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『映画プリキュアオールスターズF』キュアウィングチームインタビュー

映画のアフレコの醍醐味とは?──9月15日(金)公開『映画プリキュアオールスターズF』ウィングチーム『ひろプリ』村瀬 歩さん、古賀 葵さん、『Go!プリ』嶋村 侑さん、『HUGプリ』本泉莉奈さんインタビュー

 

『映画プリキュアオールスターズF』出演を知ったときのそれぞれの気持ち

嶋村:(村瀬さんに向かって)ところで、今回の映画がオールスターズになるというのは、知ってたの?

村瀬:僕と古賀ちゃんは「オールスターズで映画を作ります」といった話をアフレコ中に聞いていたんです。「誰が出るんだろうね」って話を現場でも話していました。その時の話題に上がったのが、加隈ちゃん(キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役)がラビリン役でもあるわけじゃないですか。

嶋村:うんうん。

村瀬:それで「のどかと掛け合いができたら楽しいよね」と予想をしながら、みんなでキャッキャッしてた感じで。

古賀:そうでしたね。

 

 
村瀬:(嶋村さんと本泉さんに向かって)おふたりは『プリキュア』の映画は久々ですか?

本泉:私は『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』(2020年公開)ぶりです。

村瀬:だいぶ久しぶりなんですね!

嶋村:私は前回のオールスターズ以来だから、本当に久しぶりだなぁ。今回の映画については、ある日、田中(裕太)監督から「よろしくー」とご連絡を頂いて、「よろしく……って? 」と。

一同:(笑)。

村瀬:そうだったんですね。じゃあ「フローラが出るよ」という、なんとなくの情報を知った上でだったんですか?

嶋村:そうそう。「え、出て大丈夫なの?」と思いました。当時から比べて、プリキュアの人数も増えていますしね。(本泉さんに向かって)どうだった?

本泉:私は事務所から「今年のオールスターズにはアンジュが出るよ」と聞いたんです。その時は『HUGプリ』のみんなも出るんだと思ったんですよ。だからまさか1人になると思っていなくて(笑)。

嶋村:ね。新たなチームでね。

本泉:最初はちょっと心細かったんですけど『HUGプリ』のメンバーと連絡を取り合って「頑張ってくるね!」と伝えました。こういう編成も新しいですよね。いままでのオールスターズとはまたちょっと違う、新たな試みを感じます。

古賀:私たちがオールスターズの話を聞いたときにも「今年のオールスターズは、一味違いますよ!」って言われていたんですよ。「えー! どんなのなんだろう!?」と思っていました!

村瀬:しかも映画ではちょっとびっくりする展開が……ね。

嶋村:まさかまさかでした。

本泉:ぜひ最後まで見ていただきたい!

 

 

──映画でのマジェスティの活躍も楽しみです。

古賀:マジェスティの出番が映画に間に合うと思っていなかったんです。だからすごく嬉しいです。映画が公開される直前のTVアニメに登場します。78人に数えられてめちゃくちゃ嬉しいです。

今までのTVアニメで築き上げてきたみんなとの関係性、成長が映画にも表れています。それこそ、プーカちゃんとのシーンがキーワード、になるかと思います。エルちゃんとプーカちゃんのシーンに注目して見ていただけたら嬉しいです。

 

アフレコで「本物のプリキュアだ!」

──アフレコの思い出などもぜひおうかがいさせてください。

嶋村:一緒に録れたよね!

村瀬:僕らは録れましたね。

本泉:はーちゃん(キュアフェリーチェ/花海ことは・早見沙織)も一緒に。

嶋村:でもエルちゃんだけ部屋が違くて「古賀さんだけこっちでーす」って。

古賀:そうなんです(笑)。でも皆さんのブース内の映像を小さいテレビに映していただいていたので「みんなで録ってる!」と一体感がありました。それとヘッドホンで皆さんの声を聞きながらやらせていただいたんですけど……やっぱり「本物だ!」って。

一同:(笑)。

嶋村:あなたも本物よ(笑)。

古賀:見てる皆さんと同じ思いになるになる瞬間がありました(笑)。貴重な体験をさせていただいたなと思います。いろいろな世代のプリキュアたちと一緒に……というのはなかなかないことですから。本当に嬉しかったです。

嶋村:でも私もオールスターズに初めて出演したときに同じこと思ってた(笑)。「ああ!」みたいな(笑)。(小声で)「ホワイトきた……」って。

 

 
本泉:確かに私もそう思っていました!

嶋村:でしょ!

本泉:変身の時の名乗りとか。

嶋村:そうそう。「一発で、本当に合わせるだ」って。

村瀬:あー!

本泉:何もやらずに、さらっと合わせられる方たちばかりなんですよね。

古賀:かっこいい。

嶋村:そんなことも思い出して、今おもしろくなってきちゃった(笑)。

本泉:合わせるのって大変なんですよね。

村瀬:結構シビアだしね。“テス本”(テスト本番)と言って、慣れてくるとテストの段階から本番の形で技や変身をやるんですけど。ピタッと合う時もあれば「あれ? 自分もしかしてちょっとズレた?」という時もあって(笑)。

僕の場合はまだ楽しんでいるような最中です。諸先輩方はそれをずっと繰り返してきたんだなと思うと、歴史を感じますね。

本泉:引き継がれていっているなって感じます。私たちも先輩たちの背中を見て「こうやって合わせるんだ」って勉強になったこととかもたくさんあります。それが映画のアフレコの醍醐味でもあるというか。以前は一緒に録れたので。

村瀬:そうですよね。

──村瀬さんはいかがでしたか?

村瀬:僕の場合は、先程も言った通りフローラが推しキュアなので。

嶋村:(笑)。

村瀬:フローラがいるみたいな。いやもう、大好きなんで、強火になってしまう自分との戦いがあって……。

古賀:嶋村さんが台詞を言われて「はい。じゃあ一旦少々お待ち下さい」となった時(村瀬さんが)めちゃくちゃ興奮されていて。それをカメラから見ていました(笑)。

村瀬:見られてた(笑)。思わず「フローラだあ〜!」ってなっちゃって。もう素敵です、本当に。

 

 
嶋村:ありがたい〜。

村瀬:すごく嬉しかったですね。巡り合わせ的なものもあると思うんですけど。ツバサとしてプリンセスをお守りするという時に、「この世界のプリンセスだ」となって心躍った感じと、はるはる……フローラと掛け合える嬉しさに、いい具合に共通点があって。

だから「プリンセス!」ってバッといく時も、気持ちがすごくのった感じがありました。自分のキラキラした感情をツバサにのせていいところだったから、そういう意味でもすごくやりやすくて、幸せでした。

嶋村:私も「プリンセス!」って言われて嬉しかったもん(笑)。

村瀬:きっと完成した絵には花も舞っているだろうし。早く完成版が見たいですね。

──嶋村さんは、この村瀬さんの熱意を受けてどのような思いが……。

村瀬:あ、でも現場では、意外と淡々としていたんですよ。普通に喋る時は喋るんですけども、仕事場ではそんなに喋るというタイプでもないんです。

だから、仕事終わりに「はあ!(喜びの声)」となったのは珍しいことですね。自分の中のオタクが出ちゃったから、嫌われないかなと(苦笑)。あ、やべやべと思いながら。

嶋村:でも、他の現場でお会いした時も、ちょっと『プリキュア』の話をしたよね。だから私はキュアウィングチームに入れて「安心! 」という気持ちでした。

村瀬:嬉しい!!! めっちゃ嬉しいです!

一同:(拍手)

村瀬:田中監督が考えてくださっていたんですかね?

嶋村:どうなんだろうね?  でも、いろんなことを考えてそう(笑)。『プリキュア』についてすごく詳しいんですよね。他のキャラクターのこともこんなに詳しいんだ、って驚きました。「え! 私の田中さんじゃないの!? 」って。

一同:(笑)。

嶋村:「みんな愛してたのか!」 と(笑)。さあやちゃんに対する思い入れも感じました。『プリキュア』の監督って、全プリキュアが好きなんだっていう気持ちになりました。

村瀬:田中監督は本当に造詣が深くて。でも間違いなく、はるはるの田中さんです……!

 

(C)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会
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