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『映画プリキュアオールスターズF』キュアスカイチームインタビュー

「今一番大事なことをやろう!」──『映画プリキュアオールスターズF』スカイチーム『ひろプリ』関根明良さん、『デパプリ』菱川花菜さん、『トロプリ』ファイルーズあいさんインタビュー

 

スカイチームは「初対面なのに初対面感がない」

──ファイルーズさんは『映画プリキュアオールスターズF』に出演が決まった時はどのようなお気持ちでしたか?

ファイルーズ:呼ばれるのが早いなと思いました(笑)。オールスターズに出てらっしゃる皆さんの顔ぶれを見ると、私が学生時代とかに放送されていた『プリキュア』に出演されていた方たちがいっぱいなので。

『オールスターズ』にもう呼んでいただけて「早いな」と思ったんですけど(笑)、同時にコンスタントにサマーに会えて嬉しいなと。だから、あまり「久しぶり!」という感じはしなかったです。すごく楽しく、いつものようにリラックスしてできたと思います。

──菱川さんはそれこそ早い出演ですよね。

菱川:そうですね。昨年度、最終回のアフレコで感極まっているときに「はい! まだ終わりじゃないよ!」と言われたんです(笑)。『デパプリ』の物語はちゃんと終わったけど、プレシャスとしてのまだ大きな仕事が残っているんだ!と。

だから私もそんなに「久しぶり」という感じは……いや、ちょっとあったかもしれない(笑)。半年ぶりにプレシャスを演じられて嬉しかったですね。

 

 

──菱川さんは『デパプリ感謝祭』の最後のMCの時に「関根(明良)さん、がんばってください! この感謝祭でしっかりとバトンを託したいです」と話されていました。そして同じチームで共演となって。

菱川:感謝祭を『ひろプリ』のメンバーが見ているとは伝えられてなかったんです。でも絶対に関根さんは見てくれていると思っていました。それで名前を出させていただいちゃったんですけど……。

関根:配信を見ながら感動で泣いていました。感謝祭が終わった後、思わずメッセージを送ったんです。「今日は絶対忙しいだろうな……」と思っていたんですけども、この気持ちを送らせてください!って(笑)。

菱川:関根さんこそお忙しい中、長文のメッセージを送ってくださって。その言葉を受け取って、ちゃんとバトンを渡せた気がしてすごく嬉しかったです。

──関根さんは映画に向けてどのようなお気持ちでしたか?

関根:ソラちゃんに対しては「お友だちが増えて良かったね」と思っていました。映画では先輩プリキュアとお友だちになれて、本編とはまた違う学びを得て、映画の中でもソラちゃんが成長している姿を見れたことがすごく嬉しかったです。「一緒に頑張ろう!」と思って収録に臨みました。

──他のチームにも言えることではありますが、スカイチームは特に個性豊かですよね。

菱川:初対面なのに初対面感がないところが、スカイチームの良いところだなって。

関根:そうですね。あと、本当に体力がすごいですね。PVの中でも他のチームは色々な乗り物などで移動している中、スカイチームは走ってますので(笑)。元気いっぱいなチームだなと思います。

 

 

──スカイチームにはコメコメも。

菱川:デパプリ本編では分散収録だったため、コメコメ役の高森奈津美さんと収録するのはかなり久し振りだったんです。だから高森さんと一緒のブースに入って、一緒にお芝居できたことが本当に嬉しくて。

ふたりを一緒のスケジュールにしてくださったのが本当にありがたいなと思いましたし、久しぶりに生の「コメ!」を聞けて嬉しかったです。

──収録を振り返ってみるといかがですか?

ファイルーズ:おやつが美味しかった(笑)。すごいケータリングがいっぱいあって! いろんな方からの差し入れがあって、みんなで「これいいよね」「これ美味しそうだよね」なんて言いながら食べていました。

いろんなキャラクターが出てくるのでテンポ感が早いんですよね。追いつけるように、置いて行かれないように、みんなでエネルギーをチャージしながらアフレコしました。

菱川:アフレコの後半に、プーカ役の種﨑敦美さんと私とふたりでブースに入って収録できたんです。種﨑さんのお芝居を間近で聞けるなんて、こんなにも貴重な体験はないなと。

プレシャスの出番が終わった後、種﨑さんの生のお声を聞いて。「これは完成したらどんなふうに映画館で聞こえるんだろう」と想像しては、映画がますます楽しみになっていました。

──関根さんはどうでしたか?

関根:アフレコは気合いが入りすぎて、逆に気合が抜けなくなってしまって……。自分としては壁にぶつかったところもありました。

その一方で、収録をしながらも作品を楽しんでしまうぐらい、本当に素敵なお話で。みなさんの背中を見ながら「がんばろう!」と収録をしました。あと、全然関係ないんですけど、みんなで蚊を退治したのが思い出深いです。

ファイルーズ:アフレコブースにいた蚊ね(笑)。

関根:そうです。大騒ぎしながら蚊を退治したのが、すごく記憶に残ってます(笑)。

菱川:見てました(笑)。カメラで違うブースの風景が見えるんですけど、種﨑さんと二人で「なんかしてる」「騒がしいね」って(笑)。

関根:なかなか捕まらなくて「あっちいきました!」「あそこで見ました!」って、わいわいしてました(笑)。

ファイルーズ:うんうん。(坂本)真綾さんもいらっしゃって。

 

 

──スカイチームにはキュアシュプリーム/プリムも。キュアシュプリーム/プリムのご印象についてもお話できる範囲でお聞かせ下さい。

ファイルーズ:真綾さんの中性的なお芝居がすごく素敵でした。映画を見た後に、この子が何を思って行動しているのか、人それぞれの解釈に分かれると思います。それが正解なキャラクターなんだなと思いました。

いろいろな解釈をして、いろいろな人の心の中でキュアシュプリームというキャラクターが肉づいて生きているのが魅力なのかなと感じています。

一同:(拍手)

ファイルーズ:いやいや、やめてください。やめてください(笑)。

菱川:まさに、ですね。今までのキャラクターにない、未来的でミステリアスな存在だなと私は思いました。映画を観た後「だからスカイチームにいたんだな」というのがわかると思うので、楽しみにしていてください。

──見た目がとても美しいですよね。

関根:お顔立ちや雰囲気はクールでミステリアスで。でもコスチュームはふわふわしている。二面性じゃないですけど、可愛さもかっこよさも兼ね備えている印象です。

ファイルーズ:うんうん、ギャップがいいですよね。

──プリキュアたちの再会シーンではアドリブもあったとうかがいました。

ファイルーズ:ああ! ありましたね。私は間違えちゃったんですよ。プリキュア姿なのに「ローラ!」って言っちゃって(笑)。

一同:(笑)。

ファイルーズ:「あ、そうだ!変身してる時はラメールって言わなきゃダメだ!」と。ちょっとブランクがあったせいで、間違えたりもしましたが、やり直したことでより良いものが録れました。

関根:プリズムを見つけた時のスカイの喜びが、絵からも伝わってきていて。あのシーンは、(加隈)亜衣さんと一緒に録れました。前半の収録はスカイチームが先に収録をしていて、後から亜衣さんが合流する流れだったんです。

その時に私自身も「あ!亜衣さんだ!」となんだかホッとしてしまって(笑)。実感を伴いながらセリフを言うことができました。

 

(C)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会
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