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『FANTASIAN Neo Dimension』レビュー|素直になれない王女・シャルルの健気すぎる可愛さも語りたい

『ファイナルファンタジー』ファン感涙の懐かしさを感じられるRPG『FANTASIAN Neo Dimension』をレビュー|長谷川育美さん演じるツンデレ王女・シャルルの健気すぎる可愛さも語りたい

 

魅力的なキャラクターの中でも、とにかくシャルル王女がかわいい

本作には魅力的なキャラクターが多数登場するのですが、中でも筆者がめちゃくちゃ推したいキャラクターがいまして、それがメインヒロインの一人(と自分は勝手に思っている)の、ビブラ王国の王女・シャルルです。

本作の物語は、人の感情と命を奪う死の球体「死械球」が世界を緩やかに覆い尽くそうとしていく中、記憶を失ってしまった主人公・レオアが自分の記憶を取り戻すための旅に出る形で幕を開けるのですが、この記憶を失う前のレオアを知る一人がシャルルとなります。

 

 
シャルルは過去にお城の舞踏会で出会ったレオアに口説かれ、一目惚れにも近い形で興味を抱くようになるのですが、レオアはあろうことか、約束したデートをすっぽかしてしまい、以来二人の交友は途絶えてしまいます。

 

 
その後すぐレオアは記憶を無くしてしまうので、「なぜレオアはシャルルとのデートに行かなかったのか」という謎も少しずつ解き明かしていくことになるのですが、シャルルの視点からすると再会した時のレオアは、シャルルのことすら覚えておらず、しかもデートをすっぽかしたことに何の弁解もできない(そもそもデートの約束をしたことすら覚えていない)わけで、当然怒り心頭になっています。

それでも、王女という立場もあり人間ができているシャルルはレオアのことを許し、表面上は「そもそも別に好きでもない」みたいな感じで、結構ドライに振る舞うんですが……内心ではレオアを一途に想い続けているんですね。

 

 
仲間になった後も、何としても過去の自分との出会いを思い出して欲しいという想いもあってか、レオア本人以上に記憶を取り戻そうと一生懸命になっていたり、俗にいう“ツンデレ”なヒロインっぷりを遺憾なく発揮してくれます。誰がどう見てもレオアのことが好きなのに、どうしても素直になれない感じが最高にいじらしく可愛いんです……!

 

 
その一方で、国と国民のことを深く想い、国民から愛される王族としてのカリスマ性、レオアの旅に同行するもう一人のメインヒロインであるキーナに嫉妬したりとドラマも豊富で、一途さ、高潔さ、人間臭さなど様々な顔を併せ持っているキャラでもあります。とくにキーナとは、レオアを巡っての三角関係だけではなく、キーナとシャルルの間の関係性もかなりしっかりとしたドラマが描かれるので注目して欲しいポイントです。

 

 
そんなシャルルを演じているのは『ぼっち・ざ・ろっく!』の喜多郁代役や、『月姫 -A piece of blue glass moon-』のアルクェイド・ブリュンスタッド役、『葬送のフリーレン』のユーベル役などでお馴染みの長谷川育美さん。陽キャ系から元気系、クール系にちょっとサイコな感じの役まで、本当に演技の幅が広い方なので、「あ、これも長谷川さんなんだ」と後から知って驚くパターンが本当に多いのですが、シャルルも例に漏れずそのパターンでした。

高貴なお姫様ということで、系統としては『86―エイティシックス―』のヴラディレーナ・ミリーゼとかのイメージが少し近いですが、シャルルはいわゆる「ですわ」口調のお嬢様属性もちょっと入っていて、個人的にはまだ聞いたことがないタイプの長谷川さんの声で新鮮でした。

 

 
主人公のレオアは内田雄馬さん、キーナは諏訪彩花さんが担当。それ以外のメインキャラクターも小西克幸さん(ジニクル役)、伊瀬茉莉也さん(エズ役)、KENNさん(チクッタ役)、岩井映美里さん(ハクッタ役)、種﨑敦美さん(バウリカ役)、小林親弘さん(タン役)と、ベテランのキャスト陣が参加しており、ストーリーやキャラクターの魅力をよりもり立ててくれています。

もちろんシャルル以外のキャラクターのストーリーも魅力的で、ヒロインであるキーナと育ての親・オーウェンのエピソードとかもグッと引き込まれました。

 

 

(C) MISTWALKER/SQUARE ENIX
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