音楽
和楽器バンド・鈴華ゆう子、町屋、山葵、黒流『I vs I』インタビュー

newアルバム『I vs I』和楽器バンド・鈴華ゆう子さん、黒流さん、町屋さん、山葵さんが楽曲への思いを語る! さらに4人の好きなアニメやゲームなどオタクトークが爆発!?

 

メンバー4人のお気に入りのアニメやゲームとは?

──せっかくですので好きなマンガやアニメ作品、今ハマっている作品などを教えてください。

黒流:僕は3人兄弟で、一番上の兄がコスプレーヤーで。兄は『カリオストロの城』の次元大介のコスプレをした時、クラリスのコスプレをしていた女性と出会い、後に結婚しました(笑)。

それほど熱烈な『ルパン三世』ファンの兄のおかげで、僕もすごく影響を受けたので、『ルパン三世』が自分の原点で、特に1st『ルパン』がすごく好きです。

山葵:宇宙世紀ものの『ガンダム』が好きです。中でも『第08MS小隊』が好きで。あと最近では、『SLAM DUNK』の映画を3回観に行きました。マンガも全巻持っています。

ゲームは、僕の中で勝手に「3M」と呼んでいる『メタルギア』、『メトロイド』、『メタルスラッグ』が好きで、コロナ禍で暇になった時は『メタルギア』をずっとやっていました。

小島秀夫監督の『DEATH STRANDING』もやり込んだし。最近よく見ていたアニメでは『推しの子』や『ぼっち・ざ・ろっく!』とか。キリがないのでこの辺にしておきます(笑)。

 

 
町屋:アニメはジャンルにこだわらず、いろいろ見ていますが、最近、一番楽しんでいたのは『Dr.STONE』です。マンガは『ヨルムンガンド』が好きだったので高橋慶多郎先生の『デストロ246』を読んでいたり、『よふかしのうた』も最新巻を買いました。

ゲームで常にやっているのは『ファイナルファンタジーXIV』と、格ゲーもよくプレイするので、『BLAZBLUE』をやっています。あとアニメにもつながりますが、『Fate/Zero』が好きなので、『FGO』もずっとやっています。

鈴華:最近は『【推しの子】』を見ていました。あとはNetflixなどのサブスクでオススメされている作品をとりあえず3話まで見て、ハマったら全部見るみたいな。私の叔父がアニオタなので、「次はコレを見ろ」と勧められたものをかたっぱしから見ています(笑)。

アニメが好きになったきっかけは高橋留美子さんや鳥山 明さんの作品からで、あとは新海 誠監督の作品を見たり。また自分が声優を担当させていただく機会もあるので、携わったアニメやゲームはチェックしています。

『SDガンダム ジージェネレーションジェネシス』ではOP曲とED曲を歌わせていただいたり、オリジナルキャラのユーコ・オルテシアを演じさせていただいたので印象深いですが、最近は任天堂スイッチの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイしています。

任天堂のゲームはとりあえずやってみるし、育成系など女子好みのゲームも好きです。

──皆さんがこちら側の人たちということがわかりました(笑)。

鈴華:そうですね(笑)。

山葵:僕は専門学校時代に同人サークルをやっていました。『東方プロジェクト』関連のアレンジをやったり……。

鈴華:1度一緒に歌ったことがあるよね。

山葵:コミケにもお客さんとしても出展側としても参加したことがあるし、当時はかなりのガチオタでした(笑)。

町屋:最初に作ったCDを売ったのは「ボーマス(THE VOC@LOiD M@ster。ボーカロイドオンリーイベント)」だったよね。

鈴華:みんなで手売りしてね。昔はアニメやゲーム界隈でしか知られていなかったのに、居場所やシーンが知らず知らずのうちに変わっていた気がします。

町屋:僕らがアニメやゲームが好きなのは変わっていないのに、周囲の認知の仕方が変わってきて。昔はニコニコや同人界隈からメジャーに出てきた人たちと見られていたのに、それが段々薄れていって、今ではメジャーで活動しているアーティストという見方をされていて。何か不思議な気がします。

 

 

ニューアルバム『I vs I』は「戦い」がテーマ

──今回リリースされる新作アルバム『I vs I』のコンセプトをお聞かせください。

町屋:今作は戦いをテーマにしていますが、タイアップ曲が多くて、しかも激しい曲が多めになっています。各曲で様々な時代背景の中で行われる様々な戦い……戦う相手は敵だったり、自分だったりを表現しています。

前半はアッパーで荒々しく激しい曲たちが続き、後半からは、本編最後で戦の後の世界で、希望と新たなステージに向かう想いを込めた「BRAVE」へとつなげていくために、前向きな曲や希望につながる曲が続いています。

全編を通して、戦いの日々から戦いが終わった後の世界、そして明日へという流れになっています。

鈴華:ぜひ1枚通して聴いていただきたくて、曲順もすごく考えて作りました。タイアップ目線で作っている部分もあり、自分たちが今作りたいものは何かというところにも目線を向けて、両方の目線で楽しんでいただけるような曲になっています。

また戦いの曲といっても全部アレンジも違うし、歌い方も変えているので、聴くたびに新たな発見があると思うし、アルバム全体に流れる1つのストーリーを楽しんでいただければと思っています。

──1曲目でリードチューンの「The Beast」は7月26日からNetflixで世界全話一挙独占配信が始まるアニメ『範馬刃牙』野人戦争(ピクルウォーズ)編のOPテーマになっていて、奇しくも配信日とアルバム発売日が同じという。

山葵:今まで戦国ものや陰陽師系の作品のタイアップを担当させていただくこと多かったんですけど、今回の『範馬刃牙』は現代の地下格闘技という世界観で。しかもこのシリーズでは野人と戦うということで、そこに僕らが関わるのはおもしろいなと思いましたし、楽しみながら制作しました。

鈴華:男臭さを出すために、私の普段のキーよりだいぶ下げて歌っています。

山葵:僕は個人的に、マンガもずっと読んでいましたし『刃牙』シリーズには触れてきましたが、今この現代に和楽器を主体にしたバンドが『範馬刃牙』という作品に挑むのはおもしろいなと思いました。

──イントロは中近東などの民族音楽風で、和楽器バンドファンの方も驚かれたのでは?

町屋:再生ボタンを押した瞬間に「あれ? CD間違ったかな」とビックリする方も多いかもしれませんね(笑)。

今回、「野人戦争編」ということで、大陸感のある民族音楽的な要素もド頭に入れようと思って、インドネシアのケチャという音楽を元にしたオリジナルの民族音楽風のものを入れています。

でも、わずか10秒ほどでバンドインして、和楽器バンドの世界観に引き込めるので、僕自身もこの始まり方は気に入っています。

 

 

──アルバムの特設サイトのセルフライナーノーツでも書かれていましたが、町屋さんもかなりの刃牙ファンのようで。

町屋:そうですね。だから今回のシリーズが原作の何話から何話までなのかを聞いた瞬間に、すぐに頭の中で曲が浮かんできました。野人戦争編だからこうなりましたけど、相撲編(バキ道)だったらこうしたいなというイメージがあります。

山葵:相撲編やりたいですよね(笑)。

町屋:でもその前に宮本武蔵(刃牙道)のエピソードかな。

山葵:それもいいですね!

町屋:それぞれのエピソードで作れる曲がありますから。普段から原作に対する理解度が深いことは楽曲を作る上ですごく有利かなと。

──アルバム発売前からアニメ『範馬刃牙』野人戦争編のPV内で「The Beast」が流れていましたが、反響はいかがでしたか?

町屋:僕はSNSをあまりチェックしないほうなので反応はわかりませんが、先日のFCイベントの公演後にこのアルバムのクロスフェードを流した時、袖から皆さんの反応をこっそり見ていました(笑)。

鈴華:既に二次創作しようとしている人がいて。まだ1コーラスしか発表されていないのに、続きを想像して、1曲フル尺で歌詞を含めて作り上げて、映像化する人がいると知って、サブカルっぽくていいなと思いました(笑)。

──アニメの放送が始まってから『刃牙』ファンの人がどういう反応をするのかも楽しみですね。

黒流:楽しみだけど、怖さもありますね(笑)。

町屋:ここしばらくは、OPはGRANRODEOさんだったので。

鈴華:それは私、すごく責任を感じていて、セールスの数字を見たくなくて(笑)。

──鈴華さんのボーカルの熱さと和楽器が織り成す猛々しさは作品にすごくマッチしていると思いました。

鈴華:歌う時は作品のイメージと離れてしまうかもとすごく悩みました。この曲は自分ではなく、町屋さんが作ってくれたこともあって、「これでいいのだろうか?」と思いながら歌いました。『刃牙』ファンの方が受け入れてくれたらいいなと願っています。

 

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