完成させていくというのはシンガーとして本当に幸せなことだなと感じています。

──Machicoさんはレコーディング中もずっと笑顔で。きっとエネルギーを放出して疲れているとは思うんですけど、そこから得ているものも大きいんだろうなって思っていました。

Machico:そうですね。皆さんと喋るのが楽しいんですよ(笑)。お仕事のお話だけでなく、休憩中には他愛のない話をしていますね。それと私自身、レコーディングが好きなんです。

人によっては緊張されてしまう方もいらっしゃると思うんですけど、私は「明日『プリキュア』のレコーディングだ、いえ〜い! 歌うぞ〜!」って感じで(笑)。だから疲れというと、喉の疲れくらいで。

だからレコーディングが終わったあとにヘトヘトになるってことはあまりないかもしれないです。逆に元気になることが多いですね。

──プリキュアのレコーディング現場は他の現場とはまた違う雰囲気ですか?

Machico:レコーディング現場によってそれぞれカラーがあります。プリキュアの現場は、本当に温かいイメージです。

井上 洸さん(MarvelousInc.)がそこまでテイクを重ねない方なんですよね。喉の負担を考えてくれているのと「やりすぎても必ずしもいいものが出るわけではない」とおっしゃってくれていて。それで最初に出てくる感情を優先的に録ってくれています。

時には「良いね」と井上さんに言ってもらったテイクでも、自分の中で音の出方が気になったら「もう1回やらせてください」って進言しています。

──実際今日もMachicoさんから「今のもっかい録りなおしてもいいですか?」と自らお願いする場面が何回かありましたよね。

Machico:そこは遠慮せずに言わせてもらっているんです。自分の中でちゃんとしたものを残して帰りたいと思うので、納得できたものを置いていきたいって。決められた時間内に「この難しい曲を絶対に良いモノとして録り終えるぞ!」って負けず嫌いが発生しています(笑)。

プリキュアの現場で歌わせていただくようになってから3年経って、いい意味でお互いに遠慮がなくなりました。信頼もしているので「井上さんたちがそう言ってくださっているのなら」ということもあれば、譲れない部分があるときは、さきほど言ったようにお願いする感じです。

──「ワタシイロ」のレコーディングのとき、井上さんから「水平線を思い浮かべて歌ってみて」というディレクションを受けていたことが印象的で。

Machico:(笑)。私は専門用語が分からないんですよ。例えば「クレッシェンドが……」とパッと言われたときに「ん? (強くするか弱くするか)どっちだ!?」となってしまい、だんだん縮こまっていってしまうんです(苦笑)。

自分から「情景が思い浮かびやすい言葉でディレクションしていただいたほうが歌いやすいです」と言ったのか、もしくは日常会話の中から汲み取ってくださったのか、どっちが先かは分からないんですけど、分かりやすい言い方で伝えてくれます。

 

──コーラスのテイクも多かったような気がします。

Machico:最後に録った「ワタシイロ」は、追っかけのクロス部分やハモが多かったんです。だから順番的に(レコーディング最終日の)最後に録ったんだと思います。カロリー的なところを考慮してくれたんだろうなと。

──今日は夕方からずっとレコーディングだったんですか?

Machico:そうです。「POPPING NOW」は昨日のレコーディング後半にワンコーラス分を録っていて。それの録り直しもしました。でも昨日歌ったことで、曲の全体図の道標が出来ていたので、1時間掛からずに終わりました。

──それで現場が巻いていたんですね! 

Machico:「ワタシイロ」のときに(取材に)来ていただけるというお話があったから「逆に今休憩しようか」と時間を調整していました。このペースでいくと、そのまま終わってしまうと(笑)。

──そうしたお気遣いがあったとは……ありがとうございます! それだけスムーズだったんですね。

Machico:でも私ものんびりしたかったので(笑)。それと「ワタシイロ」の確認をしたかったので、休憩をいただけて良かったです。

──「POPPING NOW」は昨日のレコーディング後半に……とのことでしたが、2日連続での収録ですか?

Machico:はい。「ワタシイロ」の前に「POPPING NOW」をレコーディングして、もうひとつの新曲「日曜日のともだち」は昨日録っていました。2日連続でここにいます(笑)。

おかげで気持ちが途切れずにいられました。昨日も「また明日も(制作陣の)皆さんにお会いできる!」と。逆にギュッと詰まったスケジュールが良かったです。14曲中11曲はもともと世に出ているものなので、収録はこの3曲だけで。だからこの2日間でレコーディングは終わりました。


 

──「ワタシイロ」の収録には、作曲・編曲を手がけられた馬瀬みさきさんがディレクションをされていました。作家さんたちが直接ディレクションされているんですね。

Machico:そうなんです! レコーディングは基本的にいつも作家さんが立ち会ってくれるんです。直接来られない場合はリモートで参加してくださることも。

レコーディングの時に作ってくださった皆さんの気持ちを直接聞けて嬉しいです。交流の場のようになっていますね(笑)。お話を聞きながら「こんなに優しい方が作ってくれているから、こんなに優しい曲になるんだ」っていつも思っています。

──馬瀬さんのディレクションの伝え方も温かいなあと思っていました。本当に素敵な方で、温かな思いが循環している現場だなって。

Machico:そうなんです。しかもすごく的確に指示を頂けるので、皆さん「頭の中はどうなっているんだろう?」って思います(笑)。一度覗いてみたいです。私、絶対曲は作れない……!

──でもMachicoさんは作詞もされていますし、いつか作曲もできそうですけども。

Machico:いやあ(笑)。ときどき「(メロディーが)思い浮かんだ!」ってことがあるんですけど、ボイスレコーダーにいざ録って聴いたらことごとくダサいんです(笑)。しかもどこかで聴いたことがあるような……?っていう。苦手意識がまだまだ強いです。

 

©ABC-A・東映アニメーション
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