アニメイトタイムズがオススメする年末年始に見てほしいアニメ！ 編集者＆ライターの人生を変えた“バイブル”アニメ作品鑑賞会！ 名シーン、作品の魅力を解説！

「全部頑張る」を人生の選択肢に加えてくれた夜美奈に感謝！

杉村：私が選んだのは『美少女戦士セーラームーン（以下、セーラームーン）』です。『セーラームーン』の全てが私のバイブルなんですよ。

実家がお菓子屋さんなので母が忙しい時に、叔母と一緒に見ていたのがきっかけで大好きになりました。

タイラ：実はあまり『セーラームーン』を知らないんですけど……。

美少女戦士セーラームーン

あらすじ

月野うさぎは、ドジで泣き虫、勉強苦手、運動ダメな女の子。
でも、元気の良さと立ち直りの早さは天下一品 !
そんなごくフツーの女の子・うさぎの運命が、ある日、黒猫・ルナと出会った時から、ガラリと一変。
月からの使者というルナによれば、うさぎは選ばれたセーラー戦士で、
悪い敵をやっつけて、他のセーラー戦士たちと共に、月のお姫様を探し出さなくてはいけないとの事。
その頃、悪の帝国ダークキングダムの女王クイン・ベリルは、若者たちのエナジーを奪い取るため、
恐ろしい妖魔達を次々に地球へ送りこんできた。
クイン・ベリルの真の狙いは ?
そして、頼りないセーラー戦士・うさぎは、地球を守り通すことが出来るのか… ?

キャスト

月野うさぎ／セーラームーン：三石琴乃
水野亜美／セーラーマーキュリー：久川綾
火野レイ／セーラーマーズ：富沢美智恵
木野まこと／セーラージュピター：篠原恵美
愛野美奈子／セーラーヴィーナス：深見梨加
地場衛／タキシード仮面：古谷徹
クイーン・セレニティ：土井美加
ルナ：潘恵子
アルテミス：高戸靖広

クイン・メタリア：上村典子
クイン・ベリル：潘恵子
ジェダイト：小野坂昌也
ネフライト：森功至
ゾイサイト：難波圭一
クンツァイト：曽我部和恭

(C)Naoko Takeuchi(C)武内直子・PNP・東映アニメーション

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杉村：中学2年生の月野うさぎが美少女戦士セーラームーンとなって地球と大好きな人たちを守るために悪と戦う物語です。うさぎたちの日常生活に敵が襲来し、戦い浄化させる各話完結作品。

ちなみに、悪の根源は人の憎しみなどの“感情や心”だというのがキーポイントです。また、毎話出てくる敵キャラクターのアイディアも面白いのでぜひ注目してみてください。

杉村：今回は、90年代の『セーラームーン』シリーズ5作目から第26話「夢一直線！アイドル美奈子誕生!?」を選びました。

石橋：ちびうさが好きなのに、なんで美奈子の回の第26話なの？

杉村：正直、好きなお話が多すぎてかなり迷いました……。もちろん、ちびうさのエピソードも最後の最後まで候補にありましたけど、この回は今も昔も変わらず好きなお話ですし、「同時進行で色々頑張る」今の私に繋がっているかもと思いまして。

タイラ：杉村さんが仕事を受けすぎて、俺と編集長の間では「全部やる杉村」って呼んでます。

杉村：本当ですか！（驚き）

タイラ：大学に通っている時の編集長は、「全部やろう！」と口に出して頑張ってたらしいのですが、杉村さんは無意識にやってるよなって話してて。

石橋：たしかにな〜。ライターとしてはいい仕事の仕方だよね。

タイラ：だから今回そのルーツがわかるかも。

杉村：好きなことを諦めない心は、この回の美奈子ちゃんに詰まっていますね。

（オープニング「セーラースターソング」スタート）

杉村：このオープニング好き〜！「カラオケの締めはやっぱりこれだよね」ってこの前も友達とも話してました。

石橋：懐かしいな。女の子が見る作品だからか、私服が毎回違ってどんどんおしゃれになるんだよね。

杉村：ちなみに私は「SuperS」の私服が一番好きです。

うさぎの恋人である地場衛が行方不明、太陽系外の侵略者が地球を襲い、前代未聞の試練に苛まれている太陽系のセーラー戦士たち。

そんな状況下を見て、美奈子は戦士としての使命であるプリンセスを守ることを優先し、幼い頃からの夢・アイドルになることを断念しようとする。

しかし、うさぎに「こんな時だから頑張ってもらいたいの。どんな時でも自分の夢を忘れちゃダメだよ。」と言われ、仲間に背中を押されて、アイドルオーディションに挑戦する気持ちを固める。

タイラ：（喫茶店で話している制服姿の火野レイを挿しながら）めっちゃ可愛い……‼︎

杉村：好きそう（笑）。

石橋：タイラくんは絶対好きなタイプだ（笑）。ちょっと気が強い女の子好きだもんね。

アイドルオーディション会場にて、美奈子はスリーライツの夜天光と偶然会う。戦士の使命を持つ両者だが、使命を優先すべき派の夜天は、美奈子たちの行動が理解できない。

問い詰められても美奈子は「夢を叶えるのは大事なことだと思う！」とはっきり断言するが、心の奥では夜天の言葉に少し動揺する。

迷いが出てしまい、歌とダンス審査は不調気味に。しかしうさぎの言葉を思い出し、輝く笑顔で審査を進める。

杉村：（夜天光の登場に）夜天くん大好き！　この回は大好きな夜美奈（夜天＋美奈子）なんですよ！　

石橋：かっこいいよね。

杉村：星野派が多いけど、可愛い顔してシビアな発言しちゃう、小悪魔感がある夜天くんがやっぱり好きだな〜♡

タイラ：この人もアイドルなのかー。

石橋：（水着審査シーンにて）こういうシーンがあるから、家族では見づらかったなー。なんか気まずくなっちゃう（笑）。

杉村：『セーラームーン』は結構セクシーなシーンが多いですよね。敵に捕まったり、心の鏡を覗かれちゃった時の表情とかも。

アイドル候補たちへの質疑応答審査で、夜天はアイドルになる前にやるべきことがあるのでは？　と美奈子に鋭い質問を投げかける。

すると、「夢を叶えるのに前も後もないと思います！」と堂々と笑顔で返答。有名プロデューサーも美奈子の輝きを認めた。

審査終了後、夜天はなんで頑張れるのかと聞くと、美奈子は「みんなの気持ちに答えたかったから」。プリンセス探しに必死で心の余裕を失っていたことに気が付く夜天。誰よりも輝いていると美奈子に言われ、夜天は微笑む。

タイラ：夜天、めちゃくちゃ私怨を言うじゃん（笑）。

杉村：結構強く言うね（笑）。でもこの美奈子ちゃんの言葉が大好き。

タイラ：ちょっとまって！　なにこの敵（笑）。ドレミファドンドンって（笑）。

石橋：こういうノリが平初期っぽいよね！　夜天がセーラースターヒーラーに変身するバンクシーンも良いんだよなー！

杉村：わー！　大好き、ヒーラー！

タイラ：夜天は本当は女なの？

杉村：地球では男性だけど、変身すると真の戦士の姿に戻るんです。一人称も、僕からアタシに変わったり。

石橋：必殺技は何度見ても綺麗。

杉村：『スターズ』は特に！　ムーンの「シルバームーン・クリスタルパワー・セラピーキッス」で羽が舞う絵が美しすぎません⁉︎

石橋：うんうん！

後日、アイドルオーディションの合格通知を開けて安心する美奈子。「今はみんなといることが大事でしょ」と言い、自分の部屋を後にする。

タイラ：最高！　私はいつでもなれると言えちゃうの、いいね！　

杉村：そう、その美奈子ちゃんの言葉も今の私に通じています。大卒後に接客したくてバスの添乗員になった途端、コロナ禍で失業しました（笑）。でも、アニメや漫画好きからアニメ系のライターになれて、形は変化したけどインタビューや取材で人と関わる仕事が今できている。

石橋：そうだね！

杉村：焦ることが全てではないとわかる夜天くんからも影響を受けましたし。

タイラさん、見た感想はどうですか？

タイラ：大人になってから初めてちゃんと見ました。設定は結構複雑そうですね。戦隊モノに近いのかも。

石橋：真ん中くらいの話数はゆるい話だけど、後半はかなりハードだよ。

やっぱりアニメを一緒に見るは楽しすぎる！

百合好きの石橋と杉村は、ウラネプ（天王はるかと海王みちる）の話題に盛り上がり、タイラにシリーズの説明やネタバレをした後……。

石橋：みんなの作品を見てどうだった？

杉村：同じライターでもバイブルとなっている作品が全然違っていて、知らない世界を見れて楽しかったです。

タイラ：改めて振り返ると、「自分結構『けいおん』に影響受け取るやんっ！」とびっくりしました（笑）。今まで考えたこともなかったけど、面白かったな〜。

石橋：語ろうと思えば永遠に語れるのが、影響を受けた作品なんだよね。ついつい見せたくなっちゃう（笑）。今回もいい回になりましたね、ピザも美味しかったし！　アニメって本当にいいな〜。

タイラ：やっぱり集まってアニメ作品を一緒に見るのは楽しいですよね！　「ウォッチパーティ」などの機能を使ってオンラインで視聴するのもオススメです。

石橋：そうだね！　これを読んでくださったみなさんも、年末年始はぜひアニメを楽しんでくださいね〜！