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「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」ドンブラザーズチームインタビュー

「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」ドンブラザーズチームインタビュー|タロウがいなくなった1年後はどうなっている? ゼンカイジャーとのコラボで作品もパワーアップ!

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と『機界戦隊ゼンカイジャー』の面々が一堂に会するVシネクスト「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」が5月3日より期間限定上映中です。

今回は「ゼンカイジャー編」「ドンブラザーズ編」「VS編」の三部構成で繰り広げられるオリジナルストーリーが展開されます。TVシリーズのその後が描かれたり、新フォームが登場するなど、ファン必見の内容に。

アニメイトタイムズでは、本作に出演するキャスト陣にインタビューを実施しました。本稿では、ドンブラザーズチームのインタビューをお届け!

<インタビュー対象者>
・桃井タロウ/ドンモモタロウ役 樋口幸平さん
・猿原真一/サルブラザー役 別府由来さん
・鬼頭はるか/オニシスター役 志田こはくさん
・犬塚翼/イヌブラザー役 柊太朗さん
・雉野つよし/キジブラザー役 鈴木浩文さん
・桃谷ジロウ/ドンドラゴクウ、ドンドラボルト役 石川雷蔵さん

キャラクターの1年後はどんな姿?

ーー本作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』パートでは、TVシリーズから1年経った世界です。それぞれ1年の時間が経過したキャラを演じてみていかがでしたか。

樋口幸平さん(以下、樋口):桃井タロウの成長と同時に、自分自身、樋口幸平の成長も実感できた1年だったので、役と一緒に成長できたキャラクターを演じられてすごく嬉しかったです。

別府由来さん(以下、別府):タロウがいなくなった後も、僕たちはジロウを筆頭にドンブラザーズとして活動していました。それ自体は詳しく描かれていないのですが、「プライベートで樋口幸平がいなくなったらどういう感じか」を考えながら演じました。1年間一緒にやってきた信頼関係もあったので、同じようなことを猿原はタロウに対して思うんじゃないかなと。

志田こはくさん(以下、志田):はるかは大学生になっています。本編では顔を崩すなど、大げさにやっていたのですが、今回は大人らしい女性を意識しました。漫画も上手くいっていると思うので、少し余裕を持って演じるよう心がけました。

柊太朗さん(以下、柊太朗):タロウがいなくなってから、ちょうど1年。1年って結構長いなと感じたので、その1年間での当たり前がある分、「やってきたぞ」というのをちゃんと出せるように、ソノニとの関係性などを深堀りしておきました。環境への準備が多かったですね。そこをうまく表現できたらなという気持ちだったので、新鮮味がありました。一方で、当たり前というのを意識してやったので、そこは難しかったです。

鈴木浩文さん(以下、鈴木):ドンブラザーズはタロウがいないと、まとまらないんだと思います。皆がバラバラに解散していくところがあって。個性豊かなメンバーが集まって面白いんですけど、タロウがいないと上手く回らないんだなと。自分が演じていて思ったのは、最終回で皆に色々な良い事があって、前向きに終わったんですけど、1年経てばいい気になってるメンバーがいたり……。一大イベントを経て考え方が変わっても、本質的には変わらない部分がある。そういうところを臆面もなく出すのが『ドンブラザーズ』らしいなと思いました。

石川雷蔵さん(以下、石川):僕は最初「ジロウ、めっちゃ頑張ったんだろうな」と思いながら、脚本を読んでいました。タロウが急にいなくなったので、ジロウに託された。本編を演じていたときはタロウがいるから、彼の代わりになろうとする一方で、どこか安心していた節がありました。

いざいなくなった時に、本編の終盤で2人のジロウが1つになって新しい自分が出来たんですけど、そこまで人格も安定しない中、どうにか頑張ってドンブラザーズを繋ぎ止めようとしています。今までのジロウだったら、『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』じゃなくて「ドラゴンファイヤーズVSゼンカイジャー」になっていたと思います。そこがちゃんと『ドンブラザーズ』になっている。

ジロウは頑張ったんですけど、方向を間違えてしまったという……。色々な方法を考えた結果、皆を留めるにはこうするしかなかったという最終手段だったのかなと。「自分は間違っていない」と思い込みながら、演じていました。

ーーいざジロウがリーダーになってみて、いかがでしたか。

石川:「絶対にこの人達はまとまらない!」と思いました。僕じゃまとまらないんだなと。

ーーみなさんもジロウがリーダーだと、やはり違和感がありますか。

柊太朗:信頼するしないではなく、絶対的じゃなくなったので。ジロウをなめているわけではないと思うんですが……何だろう?

石川:立ち回りが犬っぽいというか、ついてく側のキャラクターだから。「ちょっと待ってくださいよー!」という感じ。そうなると急にリーダーになっても……。

別府:1年間の戦いがあったと思うんですけど、どのくらいあったと思う?

柊太朗:最初の方は結構多かったんじゃない?

別府:(樋口さんを指しながら)この人が元凶のケース多いよね。

樋口:確かになあ。

鈴木:多分、1年はジロウがリーダーで保ったんだろうね。でもやっぱりタロウが絶対的すぎるから、一番強くてめちゃくちゃ豪腕の社長が2代目になっても上手くいかないパターン。

柊太朗:最初は皆でめっちゃ喧嘩しただろうね。

別府:自分たちがヒーローとして戦う相手も少なくなったと思うんですよね。だから、ジロウでもぎりぎりいけたのかなと思いますけど。

柊太朗:獣人みたいな事件はもうないんだろうね。

別府:そういうこともあって、「もういいか」みたいな。「飽きた」とも言っていたし、飽きるくらい平和に過ごしていた1年だったのかなって。自分の暮らしでいっぱいいっぱいだったのかなと思っていました。

ーーそんな中、今回のヒトツ鬼として、忍者おじさんがまた出てきますよね。『ドンブラザーズ』ファンには嬉しいポイントかなと思いました。また戦ってみていかがでしたか。

樋口:忍者おじさんは結構苦戦する、強い相手です。なかなか倒すには苦労したんですけど、忍者おじさんも『ドンブラザーズ』のキャストの1人なので、忍者おじさんのインパクトを皆に届けられたら、演じている榊原卓士さん自身も凄く嬉しいと思うし、ファンの皆さんも待望しているのであれば喜ぶと思います。忍者おじさん節を存分に受けていただければなと思います。

ーー脳人の3人もドンブラザーズに入りました。3人それぞれとの絡みも注目かなと思います。志田さん、ソノザ編集長とのやり取りはどうでしたか。

志田:皆が落ち込んでいたシーンで、ソノザが「お前たち、そんなんでいいのか!」って言ったじゃないですか。あれがすごく好きです。はるかの漫画で色々な感情を知って、人の気持ちとか人に対する思いを学んできたんだと思います。だからこそ、そういう言葉が出たんじゃないでしょうか。それが本当にソノザで良かったなと。

ーーなるほど。犬塚はソノニと……。

柊太朗:常に擁護してくれているのは、変わらないなと感じる部分だったのですが、それでも「本当にこれでいいのか」というシーンなどを見ると、追いかける関係から対等な関係になってきたのかなと。なので関係性は、2人で逃亡するようになってからも変わっていたのかなと。ラストのシーンでは、これから始まるのかなと思えるところもありました。「これから色々な関係性になれそう」というのが一番良かったポイントです。

樋口:柊太朗的に追われる恋愛が好き? ソノニは犬塚の影響で愛を知ったじゃないですか。追われる恋愛が好きなのか、追う恋愛が好きなのか?

柊太朗:僕は対等な関係が良いですね。

樋口:なるほど! 

別府:今後の参考にさせていただきます! 

柊太朗:ここは絶対に使わないでいいです(笑)。

ーー(笑)。ソノイとのシーンもありましたが、いかがでしたか。

樋口:ソノイ役の富永勇也さんがちゃんと作ってきてくれていました。勇くんと演じるシーンはお互い良いものにしようという話も出ていました。それに対してあそこはどうだったと後悔することもないし、2人があの時に出来た最大限を出せた思います。ただ、流石におでんは食べすぎたので、来年の冬までおでんは大丈夫かな……。

別府:ラーメンで記憶が復活するじゃないですか。あれ最初はどれくらい復活してたのかなって。段々思い出してきたという感じ?

樋口:最初はドンブリーズだったけど、皆に会いに来て少しずつ思い出していく感じにしてましたね。

別府:あそこの表情はなんか優しかったもんね。

樋口:まだ完璧には思い出せていないという。

鈴木:何でラーメンだったんだっけ?

別府:俺、また取られましたよ、ラーメン。最初におでんを取られて、ラーメンも取られて。

鈴木:あれおでんでも良かったよね。

柊太朗:ナルトが回ってるから?

鈴木:深いなと思って。「そうくるか」と。僕なら、おでんで記憶が戻るなと思っちゃう。

別府:あれは食べてたんだっけ? 

柊太朗:この話もういいよ!

一同:(笑)。

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