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春アニメ『マッシュル-MASHLE-』小林千晃、川島零士インタビュー

春アニメ『マッシュル-MASHLE-』はどこか懐かしさと新しさを感じる? マッシュ・バーンデッド役・小林千晃さん×フィン・エイムズ役・川島零士さん対談インタビュー│「いっぱいツッコんでいるので楽しんでください」

 

小林さんと川島さんから見た各キャラクターの印象とは

――では、お互いのキャラクターの印象についてお聞かせください。

小林:僕は、この作品において友達になるとしたら、フィンがいいなと思うほどフィンがいい奴だなと思っています。

最初は、マッシュに迫られて半強制的に友人になります。ですが、フィンがマッシュのために立ち上がってくれたり、自分が傷ついてもなおマッシュのために尽くしてくれたりする一面を見たからこそ、マッシュも親友といいますか、頼りにしている部分もあるんじゃないかなと。

魔法や戦闘能力では決して強い部類には入らないと思いますが、それでもマッシュが頼りにしている部分は、精神的に本当に良い人で、頼りがいがある部分、信頼出来る部分がたくさんあるからだと思います。

ある種の包容力のような、優しく包み込んでくれる、慌てつつもなんでも受け入れてくれるというところに僕は魅力を感じますね。

――フィンは作中屈指の常識人のイメージもあります。

小林:彼がいなかったら、話が成立しないところもありますね。

川島:ボケ倒しですね。

 

 
小林:フィンは、自分の才能の無さなどに鬱屈しているところもあります。ただ、それはフィンに感情移入しやすいということでもあるのかなと。他のキャラクターが飛び抜けていたり、マッシュが誰よりも飛び抜けていたりするので。

その点フィンは小市民や常識人的なところを持ちあわせているので、視聴者や読者が感情移入しやすく、感情を入れ込んで見やすいのかなと思います。

川島:マッシュとフィンの関係性で魅力的だなと思うのが、ジャンプ作品ではありつつ「俺たち友達だろ」と言わないところなんですよね。

お互いが口に出すわけではありませんが、マッシュがフィンを頼っているところとか、お互いが支え合っている部分を感じ取り、回が増すごとに徐々に距離が縮まっているんですよね。

友人2人の関係、俺達これだけ仲良いんだぜと言わない、絶妙な曖昧さが僕は気持ちいいなと思っています。

――川島さんは、マッシュをご覧になっていかがですか。

川島:マッシュは色々とぶっ飛んでいるシーンがありますが、僕が楽しみにしている点について話をすると、マッシュがボケると色々な方がモノローグやセリフでツッコミを入れることですね。

フィンがツッコミ役となっているので、人それぞれのマッシュに対するツッコミをフォーカスして見ています。毎回、どのようにツッコミをするのか楽しみながら見ていますし、面白いなと思っています。

――本作には、ランス・クラウン(CV.石川界人さん)、ドット・バレット(CV.江口拓也さん)、レモン・アーヴィン(CV.上田麗奈さん)といったキャラクターも登場します。この3人への印象や魅力を教えてください。

小林:ランスは秀才で、おそらく魔法界でも家柄も相まって屈指の天才の一人だなと思いつつ、ツッコミ要素があるキャラクターでもあるなと感じています。

界人さんのかっこよく説得力あるボイスで、ボケをボケとしてやらない、あえて全てかっこよく演じるという面白さが素敵ですね。

こういったイケメンキャラがライバルとして登場する場合、あんまり隙がないキャラクターなことが多いです。ですが、ランスは面倒見が良かったり、ちゃんとツッコミ要素があったりと、隙だらけの2枚目キャラなので、そういったギャップが魅力だなと感じますね。

川島:界人さん演じるランスは、どのくらいのボケ具合で演じるのかなと思っていました。実際に聞いてみると、界人さんのイケメンボイスとランスの個性も相まって絶妙な嫌味のなさで。隙のある感じが「なるほど、ランスはこういうバランスなんだ」と印象に残っています。

 

 

――ドットに関してはいかがですか。

小林:ドットは、原作でも賑やかし要員でありつつ、でも頼れるナイスガイでもあるというところで、僕も好きなキャラクターです。

一番賑やかなキャラクターを年齢的にもキャリア的にも一番上の江口さんが演じてくれているので安心感がありますし、喉がはちきれんばかりに演じてくださっています。

収録は夕方に収録しているのですが、朝の収録じゃなくてよかったと江口さんが毎回言っています。

川島:言っていましたね(笑)。

――朝からだと喉がすごいことになりそうですね。

小林:でも、そんな演技をテストの時から本気でやってくださるのがありがたいですし、ドットというキャラクターの魅力を最大限に引き出している要因の一つかなとも感じています。なので、ドットが江口さんで良かったです。

川島:本当にそう思います。

想像を超えるお芝居でメリハリがあり、特に勢い良く声を出しているところはもちろん、ドットがコミカルな絵になって力が抜けているときの演技にも注目して見ていただきたいです。

ネジが飛んでいる感じがしますので、そういったところがアニメになってより鮮明になったドットの魅力かなと思います。

――レモンの印象について教えてください。

小林:レモンちゃんは、5人の中でもとびぬけて個性的ですね。でも、可愛い女の子がベースにあるので、ディレクションでもぶりっ子よりは女の子がシンプルに可愛く助けを求めているように女の子をちゃんと見せてほしいと注文もありました。

とはいえ、それだけでは収まらない大変なキャラクターで、難しい役どころだと思います。いろんなギャップがあって、面白味が詰まっていて、単に可愛いだけじゃないレモンを表現できているのは、上田さんのおかげなんだろうなと思います。

可愛いなと思わせてもらいつつ、紅一点として元気に楽しく演じられているのを毎週見させてもらっています。

 

 

――ジャンプフェスタの際に、レモンと上手く掛け合いできているのか、と小林さんはおっしゃっていましたが、収録が進んだいま改めていかがでしょうか。

小林:それは、お互い様といいますか、マッシュもあまり受け答えとして同じトーンで返していないですし、レモンも一方的に妄想を語っているだけなので、お互いにすれ違ってはいると思います。

でも、シリアスな場面では、ちゃんと掛け合うこともありますので、そこは高低差がある分、ちゃんとシリアスな場面で掛け合ったときに、普段してないからこそグッとくるものがあるなと思いました。

川島:たしかに……。レモンちゃんはそうですね。僕は、演じるうえで一番難しいのはレモンちゃんだなと思っています。

それこそ、演じる人によって変わるニュアンスがあったりして、未だにレモンちゃんがどういう人なのか、幅が広すぎて完全に把握しきれてない部分もあります。レモンちゃんのクレイジーなところを覗き込むと深淵があって、底が見えない感じもしますし。

底知れぬ感じが可愛さの奥に隠れていて、僕は絶妙に好きですね(笑)。お芝居の幅で見ても、毎回上田さんが上の音を出して叫んだと思ったら、すごく低いトーンを出したりとかもあって、こんなアプローチもあるのか……!と勉強させていただいています。

 

個性豊かなキャラクターとフィンのツッコミに期待!

――最後にアニメ序盤(第1~3話)の見どころについてお聞かせください。

小林:序盤はマッシュの話から、マッシュが魔法学校に入り、どんどんと仲間たちが集っていく過程が描かれます。仲間になる過程がそれぞれ面白く、ぐっと心にくるシーンもあります。

ベースはバトルとコメディになりますが、かっこよさやお笑い以外にも、ほろりとくるシーンもあったりするのが『マッシュル -MASHLE-』の魅力ですので、楽しんでいただきたいです。

原作ファンの方々はご存知かと思いますが、個性豊かなキャラクターたちが次々と出てきます。さらにそれを個性豊かな役者が演じ、素敵な作画で描いてくださっているので、ぜひアニメを楽しみにしていただきたいなと思います。

川島:コミカルな部分はありつつ、バトルシーンは熱い。さらに、ぐっとくるシーンがある。第1話を見ていただければ『マッシュル -MASHLE-』はこういう作品なんです、と提示されていると思いますので、楽しんでいただければと思います。

小林:フィン目線は?

川島:フィン目線でいいますと……。なんだろうな(笑)。

小林:いっぱいツッコんでいるので楽しんでください、とか?

川島:こんなに気持ちよくストレートにツッコミを入れている作品も久しぶりだと感じているので、懐かしさも感じつつ楽しんで頂ければと思います(笑)。

小林:ぜひ川島くんのツッコミをお楽しみに(笑)。

川島:全力でやっています!(笑)。

――ありがとうございました!

 

 
[取材・文・撮影/うご]

 

TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」作品概要

放送&配信情報

◆2023年4月7日(金)24:00より放送開始!

■放送情報
TOKYO MX:4月7日より毎週金曜24:00
群馬テレビ:4月7日より毎週金曜24:00
とちぎテレビ:4月7日より毎週金曜24:00
BS11:4月7日より毎週金曜24:00
中京テレビ:4月8日より毎週土曜25:55
テレビ新潟:4月8日より毎週土曜25:55
毎日放送:4月8日より毎週土曜26:08
福岡放送:4月9日より毎週日曜25:50
長野朝日放送:4月11日より毎週火曜25:20
静岡放送:4月11日より毎週火曜25:25
岡山放送:4月12日より毎週水曜25:15
札幌テレビ:4月13日より毎週木曜26:29
中国放送:4月14日より毎週金曜26:08
ミヤギテレビ:4月14日より毎週金曜26:29

■配信情報
4月7日(金) 24:00~ ABEMA dアニメストア先行配信
4月10日(月) 12:00~ 各配信サイトにて配信開始
(バンダイチャンネル、hulu、DMMTV、FOD、Prime Video、U-NEXT、アニメ放題、TELASA、J:comオンデマンド、auスマートパスプレミアム、milplus ほか)
※配信日時は変更となる場合があります

イントロダクション

週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて大好評連載中の、甲本一による大人気コミック「マッシュル-MASHLE-」。

魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いとシュールなギャグによって生まれるギャップに話題沸騰、日本をはじめ、世界各国・地域でも人気を呼んでいる。

そんな筋肉×魔法の独特な世界観が繰り広げるアブノーマル魔法ファンタジーが、2023年TVアニメ化!!

ストーリー

ここは、魔法界。
ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。
そんな魔法界の深い森の中で、一人筋トレに励む少年。
その名はマッシュ・バーンデッド──彼の秘密は、魔法が使えないこと。
家族との平穏な暮らしを望む彼だったが、ある日、突然命を狙われ、
なぜか魔法学校に入学し、トップである「神覚者」を目指すことに。
彼の鍛え抜かれた筋肉は、精鋭の魔法使いたちに通用するのか…!?
鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー堂々開幕──!!

スタッフ

原作 甲本一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督 田中智也
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:東島久志
サブキャラクターデザイン:久松沙紀、後藤望
アクションディレクター:松田剛吏、合田浩章
色彩設計:武田仁基
美術設定:成田偉保
美術監督:伊藤友沙
撮影監督:鈴木彬人
CG監督:福田大輔
編集:吉武将人
音楽:横山克
音響監督:本山哲
音響効果:安藤由衣
音響制作:INSPIONエッジ
制作:A-1 Pictures

主題歌

オープニング曲:岡崎体育「Knock Out」
エンディング曲:フィロソフィーのダンス「シュークリーム・ファンク」

キャスト

マッシュ・バーンデッド:小林千晃
フィン・エイムズ:川島零士
ランス・クラウン:石川界人
ドット・バレット:江口拓也
レモン・アーヴィン:上田麗奈
ナレーション:平田広明
レイン・エイムズ:梶裕貴
アベル・ウォーカー:梅原裕一郎
アビス・レイザー:七海ひろき

公式サイト
公式ツイッター(@mashle_official)
公式TikTok

公式WEBラジオが3月22日(水)よりOAスタート

作品公式WEBラジオ「MASH RADIO(マッシュレイディオ)」
3月22日(水)より毎週水曜18時配信予定
パーソナリティ:小林千晃(マッシュ・バーンデッド)
ハッシュタグ:#マシュラジ

原作情報

「マッシュル-MASHLE-」週刊少年ジャンプにて連載中!
原作コミックス1~15巻発売中!

 

(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
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