冬アニメ『犬になったら好きな人に拾われた。』ポチ太役・梅田修一朗さんインタビュー｜ポチ太との共通点は、あることをきっかけに積極的になれた部分。エッチな描写だけではなく人間ドラマも楽しめる作品【連載第2回】

月城役・小坂井さんのお芝居に感動！　梅田さんがなりたい動物はハトかナマケモノ!?

――収録は会沢さんと一緒のことが多かったんでしょうか？

梅田：そうですね。そこに猫谷役の相良（茉優）さんか、月城役の小坂井（祐莉絵）さんが入る感じです。月城が初めて登場した回の収録は圧倒されましたね。月城は先輩（人間だった頃のポチ太）が好きすぎて、奇行に走ってしまうんですが、小坂井さんのお芝居がすごすぎて。犬飼さんも猫谷も個性が際立っていて、一緒にやっていて楽しかったんですが、初めて月城が来た時のインパクトはいまだに忘れられません。

ドキドキするシーンをアフレコするときは発言に気を付けようと意識していたんですが、小坂井さんのお芝居を見て思わず「すごかったです」と言ってしまって。直後に「これ、まずかったかな？」と思いましたが、小坂井さんが「いっぱい練習したんです。よかった」とおっしゃっていて。月城が出る回は楽しみにしていただきたいです。

――PVなど、映像をご覧になった感想は？

梅田：アフレコ用の映像（下書き）の時点できれいでしたが、初めてPVを見たときはさらにきれいで感動しました。「映像が完成したら、キャラたちが魅力的に動くんだろうな」とワクワクしていましたが、実際、色が付いたことでより印象もかわいらしく、魅力的で嬉しかったです。

あとは、自分の語りから始まったのでドキドキしました。「あっ、ポチ太がしゃべってる！」と。第1弾はさわやかな内容でしたが、第2弾PVでは『犬ひろ』らしい内容になっています。あっ、僕自身はこの作品は純愛ものだと思っていますよ（笑）。

――先ほど、トイプードルを飼っていたというお話がありましたが、そのほかにペットを飼った経験はありますか？

梅田：トイプードルの前は、ハムスターや小さい魚がいたり、何かしら動物がいた気がします。

――ペットや外で見つけた動物を喜ばせたり、いい写真を撮影しようと思ったとき、どんなことをされますか？

梅田：僕はふうこには下に見られているので（笑）、飼い主としての振る舞いというよりは、同じ立場とテンションで遊ぶと喜んでくれていました。たいてい後ろから突撃されて「遊べ」と要求されて、一緒に遊んでいるうちに向こうが飽きたら終わりみたいな（笑）。遊んだり、はしゃいだりするふうこはマンガのネタにもなりそうな感じです。

――原作の古川先生にマンガ化してもらうのはいかがですか？

梅田：描いてくれたら嬉しいですね。お願いしてみようかな？

――本作の導入のように、もし目覚めたとき、人間以外の動物になっているとしたら、どんな動物になりたいですか？

梅田：今は鳥とナマケモノが大好きなので、ハトかナマケモノになりたいです。好きすぎて休日は近くの公園に行って、ハトがいるところにゆっくり近づいて、しばらく立ち尽くしていると、ハトが仲間だと思って輪に入れてくれるんです。そうやってぼんやりするのが好きです。ただ傍目では危ない人に見えるかもしれません。実際、奥のベンチに座っていた人は目が合ったら立ち去っていきましたから（笑）。

梅田さんが会沢さんに謝らなければいけないこととは？　第2話は監督と入念にすり合わせをしたシーンに注目！

――前回、インタビューした会沢さんからメッセージをいただいています。まず「もし（梅田さんご自身が）飼われるとしたらヒロイン3人の中で誰がいいですか？」。

梅田：犬飼さんは芸の仕込みが激しそうで、カロリーが高そうですね。僕が動物になったらマイペースな動物になると思うので違うかなと。

猫谷は犬が怖いだけで優しいので、散歩など必要最低限のことはしてくれそう。

月城はポチ太に対してはあんな風になるだけで、植物が大好きなので優しく育ててくれそうですね。

僕が犬だったら、猫谷を驚かすのが楽しそうなので、猫谷ですかね。

――メッセージもいただいています。「ずっと『みんなでご飯に行きましょう』と言ってくださいましたが、実現できず、最終回の収録で『じゃあ連絡しますね』とおっしゃっていましたが、その後、連絡が来ません。どうなっているのでしょうか？」とのことです。

梅田：確かに。約束はまだ生きていますよ。行きましょう、4人で。

実は会沢さんに謝らなければいけないことがあって。収録後に時間があったので、相良さんと小坂井さんとはご飯を食べたんです。なので、会沢さんとだけまだご飯に行けていなくて。

相良さんと小坂井さんとは年齢も近いので、相良さんにはみんなに呼ばれている「まゆち」というあだ名で呼ばせてもらっていますし、小坂井さんも「ゆりっぺ」と呼ばせていただいていますが、会沢さんだけ「会沢さん」という呼び方で。

――それは距離が縮まっていないということですか？

梅田：猫谷、月城は呼び捨てなのに、犬飼さんだけ「さん」付けしているのと同じです（笑）。

女子3人に男子1人なので、どう食事会を開いたらいいのか、まだ分からなくて。ですが「ちゃんと実現しますので、待っていてください」と会沢さんにお伝えください。

――次回のインタビュー連載には猫谷ミケ役の相良さんが登場します。尋ねてみたいことやメッセージをお願いします。

梅田：最初の収録で相良さんから声をかけてもらったきっかけが、僕がツイッターで鳥が好きとつぶやいていたのを見てくれたみたいで。相良さんも重度の鳥好きで、鳥に囲まれて生活したいと思っているくらいで、鳥カフェにも通っているそうです。なので「鳥になったら、鳥とどんな話をしたいですか？」と尋ねてみたいです。

あとは、猫谷は犬が苦手ですが、相良さんはたぶん動物全般が大好きかなと思うので、もし苦手な動物がいるのなら知りたいです。鳥以外で触れ合ってみたいと思ったけれど、実現できていない動物も合わせて教えてください。

――アニメ『犬になったら好きな人に拾われた。』第2話や今後の見どころ、注目ポイントのご紹介をお願いします。

梅田：第2話ではポチ太が犬飼さんとお散歩に出かけます。そこのあるシーンでのディレクションがとても印象的で。「役者人生の中でもこんな姿や動作について、監督とすり合わせすることはないだろうな」と思いながら全力でやらせていただきましたので、楽しみにしていただければと思います。

今後も毎回ドキドキするシーンの連続なので、ポチ太と同じようにドキドキしながら見てください。ポチ太の心の変化や成長だったり、犬飼さんもポチ太と出会ったことで一歩踏み出せたりとそれぞれのキャラの心境の変化や成長していく様子が温かいので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

また、ポチ太がなぜ犬になったのかも、今後明らかになっていきますので、そこも注目してください。古川先生の言葉をお借りしますが、「バトルマンガのような熱い掛け合いシーン」にもご期待ください。

原作を読まれていない方は、一人称視点の作品は新鮮だと思いますし、犬目線でヒロインと関わるとき、どう見えているのかなど没入感もすごいので、犬になった気分を楽しんでいただけると思います。マンガとアニメを合わせて楽しんでもらえれば嬉しいです。

TVアニメ「犬になったら好きな人に拾われた。」作品情報

放送情報

2023年1月6日(金)よりTOKYO MX、BS11にて放送スタート！
TOKYO MX：1月6日より毎週金曜25：35～
BS11：1月9日より毎週月曜25：30～
AT-X：1月13日より毎週金曜 22：45～
※放送日時は変更になる可能性があります。

配信情報

ABEMA：1月5日より毎週木曜 24：00〜地上波先行配信
d アニメストア：1月5日より毎週木曜 24：00〜地上波先行配信
AnimeFesta：1月11日より毎週水曜 24：00〜ワンダフル ver.配信
そのほか配信サイトも順次配信
※放送・配信日時は変更になる可能性があります。

STAFF

原作：古川五勢（講談社「月刊少年マガジンR」連載）
監督：安ドウタカシ
ヴィジュアルディレクター：斎藤久
キャラクターデザイン・総作画監督：森田和明
デザインワークス：岩田竜治、森前和也、輿石暁、柄谷綾子、鷲北恭太
美術監督：地蔵本拓嗣
美術設定：地蔵本拓嗣、小野寺美幸、秋山真理子
色彩設計：ながさか暁
撮影監督：加納篤
編集：木村祥明
音響監督：吉田光平
音響効果：鈴木潤一朗、静岡佑紀
音楽：菊池達也（marble）
アニメーション制作：Quad