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『暴食のベルセルク』逢坂良太、関 智一、東城日沙子 座談会

本作の魅力は「ある意味、仲間がいないこと」!?──ダークファンタジーアニメ『暴食のベルセルク』逢坂良太さん、関 智一さん、東城日沙子さんによる座談会をお届け!

人気ライトノベル作品『暴食のベルセルク』(一色一凛さん原作)がアニメ化し、2023年10月から放送開始!

平民で「暴食」というスキルを持つフェイトは貴族の城の門番として雇われ、しいたげられる日々を送っていたが、城に侵入した盗賊を倒したことから覚醒し、新たな目的を見出していく……下剋上やダークヒーロー的な要素もあるファンタジーバトル作品です。

本作のアニメ化を記念して、主人公のフェイト役を演じる逢坂良太さん、相棒の剣、グリード役の関智一さん、名家出身で聖騎士でもあるロキシー役の東城日沙子さんの3人の座談会の模様をお届けします!

 

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暴食のベルセルク
スキルの優劣が絶対の世界で、無能と蔑まれる少年――フェイトは最底辺の生活を強いられていた。フェイトの持つスキル《暴食》が、腹が減るだけで全く役に立たない能力だったからだ。この世界で最上位に位置する聖騎士の一族、ブレリック家に目を付けられ、何かと暴力を受け、雑用を押しつけられる毎日。唯一の救いは、同じ聖騎士にもかかわらずフェイトを見下さずに接してくれる存在、ロキシー・ハートだけであった。しかし彼女と共に、城に進入した賊を偶然にも仕留めたことで世界は一変する。敵の命を奪った瞬間、暴食スキルが発動し、相手の力が自身に流れ込んできたのだ。そう、フェイトの持つスキル《暴食》は、殺した相手から、スキル・能力を奪い取るという、とんでもない代物であった。戦う力を得たフェイトは、同じく大罪の名を冠するスキルを持った意思のある剣、《強欲》のグリードと出会い、さらに闘争の世界に足を踏み入れていく。大切な人を守るため、理不尽な世の中に抗うため、立ちはだかる敵を喰らい尽くすフェイト。こうして地べたを這いつくばるだけだった少年の運命は、急速に動き始めるのだった――。作品名暴食のベルセルク放送形態TVアニメスケジュール2023年10月4日(水)〜20...

 

さまざまな魅力をもつ、読み進めるのが楽しくなる作品

――原作や台本を読んでみた作品の印象と魅力をお聞かせください。

フェイト役 逢坂良太さん(以下、逢坂):フェイトが何もないところから成長していく物語なので、ストーリーを知らないほうがリアルなリアクションやお芝居ができると思って、あえて原作を読まず、毎回いただく台本で知る感じにしています。

また収録も特殊で、普通は掛け合いが多いキャストが集まってやることが多いんですけど、この作品では僕と関さん、東城さんはいつも一緒で、そこに毎回違う方が参加されるので、いろいろなキャストさんと収録できてやりやすいです。

グリード役 関 智一さん(以下、関):フェイトは暴食ですが、僕も結構食いしん坊で、太りやすいので最近摂食するようにしています。彼をいつも憧れの眼差しで見ています。うらやましいなって(笑)。

あとフェイトには索敵など見極める能力もあるのがいいですね。僕も趣味で古いソフビ集めをしているんですけど、ニセモノも多く出回っているので、失敗することもあって。そういう意味でも、フェイトは僕が欲しいものをすべて持っているキャラクターですね。

ロキシー役 東城日沙子さん(以下、東城):私はアニメの進行に合わせて原作を読ませていただいていますが、バランスがいい作品だなと思いました。

暴食スキルなどゲーム性のあるファンタジー要素や、フェイトを取り巻く人間関係にも注目ですし、かわいい女の子がいたり、敵役がカッコよかったり、魅力的で読み進めるのが楽しくなる作品です。

 

 

――ご自身の演じるキャラクターの印象と、ご自身との相違点や共感できる点などお聞かせください。

逢坂:フェイトの倒した相手から、スキルやステータスを奪い取る《暴食》の大罪スキルは魅力的ですがデメリットもあって、しばらくすると飢餓感が湧いてきて無性に能力を奪いたくなってしまうんです。

また、自身の能力とは違うのですが、グリードに自分が蓄えたステータスを分け与えることで、形状を剣以外に変化させることができます。相棒のグリードと一緒に強くなるためにも、ずっと戦い続けなくてはならない、大変な運命を背負ってしまったなと。でもロキシーなど周りの人たちに恵まれて、どう成長していくのか楽しみです。

ダークヒーロー的な面もあるので、善にも悪にもなりうるのですが、フェイト自身も染まりやすい性格だからどうなっていくのか気になります。

――貧しい家出身で初心な面もあったり、ダークヒーローものの主人公としては珍しい気がします。

逢坂:フェイトは望んでダークヒーローになったわけではないですし、本人はいたって普通の真っすぐなキャラですから。

――フェイトの相棒であるグリードの印象は?

関:彼とは全然似ていません。そもそも僕は剣じゃないですから(笑)。グリードについては演じている今も謎な部分が多くて。ちなみにバディものらしく、ふたりの掛け合いができるように別の部屋で収録させていただいています。

後で音声に加工することもあるので、重ならないよう特別に配慮していただいています。

シリアスなシーンも多いので、そこではアドリブは入れずに我慢してます(笑)。

――ヒロインのロキシーの印象は?

東城:彼女は家柄も良くて、まじめで誠実で、しっかり者と、非の打ち所がなさすぎて……私とは正反対の女の子です(笑)。

まじめさのなかにもおちゃめなところもあって、ダメなことには「ダメ」と注意しながらも優しく接する面もあったり、フェイトに対しては仲良くなりたいと思っているからこそ、彼の前だけで見せる表情もあったり。一人の女性としてうらやましいです。

 

 

関さんの“アドリブ入れようか、入れまいか”問題!?

――演じるにあたってこだわった点やもらったディレクションについてお聞かせください。

逢坂:細かい指示はなく、割と自由にやらせていただいています。ただ関さんがたまにテストでアドリブを入れるので……。

関:全然大したアドリブじゃないですよ! 二人で掛け合いする時、僕もアドリブで受け答えをするようにしてみたけど、セリフが言えなくなっちゃって(笑)。でも意外と入れられる隙間もないので、何かやってやりたいと思っています。が……

逢坂:フェイトしかグリードの声を認識していないので、収録でも関さんの声は僕にしか聞こえていないように別室での収録になっているんです。関さんのアドリブに僕が返したら他の方は「こいつ何ぶつぶつ言ってるんだ?」と思っているはずです。

関:それがリアルな世界観だよね。

逢坂:本番ではなかなかできませんけど。

関:それにもう1回ぐらいテストがあれば、できるかもしれないけど、通常テストのあとはすぐ本番なので、逢坂くんがちゃんとテストできないまま本番になるのはよくないですから。

逢坂:気を遣っていただいてありがとうございます。僕は楽しいからいいんですけどね(笑)。

 

 
関:グリードを演じる際に「人間になったらこんな感じです」というイメージイラストも見せていただきましたが、優男っぽかったので、比較的僕のままですね。

東城:私は第1話収録の時、「もうちょっと大人っぽく」というディレクションをいただきました。ロキシーは17歳なので、「あどけなさがあったほうがいいかな?」と思って収録に臨みましたが、「聖騎士としての凛々しさや落ち着きは持ちつつ、フェイトなど親しい人といっしょにいる時はかわいらしさやあどけなさを出してほしいです」と。

ロキシーが持つ二面性をはっきり差を出したいということだったので、いいあんばいを見つけながら演じられたらいいなと思っています。

――演じていて醍醐味やおもしろさを感じる点はありますか?

逢坂:フェイトは序盤一人で生きていく覚悟ができていなくて悩んでいますが、戦闘シーンはすごく楽しいですね。グリードと協力して戦っていきますが、いろいろな能力を手に入れて、相棒とすごい戦いができるのかと思うと楽しみです。

関:(グリードに)一番魅力を感じるのは、剣なので口パクを合わせなくていいところです(笑)。どこでしゃべってもいいし、部屋も分かれているので多少ズレても後でどうとでもなるので(笑)。

東城:ロキシーを演じている時は私も強くなれたような気がして楽しいです(笑)。男性にも腕相撲で勝てるほど力持ちですし、(シーンを通して)先輩の逢坂さんに積極的にこちらから話しかける感じも(笑)。

また乙女な面もあって、フェイトとどれくらい距離を縮めることができるのか、いち視聴者としても見守りたいと思います。

 

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