子ザメが超かわいい！「日本サメ映画学会」会員からの評価は……？　アニメ『おでかけ子ザメ』花澤香菜さん＆戸松遥さんインタビュー【前編】

かわいい子ザメちゃんが町内を散歩、小冒険するほっこり癒し系アニメ『おでかけ子ザメ』（原作：ペンギンボックス）が好評配信中！　子ザメちゃんを演じる花澤香菜さんオリジナルの子ザメ語やED曲、様々なコラボなど話題になりましたが、ここで新たなニュースが！

日本サメ映画学会の会員になるほどのサメフリークとして有名な戸松遥さんが満を持してゲスト出演！　2月2日配信話から3話に渡って、各回ごとに違う役を演じます。

そんな戸松さんのゲスト出演を記念して、お二人の特別対談が実現！　前半の今回は、一緒に収録された感想や作品の印象について語っていただきました。

戸松さんのゲスト出演が決まった時の感想は「来た！　サメ側の人間が！」

――一緒に収録された感想をお聞かせください。

戸松遥さん（以下、戸松）：台本を見た時、子ザメちゃんのセリフが「☆△○」と書いてあって、「香菜はどう表現するんだろう？」って（笑）。またEDの子ザメちゃんの歌も練習用の映像に入っていて、聴いた瞬間、私のツボにハマりました。「超かわいい！」と思って、何度も聴き直してしまいました。そんな生子ザメちゃんの声を聴けて嬉しかったです。今まで香菜と共演した作品の中で一番好きかもしれません。

花澤香菜さん（以下、花澤）：そんなに!?　超嬉しい！

――子ザメ語と普通の言葉での掛け合いでしたが、共演でこういうことは珍しいのでは？

戸松：気持ちはちゃんと伝わっているので、あまり気にならなかったです。

花澤：結構、テンポよく会話するシーンもあったよね。

戸松：また、出演させていただいた回ごとに役が違っていて。ナレーションから女子高生まで、でもどれもゆる～い感じで。既に始まっている作品に途中から参加する時は、「出来あがっている雰囲気になじめるかな？」とドキドキしてしまうものですが、この現場はふわっとした感じで。

花澤：緊張感はないよね（笑）。

戸松：ピリついていなくて、作品にピッタリの空気感でリラックスしてできました。

――ディレクションやオーダーは？

戸松：全然なくて。むしろ「あっ、OKになっちゃった」と心配になったくらいで。いつもこんな感じなの？

花澤：うん。私は戸松がキャスティングされると聞いた時、「来た！　サメ側の人間が！」って（笑）。戸松がサメ好きなのはずっと知っていたし、いつか来てほしいと思ってました。サメを見るたびに戸松を思い出すんですよね。サメ作品の吹き替えをする時も、「これ、戸松好きそうだな」とか。サメグッズをたくさん持っているのも知っているし、サメの知識量もすごくて。私は怖いのが苦手だから「すごいな。戸松はサメが平気なんだな」って。

戸松：平気ではないよ。「ダイビングでオリの中に入るのはどうですか？」とかよく尋ねられるけど、そういうのは嫌なの。遠くから見るのが好きなだけで。

サメ好きを公言していたら、サメ関連の仕事が増えた戸松さん

――戸松さんのゲスト出演は、花澤さんへのご褒美キャスティングだけではなく、戸松さんのサメ好きも理由の1つだったんですね。

戸松：「今日、そっち側で来てるじゃん？」って香菜に言われて、「そうなのよ！」って（笑）。

花澤：サメ映画の何かに入会してるよね？

戸松：「日本サメ映画学会」の会員になったの。学会の存在を知ってからずっと入りたいと思ってて、2023年にめでたく会員に認定していただけました。そして、サメが好きと言っていたら、この作品にも呼んでもらえて、好きって言い続けることは大事だなと再確認できました。

――戸松さんは大好きなサメを演じたいという気持ちはなかったんですか？

戸松：それはあまりないですね。見るのが好きなところから入っているので、演じるとなると仕事モードになってしまいますから。もちろんお話があれば嬉しいです！また、個人的には、2023年はサメ映画の吹き替えに参加させていただく機会が結構増えました。サメを演じてはいないですけど（笑）。

花澤：サメに声は入らないよね？

戸松：「き～」とかSE入ってたりはするね。

――吹き替えするのはだいたい襲われる役ですよね。

戸松：お仕事の時は人でいいんです。携われるだけで幸せなので。

――ちなみに戸松さんのサメ好きは広く知られているんですか？

花澤：有名ですよ。

戸松：ファンの方も結構知っていると思います。グッズでもサメをモチーフにすることが多いので。

花澤：出会った時から言っていたよね。

――「私、サメ好きなの」って（笑）。

戸松：私、何でそんな話、したんだろ？