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『ギヴン』でしか得られない特別な体験を、あなたも。

感情とリンクする音楽、“好き”という尊い感情、キヅナツキ先生が紡ぐ言葉の力——『ギヴン』でしか得られない特別な体験を、あなたも。

「この時、鳴らしたコードがまずかったんだ」

たった1つのギターコードで自分の世界が大きく動き出していく。なんてロマンチックな物語の始まりなんだろうと一気に興味を抱いたのが、私と『ギヴン』の出会いでした。

最初のきっかけは些細なことでも、いつの間にか自分にとってとても大切で大きくなっていた作品はたくさんあります。その中でも『ギヴン』を通して得られた感情は、特別なものだと感じざるをえません。

そんな『ギヴン』の完結作「映画 ギヴン 海へ」がついに公開ということで、ファンの間ではすでに盛り上がりを見せています。「盛り上がりについていけるかな」「今から入るのは遅いかも……」と思っている方、まだ遅くはありません!

逆に、完結作が公開される今だからこそ、『ギヴン』の世界に足を踏み入れるチャンスです。躊躇している方々の背中を優しく後押しできたらと思い、本稿では“『ギヴン』でしか得られない体験”をテーマに、多くの人が惹かれる理由を紐解いていきます。

過去と未来、人を繋ぐ“音楽”

『ギヴン』を語る上で欠かせないのが、“音楽”です。私自身、『ギヴン』を通して「音楽ってこんなにすごいんだ」と“音楽が与える力”というものを改めて感じました。

『ギヴン』の物語は、上ノ山立夏(CV:内田雄馬)が何気なく弾いた1つのギターコードによって、佐藤真冬(CV:矢野奨吾)の心の琴線を直でぶち鳴らしたところから始まります。なぜそのギターコードが真冬の心を動かしたのか、それは沈痛な過去とつながっていて……。

個人的な話になってしまいますが、私が学生の頃によく聞いていたアーティストがデビュー20周年へ向けて再結成を発表し、YouTubeやテレビ番組で当時の曲を披露した瞬間、懐かしい青春がパーッと蘇り、自然と涙が流れていました。

大好きだった人と過ごした甘い日々、友だちと寄り道しながらくだらない話で盛り上がった日々、心が苦しくて苦しくてたまらなかった日々……音楽を聴くと当時の思い出が蘇り胸が熱くなったこと、皆さんも経験があるのではないでしょうか。

その経験と同じ熱い気持ちになれるのが『ギヴン』です。感情とリンクしているバンドの楽曲で胸が熱くなり、音楽は過去と未来、そして人を紡いでくれることを教えてくれます。

普段は言葉にできない気持ちを音楽にのせて表現し、その音から伝わってくる感情に突き動かされた人たちが未来へ向けて行動を起こしていく——この過程で生まれる感動を体験できるのが『ギヴン』の魅力です。


「たぶん きっと この一瞬を、忘れてゆく だから音楽を作り続けよう」


最終巻の第9巻で登場するこの言葉は、『ギヴン』のすべてを物語っているかのよう。特別な瞬間でもいずれは忘れてしまうもの。だからこそ、その瞬間を忘れないように音楽を作り続ける……『ギヴン』の物語と一緒に生まれた楽曲たちは、彼らの大切な瞬間を思い出させてくれます。

▼真冬、立夏、秋彦、春樹の「given(ギヴン)」

▼柊、玄純の「syh(シー)」(※立夏はサポートギター)

この2つの作中バンドが奏でる音楽はもちろんのこと、『ギヴン』の音楽には欠かせないセンチミリメンタルさんの歌にも、彼らの一瞬がたくさん詰まっているので、ぜひ物語と併せてお聴きください。

(C)︎キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
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