
今回は数えられへんよーー食べたのに、魚を数えられなかった。第6話で明かされるリサのひみつ|『さよならララ』でララが食べた魚の数を数えてみます!【考察・レビュー】
2026年7月より放送開始した、アニメスタジオ・キネマシトラス15周年を記念したTVアニメ『さよならララ』。
筆者がグッと来てしまったので、本企画では、"ララが食べた魚"を数えてみてしまっています。
……なのですが、第6話は少し様子が違いました。
これまでは「魚食べた!」「たいやきは魚判定か!?」なんて気楽に騒いできましたが、今回はララの姉・リサの過去が明かされ、そのテンションで魚を数えること自体を少しためらってしまうようなエピソードだったのです。
確かに、第6話ではララの代わりに、リサが魚を丸齧りしたかのような描写がありました。通常なら、喜び勇んで「これもカウントします!」というところでしょうが、今週はそうはいきませんでした。
あんなに明るく、可愛かった物語が一転し、かなりシリアスな事実の殴打。どうやって滋賀にたどり着いたのか。リサはなぜ、人間を拒絶するのか。筆者のこれまでの鑑賞態度を悔いるほどのエピソードとなった第6話を、今週も魚カウントとともに振り返ります。
リサは、まったく違う人間を見てきた
リサの過去編となった第6話。冒頭から、羽虫が飛び交う寝室で、無表情に横たわるリサが描かれており、重ためのエピソードとなりそうです。かと思ったら彼女は琵琶湖博物館で、「潮見リサ」として働いている模様。またアルバイトか……?
ララが王子様に拒絶され、人魚の王国から光が失われたあの日。王国を維持するには、特別なプリンセスであるララの力が必要でした。残された人魚たちは、グレイスとともに新たな居場所を探すことになります。しかし、リサだけは仲間たちと別れ、人間に囚われてしまうのです。
リサが連れて行かれたのは、見世物小屋でした。人魚という珍しい存在は「商品」となり、彼女は見世物として生きることを強いられます。報酬として与えられるのは、何匹もの魚。
企画としては、ここも数えようと思えば数えられるのかもしれません。でも、今回はどうしてもそんな気持ちにはなれませんでした。これまでララのドタバタ劇を笑いながら見てきたからこそ、その裏側でリサが味わっていた200年の重みがあまりにも苦しいのです。
そんな地獄のような日々からリサを救ったのは、離れ離れになっていた相棒のチョウチンアンコウでした。魔女・グレイスの薬を持ち出し、人間の姿となってリサを助け出す。人間として、リサとコータとふたりで地上を生きることを決めます。リサは、ララが泡になってしまったこと、そして自らの尊厳を犯されたため、人間に対して強い拒絶を示していたのでしょう。
˚⊹⁺‧┈┈┈#さよならララ 第6話「わたしを照らす光」
— TVアニメ『さよならララ』公式✨2026年7月より放送・配信中! (@Goodbye_Lara) August 9, 2026
TOKYO MXにて
ご視聴ありがとうございました⋆˙⟡
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リサとコータ、人魚のひみつ
次々と明かされていく事実にも驚かされました。人魚たちはどうやって滋賀へやって来たのか。泡になったララは、なぜ蘇ることができたのか。そして、リサとコータはどれだけ長い間、ララの目覚めを待ち続けていたのか。
また、本作のキーワードでもある「光」についても少しずつ輪郭が見えてきます。どうやら人魚にとっての「光」とは、命や生命エネルギーのようなものらしい。人魚たちは徐々に光を失い、やがて貝の中へ閉じこもっていきます。それでも、王であるローワンは、自らの光をララへ分け与え、彼女を蘇らせようとしていました。
一方、ララが目覚めるまでの200年間、リサとコータは人間たちを利用しながら、魔女の薬を複製しようとしていました。"光り輝く生命の本質"が込められた薬に、人間たちも興味を示し、再現するところまでは辿り着きます。しかし、人間の力だけでは完璧な複製を作ることはできません。この薬の効果が切れ、泡になってしまう前に、ララは本当の愛を見つけなければならないのです。
永遠にも思えるような200年を過ごしてきたリサ。それは、ララとテンションが違うのも当たり前でしょう。しかも、彼女は京都理科大学の客員教授になっていた。……バイトとか言って、ごめん。
これまで「光」という言葉は、どこか抽象的でファンタジックな存在として描かれていました。しかし、その正体が少し見えてきたことで、物語がぐっと私たちの実感へ近づいてきたように感じます。光を失い、貝殻の外へ出られなくなってしまう人魚たち。その姿は、私たち自身のことを描いているようにも思えてきます。
ララ、なんとかしてーー!
偽物の薬では、もう限界。朦朧としたリサが自室へ戻る一連のシーンは、本当に苦しいものでした。このエピソードを見てしまっては、もう「魚出てこい!」なんてキャッキャしていた自分には戻れないのではないか、と少し不安になるほどです。一刻も早く、ララにどうにかしてもらわないと困る。
そんな中、ララにも大きな出会いが訪れます。200年前、ひと目見て惹かれた王子によく似た少年と歩道橋で遭遇。その瞬間、ララの背には美しい背ビレと尾ビレが!
ララは「泡」になってしまうあの症状から脱却したのでしょうか。これが光の力なのか。それとも、本当の愛に近づいたということなのか。しかも、めちゃくちゃ王子様っぽい少年に人魚の姿を見られてしまったうえ、パニックになった茉里が誰かをどつく音まで聞こえてきました。
いや、来週どうなるんだこれ!?
魚食カウント:リサはノーカン
事実が明かされた第6話。これまで、ララのドタバタをニヤニヤと観察してきたことに罪悪感すら覚えてしまいました。ここまで穏やかな物語を積み重ねてきたからこそ、このショックは大きい。今さらなんですが、完全にこの作品に魅了されてしまっています。
一応、リサもララと同じように魚の頭を齧って食べていたような描写はありました。でも、今回はノーカンにしたい。理性的な判断で。理科大の客員教授になっていたリサを見た時でさえ、「魚が主食だからDHA的な何かで頭が良いのかな」なんて一瞬考えてしまった自分が、ちょっと恥ずかしくなってしまったし。
もうこれ以上、リサとコータが苦しむ姿を見ることができない。200年待ち続けたふたりのためにも、ホンマに頼むぞララ。
🐚⁺‧┈ #さよならララ エンドカード ┈‧⁺ 🫧˚
— TVアニメ『さよならララ』公式✨2026年7月より放送・配信中! (@Goodbye_Lara) August 9, 2026
第6話「わたしを照らす光」
キャラクターデザイン #谷紫織 さんによるエンドカードをお届けします✨
ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました。
明かされたララの姉・リサの悲しき過去。… pic.twitter.com/1wve97YN30
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作品情報
あらすじ
海の王である父と、姉たちに愛されて、すくすくと育ちました。
ある日、ララは地上に生きる人間の王子に恋をしてしまいます。
それは人魚たちの世界では許されぬ、禁じられた恋でした。
それでもララは地上へ旅立ちます。
魔女グレイスにもらった薬を飲み、人間の姿になったのです。
しかしそれは、”本当の愛”を見つけなければ、
泡となって消えてしまう禁忌の薬でした。
人魚のプリンセスでありながら、人間との愛を望んだララ。
けれど———その願いは叶わず、泡となって海へ消えてしまうのでした。
それから200年。
長い時を経て、人魚姫ララは琵琶湖に蘇る。
今度こそ“本当の愛”を見つけるために———
キャスト
(C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会





























