『スパイ教室』2nd season「MISSION《夢語》」に寄せて──ジビア役・東山奈央さんにメールインタビュー【連載第10回】

ティアのことがより好きになった

──『スパイ教室』2nd seasonの物語を経て、より好きになったキャラや気になったキャラなどはいますか？

東山：気になった敵キャラクターだと、アネットの母・マティルダは強烈なインパクトがありました。オンエアを見て思わず「こわっ」と言ってしまったくらい、オンとオフの人格の差が激しくて。穏やかでか弱そうな母親としてのマティルダから、目の焦点がおかしくなっているスパイとしてのマティルダへ、正体が明かされたあの瞬間は身の毛がよだつおぞましさでした。

そして、ティアは1st seasonから一番印象が変わってより好きになれたキャラクターですね。最初はチームのお姉さんとして人より達観して見守っている部分もあるのかな、と思っていたのですが、ときに人の良さが仇となってしまうくらい共感性の高い優しい女性なんだな、と感じました。

──話は変わりますが、最近あった“極上”と感じる出来事について教えてください。

東山：ちょっとだけ夏らしい思い出ができればと、居酒屋さんで浜焼きを食べました！ホタテ、サザエ、赤エビ……目の前で焼けていく海の幸を見るのはワクワクしました。だんだんと香ばしい匂いに変わっていく過程も含めて最高でしたし、特別な味付けはしていないのですが、逆にシンプルな塩味がすごーく沁みて……それにあわせて飲む日本酒も最高でした。あれはまさに"極上"な時間でした。

──東山さん自身がスパイになるとしたら、どんな能力で活躍（暗躍）したいですか？

東山：難しい質問ですね……！！最初はティアのように人の心が視える能力がいいかな、と思ったのですが、人の気持ちが分かっても私がそれをうまく活かせるとは限らないので（笑）気配を完全に消せる能力がいいかもと思いました。自分の気配を消せれば潜入して何かを盗むことも、話を盗み聞きすることもできますし、敵地にいても次の行動を吟味する時間も持てると思うのですごく良さそう……！じっくりと地道に活躍できそうかなと思います。

果たして大団円を迎えられるのか……？

──第22話もとても気になる終わり方でした。クライマックスに近づいている『スパイ教室』2nd seasonの今後の展開を楽しみにされている方に向けてメッセージをお願いします。

東山：「スパイ教室」をご覧くださり、そしてインタビューを最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。残虐な場面にもくじけず大きなミッションに立ち向かっている灯のメンバーですが、果たして大団円を迎えることができるのか最後までお見逃しなく！またジビアを演じる機会や灯のみんなの日々を見続けることができたらいいな、と心から願っています。ぜひこれからも原作、アニメ共に、『スパイ教室』の応援をどうぞよろしくお願いいたします！

［構成・逆井マリ］

『スパイ教室』2nd season作品情報

第32回ファンタジア文庫《大賞》受賞！痛快スパイファンタジー「スパイ教室」TVアニメ2nd season！

各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界で、凄腕スパイ･クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たちだった!?

世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあいが今、幕を開ける＿＿＿。

イントロダクション

陽炎パレス・共同生活のルール。
一つ七人で協力して生活すること。
一つ外出時は本気で遊ぶこと。
一つあらゆる手段でもって僕を倒すこと。
――各国がスパイによる"影の戦争"を繰り広げる世界。
任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった！？
世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい！

放送・配信情報

7月13日（木）よりTKYO MX、BS日テレ、AT-X他にて放送開始。
AT-X 7月13日より毎週木曜日 22:30~ 【リピート放送】毎週月曜日10:30〜/毎週水曜日16:30〜
TOKYO MX7月13日より毎週木曜日 24:30〜
BS日テレ 7月13日より毎週木曜日 24:30〜
KBS京都 7月13日より毎週木曜日 25:00〜
サンテレビ 7月13日より毎週木曜日 25:00〜
テレビ愛知 7月15日より毎週土曜日 25:55〜

dアニメストア・ABEMAにて地上波先行・最速配信決定!
ABEMA、dアニメストア 7月13日（木）より毎週木曜日 23:30〜
その他配信サイトでも順次配信予定。

スタッフ

原作：竹町（株式会社KADOKAWA ファンタジア文庫刊）
原作イラスト：トマリ
監督：川口敬一郎
助監督：池端隆史
シリーズ構成：猪爪慎一
キャラクターデザイン：木野下澄江
サブデザイン：枡田邦彰、市松模様
プロップデザイン：岩畑剛一、鈴木典孝
銃器設定：常木志伸
衣装デザイン：本間理莉
メインアニメーター：枡田邦彰、佐藤元昭、清水慶太、穂積彩夏
３D監督：小川耕平
３DLO/３DCG：Marco、デジタルモーション
美術背景：プロダクションアイ
美術監督：海野よしみ
美術ボード：槻舘育子
美術設定：長澤順子
色彩設計：岩井田洋
撮影監督：難波史
編集：丸山流美
音響監督：納谷僚介
音響制作：スタジオマウス
音楽：藤澤慶昌
音楽制作：KADOKAWA
アニメーション制作：feel,
製作：「スパイ教室」製作委員会