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『魔道祖師』小説、アニメ、ドラマまとめ|魅力や楽しみ方をご紹介

アジアをはじめ世界が熱狂する作品『魔道祖師』の魅力とは? 小説、アニメ、実写ドラマ(『陳情令』)、ラジオドラマまとめ|オススメの楽しみ方をご紹介

人気作家・墨香銅臭先生が描く中国BLファンタジー小説『魔道祖師』。主人公・魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)の激動の運命を描き、二人が絆を深めていく緻密で壮大なストーリーは多くのファンを魅了。世界が熱狂するメガヒット作品となっています。

アニメや実写ドラマ『陳情令』、ラジオドラマ、漫画などのメディアミックスも展開している本作。気になっているけど何から手を出したらいいか迷っている人もいるのではないでしょうか。本記事ではそんな『魔道祖師』の魅力やオススメの楽しみ方をご紹介します。

作品を読み終わったあと、観終わったあとにはきっと『魔道祖師』の沼から抜け出せなくなるはず。信頼する者との深い絆、善良で正義感の強い彼らの運命をぜひご堪能ください!

 

目次

『魔道祖師』とは?

 

 

『魔道祖師』の世界観

物語の舞台は古代中国──妖魔や邪気などが人々の生活を脅かしていた架空の時代。修真界(古代中国で、仙人となることを目的とする修行者たちの世界)で勢力争いが繰り広げられるなか、五大世家として名を連ねる名門(姑蘇藍氏・雲夢江氏・岐山温氏・蘭陵金氏・清河聶氏)によって世の中の秩序は統治されています。

 

あらすじ

かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。

それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、なぜか彼はそばを離れようとせず――。

自由奔放で快活な魏無羨と、品行方正で寡黙な藍忘機。あの日の旋律が再び二人を巡りあわせ、運命の歯車は動き始める。

(公式サイトより引用)

 

魏無羨&藍忘機の激動の運命を描く

 

 
主人公・魏無羨は、雲夢江氏の一番弟子で、才気溢れる聡明な美男子。姓は魏(ウェイ)、名は嬰(イン)、字は無羨(ウーシエン)。幼い頃に両親を亡くし雲夢江氏家主の養子として、義弟・江澄(ジャン・チョン)と江澄の姉・江厭離(ジャン・イエンリー)と一緒に育ちます。後に詭道を修めて「夷陵老祖」と呼ばれるように。

そして、魏無羨と相反する存在でもある藍忘機。姓は藍(ラン)、名は湛(ジャン)、字は忘機(ワンジー)。規律を重んじることでも知られる姑蘇藍氏の第二公子で、「含光君」と称される文武両道の超絶美男子です。兄・藍曦臣(ラン・シーチェン)とともに「藍氏双璧」の美名を持ちます。

孤高で他を寄せ付けない寡黙な藍忘機は、ちょっかいをかけてくる魏無羨につれない態度をとり衝突を繰り返していましたが、時が経ち、二人の関係に変化が見られるように。

物語冒頭で死んだとされる魏無羨の過去に何があったのか、十数年の時を経て現世に蘇った彼が再会した藍忘機や江澄との関係、彼らを取り巻く過去からの因縁も徐々に紐解かれていきます。

 

『魔道祖師』の魅力

 

 
濃厚なストーリーのなかでイキイキと描かれる魅力的なキャラクターも際立つ本作。修真界で広く名の知れる魏無羨と藍忘機ですが、肩書きや世の中の噂だけでは本当の彼らを知ることができません。

魏無羨は自由奔放のなかにも聡明さが際立ち、魔道に堕ちたとされるも正義感は人一倍強い。恥知らずだけど色恋には不慣れで、勘が良いのにとんでもなく鈍感な一面も見せます。

また、品行方正で模範的だと称えられるけれど、実際の藍忘機は想像を絶する魅力を放っていますし、意外にも可愛かったりします。彼は完璧に見えますが、本当に可愛いです。

『魔道祖師』は、壮大な群像劇のなかで魏無羨と藍忘機の激動の運命を描き、交差していく二人の感情も織り込まれています。極上の萌えが得られるのも本作の醍醐味。自らを律するという信条を表す姑蘇藍氏の「抹額」の知られざる意味など、悶絶要素もたっぷりです。

熱狂的なファンが多いアニメやドラマは、緻密に構築された原作の世界観を大切にしつつオリジナル設定も。作品それぞれの魅力をぜひ味わってみてください。

 

小説『魔道祖師』

 

 
中国の人気作家・墨香銅臭先生の2作目となるBLファンタジー小説『魔道祖師』。(デビュー作は『人渣反派自救系統』、3作目は『天官賜福』。)

中国のWeb小説サイト「晋江文学城」で2015年10月から2016年3月にかけて連載された本作。中国語版(簡体字・繁体字)をはじめ、タイ語版、ベトナム語版、韓国語版などの海外版が出版されるなか、2021年5月より日本語版の書籍が発売されました。

日本語版小説は3か月連続リリースされ、全4巻+番外編小冊子で完結。累計部数は50万部を突破しています。日本語訳が素晴らしくて読みやすいのも魅力のひとつ。なんとなく海外小説が苦手という方にもオススメしたいです。

小説は、現世を軸に回想シーンが組み込まれて過去の出来事が少しづつ紐解かれていく構成。魏無羨の記憶にある過去の藍忘機と、現世で再会した大人の藍忘機の違いが顕著に見てとれるのも面白いところ。そんな藍忘機の変化を前に、驚愕している魏無羨にも注目です。

本作はBL作品ですので、魏無羨と藍忘機の恋愛展開にもぜひご期待ください。カップリングは攻めが藍忘機で受けが魏無羨です。聖人君子のような含光君が攻めで、百戦錬磨と豪語する夷陵老祖が受け。間違いなく「藍忘機×魏無羨」です。進展はゆっくりじっくりですが、とんでもない萌えが待ち受けていますので、存分に悶えてくださいね。

さらに小説には本編終了後の番外編があり、第4巻に4つ&小冊子に4つの計8つの物語が収録。本編では描かれなかった魏無羨と藍忘機の濃厚な関係など、ファン悶絶のシーンが満載ですのでお見逃しなく。

 

『魔道祖師』日本語版小説作品情報

著者:墨香銅臭
装画:千二百
訳者:鄭穎馨
発売日:2021年5月27日
レーベル:ダリアシリーズユニ
発行:フロンティアワークス
※台湾版(繁体字)より翻訳

小説『魔道祖師』公式サイト

 

 

アニメ『魔道祖師』

 

 
世界でシリーズ累計再生回数150億回を超える大ヒットファンタジーアニメ。2020年にアニメ『魔道祖師 前塵(ぜんじん)編』、『魔道祖師 羨雲(せんうん)編』が日本初放送。その後、シリーズ最終章となる『魔道祖師 完結編』も日本に上陸。字幕版が2022年11月、吹替版が2023年1月に放送・配信され、いずれも大反響を呼びました。

魏無羨役を木村良平さん(中国版は阿傑さん)、藍忘機役を立花慎之介さん(中国版は辺江さん)が演じています。『前塵編』全15話、『羨雲編』全8話、『完結編』全12話の構成。原作である長編小説の真髄が詰まっていて、映像美や古典楽器を用いた音楽にも魅了される作品です。

 

 

ビジュアル面では、少年から大人へと成長する魏無羨や藍忘機、さらに雲夢江氏の現宗主・江澄の変化にも痺れますし、メインキャラクターたちが美しくて格好良くて眼福。修為の高い彼らの華麗なアクションシーンもアニメの醍醐味のひとつです。

 

 

魏無羨が復活して藍忘機と再会後、凶暴な鬼腕の謎を解くため共に旅に出るのですが、縮まっていく二人の距離感が絶妙。この間に二人に何があったんだろうと、妄想が滾ることでしょう。魏無羨を全面的に肯定し、味方であることを示す藍忘機。直接的な言葉はなくとも、藍忘機の深い思いが伝わってきます。原作とは少し色の違うラストも印象深く、人々の心に刻まれる素敵な作品です。

アニメではブロマンスとして描かれる魏無羨と藍忘機の関係ですが、作品に込められたものを様々な描写から感じ取ることができるはず。意味深な演出に深読みしたくなるのも本作の魅力です。

 

アニメ『魔道祖師』公式サイト
アニメ『魔道祖師』公式X(Twitter)

 

TVアニメ『魔道祖師』ティザーPV

 

日本語吹替版キャスト

魏無羨(ウェイ・ウーシエン):木村良平
藍忘機(ラン・ワンジー):立花慎之介
江澄(ジャン・チョン):緑川光
江厭離(ジャン・イエンリー):早見沙織
藍曦臣(ラン・シーチェン):森川智之
温寧(ウェン・ニン):島﨑信長
温情(ウェン・チン):川澄綾子
金光瑶(ジン・グアンヤオ):石田彰
金凌(ジン・リン):梶裕貴
藍思追(ラン・スージュイ):土屋神葉
藍景儀(ラン・ジンイー):斉藤壮馬
聶懐桑(ニエ・ホワイサン):花江夏樹
金子軒(ジン・ズーシュエン):赤羽根健治
温晁(ウェン・チャオ):吉野裕行
王霊嬌(ワン・リンジャオ):阿澄佳奈
羅青羊(ルオ・チンヤン):Lynn
江楓眠(ジャン・フォンミエン):浜田賢二
虞紫鳶(ユー・ズーユエン):本田貴子
藍啓仁(ラン・チーレン):酒巻光宏
金光善(ジン・グアンシャン):速水奨
温若寒(ウェン・ルオハン):三宅健太
温逐流(ウェン・ジューリウ):酒井敬幸
聶明玦(ニエ・ミンジュエ):白熊寛嗣
蘇渉(スー・ショー):こばたけまさふみ
薛洋(シュエ・ヤン):内山昂輝
暁星塵(シャオ・シンチェン):石川界人
宋嵐(ソン・ラン):江口拓也
阿箐(アージン):悠木碧

 

 

『魔道祖師Q』もオススメ!

可愛らしくコミカルなミニキャラクターのショートアニメ『魔道祖師Q』(全30話)。ゆるふわな癒やしのなかに『魔道祖師』の切なさも滲み出ています。

 

 

 

実写ドラマ『陳情令』

 

 

『魔道祖師』を実写ドラマ化したファンタジー時代劇『陳情令』(全50話)。2019年6月に中国で配信がスタートし、2020年3月に日本初放送。全世界で動画再生回数100億回突破の大ヒット作品です。魏無羨役を肖戦(シャオ・ジャン)さん、藍忘機役を王一博(ワン・イーボー)さんが演じ、ともにアイドルグループ出身のお二人は『陳情令』出演後、大ブレイクを果たしました。

魏無羨の声を演じるのは路知行さん(中国語版)、木村良平さん(日本語吹替版)。藍忘機は辺江さん(中国語版)、立花慎之介さん(日本語吹替版)。日本語吹替版のメインキャストはアニメと同じ方々です。

肖戦さん&王一博さんが歌う主題歌「無羈/忘羨」も本作の醍醐味。また、魏無羨の笛&藍忘機の琴、それぞれの法術の音が劇中曲やキャラクターソングなどでも印象的に使われているのも注目です。

 

 
『陳情令』の魅力のひとつとして挙げられる「究極の美」。音楽や映像の美に加えて、ブロマンスとして描く魏無羨と藍忘機の関係もまた美しく、唯一無二の「知己」となる二人の深い絆は人々の心を打っています。時代背景を魏晋南北朝とし、その他の時代の要素も組み合わせているのも特徴。衣装や調度品をはじめ、美術全般における丁寧なこだわりも圧巻です。

復活の際、原作で魏無羨は「献舍」という術で召喚されて莫玄羽(モー・シュエンユー)の体に入っている状態なので見た目には魏無羨だと分からないのですが、『陳情令』での術の名は「舎身呪」で、見た目も魏無羨なので正体を隠すために仮面をつけています。この仮面姿の妖艶で美しい魏無羨は、『陳情令』でしか味わえない楽しみのひとつに。様々なオリジナル設定があり、実写ならではの耽美な描写にきっと引き込まれるでしょう。

 

 

 
『陳情令』公式サイト
『陳情令』公式X(Twitter)

 

『陳情令』字幕版オフィシャルトレーラー

『陳情令』吹替版オフィシャルトレーラー

 

 

大河幻想ラジオドラマ『魔道祖師』

 

 
中国の猫耳FMにて2018年6月より配信され、人気を博しているラジオドラマ『魔道祖師』(魏無羨役は路知行さん、藍忘機役は魏超さん)。2020年1月より、MiMiにて日本語版の配信が開始されました。魏無羨役を鈴木達央さん、藍忘機役を日野 聡さんが演じています。

ラジオドラマは原作小説の世界観を忠実に表現していることが大きな魅力のひとつ。魏無羨と藍忘機のロマンス要素も存分に味わうことができます。ファンが待ち望んでいたシーンのひとつ、魏無羨と藍忘機の初めての口付けもすでに日本語版で配信されていますのでお聴き逃しなく。イヤフォンでじっくり何度もお楽しみください。

音楽も素敵ですし、きゅんが溢れる美麗なイラストにもきっと萌えが止まらないでしょう。

 

 

『魔道祖師』ラジオドラマ公式サイト
『魔道祖師』ラジオドラマ公式X(Twitter)

 

日本語版キャスト

魏無羨(ぎむせん):鈴木達央
藍忘機(らんぼうき):日野聡
江澄(こうちょう):緑川光
藍曦臣(らんぎしん):森川智之
金凌(きんりょう):村瀬歩
温寧(おんねい):保志総一朗
藍思追(らんしつい):小林裕介
藍景儀(らんけいぎ):下野紘
金光瑤(きんこうよう):石田彰
江楓眠 (こうふうみん) :堀内賢雄
虡紫鴛 (ぐしえん) :田中敦子
江厭離(こうえんり):竹達彩奈
聶懐桑(じょうかいそう):松岡禎丞
聶明玦(じょうめいけつ):津田健次郎
藍啓仁(らんけいじん):新垣樽助
温情(おんじょう) :斎藤千和
温晁(おんちょう) :杉山紀彰
温逐流 (おんちくりゅう) :小西克幸
王霊嬌 (おうれいきょう) :伊藤静
金子軒(きんしけん):高橋広樹
金光善(きんこうぜん):速水奨
薛洋(せつよう):近藤隆
暁星塵(ぎょうせいじん):立花慎之介
宋嵐(そうらん):三木眞一郎
菁ちゃん(せいちゃん):下屋則子
秦愫(しんそ):大原さやか
蘇渉(そしょう):市来光弘
温若寒(おんじゃかん):乃村健次
金闡(きんせん):葉山翔太
ナレーション:山本兼平、三木眞一郎

 

 

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