音楽
「令和6年アニソン大賞」受賞楽曲まとめ&選考員インタビュー

今年もアニソンへの熱い想いが溢れた「令和6年アニソン大賞」受賞楽曲まとめ|さらに冨田明宏さん・吉田尚記さん・齋藤Pさん・前田 久さん・DJ和さん5名の選考員インタビューも!それぞれがアニソンへの想いを語る!

DJ和さん(J-POP / アニソン DJ)

ソニー・ミュージック発のJ-POP DJプロ第1号。 日本の音楽を世界に伝道するJ-POP DJとして活動中。2008年J-POP MIX CD「J-ポッパー伝説」でメジャーリリース以降、一貫してJ-POPにこだわり続け、今までにリリースしたCD 37枚の累計が205万枚を突破している。

国内は、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、ANIMAX MUSIX等々、 海外ではアメリカ、イタリア、インドネシア、シンガポール、タイ、台湾、ベトナム等々での大型フェスイベントに出演。

代表作は、「J-ポッパー伝説」、「A GIRL↑↑」、「J-アニソン神曲祭り」、「ラブとポップ」、「ミリオンデイズ」があり、2018年5月発売のSUPER EIGHTのBEST ALBUM「GR8EST」をはじめ、数多くのアーティストのMIX CD制作も手掛けている。

 

──「アニソン大賞」も7回目の開催となりましたが、今回の「アニソン大賞」のご感想をお聞かせください。また、今回特に印象的だったノミネート楽曲を、理由と併せてお教えください。

DJ和さん(以下、DJ和):トゲナシトゲアリの楽曲が各賞にあることや、「ババーンと推参!バーンブレイバーン」の選考員内での票数が印象的でした!

「シカ色デイズ」なども含め2000年代後半~2010年代のアニソンの雰囲気も感じる楽曲がヒットしたことなど、世界的な「Y2K」の流行とは少し違いますが、また一周してあの頃に回帰する流れが来ているかも?と。どんどん参画してくるPOP、ROCKアーティストへのある意味アンチテーゼみたいなものかもしれませんよね。

──イベントでは語り尽くせなかった今回の「アニソン大賞」におけるポイントなどありますでしょうか。もしくはイベントを終えて、改めて気付いたポイントなどありましたら、お教えください。

DJ和:個人的には「“アニソン”とは何か」という定義を最終的には決められないにしろ、議論(楽しいので勝手に)したいなと思いました。

ファン数も圧倒的なアーティストやバンド、アイドル、HIPHOPグループなどがここまでアニソンorアニメタイアップを担当するようになった昨今、歌詞やリズム、楽器、BPM等では定められない“アニソン”というものが、どうあれば“アニソン”なのか、“アニソンではない”のか、その過程でどうすればアニソンファンに愛されるアニソンとなりえるのか、という点もきっと見えてくるような気がしています。それが個人的にはとても興味があることです。

10年前、20年前と比べるとアニメ作品もアニソンも、単推し→箱推し という流れにならず、限られた好きなコンテンツだけを追う割合が多くなってきたと個人的には感じています。一組のアーティストを好きなだけで、楽曲もライブもグッズも配信もSNSも、楽しめるコンテンツが無限にあるので、ユーザーとしてはいろんな物を追う時間が足らないですよね…。

──DAM2024年アニメ主題歌カラオケランキングについて気になるポイントはありますでしょうか。理由も併せてお教えください。

DJ和:「雑踏、僕らの街」がカラオケでも上位なことが驚きです!僕も大好きですしたくさん聴いているのですが、歌うのは難しいのでカラオケ向きではないのかなと思っていたのですが、必死に歌う感じになるのでやっぱり盛り上がるんでしょうか!

アニメではないですが学園アイドルマスターの初星学園が多数ランクインしておりとても強いなという印象です。アニメ化されていないのでアニソン大賞では触れられないのですが、いい曲だらけなのでそんな話もしたかったです。

──今年度より新設された賞に「アニカラ賞」がありますが、今回のノミネート楽曲をご覧になった感想はいかがでしょうか。また、ご自身がカラオケで歌ったら盛り上がる楽曲などありましたらお教えください。

DJ和:「雑踏、僕らの街」、「シカ色デイズ」、「ババーンと推参!バーンブレイバーン」、「僕は...」、は納得のノミネートなのですが、「パジャマパーティーズのうた」は驚きました!これをカラオケで歌うんですね!笑

たしかにサビなど「ウ」と「ワ」の応酬ですし誰でも参加しやすいからハッピーな空間になりそうですね!

個人的には「ババーンと推参!バーンブレイバーン」を上手くカッコよく歌いこなせるようになりたいです。

──令和6年はDJ和 様がプロデューサーを務められている〈Anisong Scramble〉をはじめ各種イベント内での催しなどでも、アニソンDJイベントを目にする機会が多数ありました。改めて、アニソンとDJの親和性はどういったところにあると思いますか? また、現在に至るまでにアニソンが変化したと感じることはありますでしょうか。

DJ和:2000年以降、DJ機材がより発展し圧倒的に便利になったおかげで、楽曲データがあれば誰でもDJできるようになったのが大きく、レコードが存在しないアニソン等もPLAY可能になり、より楽曲ファンも多いアニソンというジャンルが盛り上がりやすいのだと思います。

DJテクニック寄りの話ですと楽曲の構成としてはDJにはとても不向きなため(笑)、コール&レスポンスやペンライト、オタ芸など楽しみ方の幅や爆発力で、圧倒的な盛り上がりをDJでも生み出すことができる、そこが相性の良いポイントだと考えています。

DJ目線で言うアニソンの変化としては、TikTokからのヒット誕生などが多発(むしろ定番)になった最近では、アニソンでも振付、ダンス等が初めから盛り込まれている楽曲が多くなった印象です。そのためDJとしては盛り上げやすくとても嬉しいですね。

令和6年アニソン大賞 概要

 

令和6年アニソン大賞について

2025年1月13日(月・祝)に「令和6年アニソン大賞」の開催が決定しました。

2019年に平成が終わるタイミングで平成時代のアニソンをみんなで讃えようということを目的に開催された「平成アニソン大賞」から「令和アニソン大賞」となり、7年目の開催となります。

今年は、新春開催のイベントとして、阿佐ヶ谷ロフトAにて開催となります。

12月末に各選考員がノミネートした楽曲を発表し、イベント当日に受賞楽曲を発表する「令和6年アニソン大賞~新春SP~」としてイベントを開催いたします。

今年度より、新しく「歌唱賞」「アニカラ賞」の部門を新設いたしましたので、新しい部門として皆様も想像してみてください。

そして、毎回恒例になっている『あなたが選ぶ、令和6年アニソン大賞を大募集!』として「ユーザー投票賞」も実施しますので、皆様が選ぶ『令和6年アニソン大賞』をお待ちしております。

2024年も様々な楽曲がトレンド入りなど話題になる楽曲が見られる中、「令和6年アニソン大賞」は、いったいどの曲が受賞するのか。開催をお楽しみに。

 

令和6年アニソン大賞-新春SP-

開催日 2025年1月13日(月・祝)
時間 開場11:30 / 開演12:00 ※終演16:00
場所 阿佐ヶ谷ロフトA
住所:〒166-0004 杉並区阿佐谷南1-36-16-B1F
TEL:03-5929-3445

出演者 冨田明宏(音楽プロデューサー / アニソン評論家)
吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
齋藤P(ライブ/音楽プロデューサー)
前田 久(アニメライター)
DJ和(J-POP / アニソン DJ)

▼アーカイブ

 

『令和6年アニソン大賞』ノミネート楽曲選考方法

2024年1月1日~12月31日までに発売(CDパッケージ・配信)された楽曲、または発売予定の楽曲からそれぞれ楽曲を選考いたします。

また、今年も特設ユーザー投票賞を実施させていただきます。

 

令和6年アニソン大賞 各部門

・令和6年アニソン大賞 全部門のノミネート楽曲の中から、この1年間を象徴する楽曲。

・作品賞 この年代での社会的に最も世の中を賑わせ注目された『人』、『楽曲』、『作品』、『現象』になった楽曲。

・作詞賞 特に作詩の分野で独創的で、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・作曲賞 特に作曲の分野で独創的で、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・編曲賞 特に編曲の分野で独創的で、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・歌唱賞 対象年度内においてアーティストの優れた歌唱・表現力により、作品がより大衆に届けられた楽曲

・声優ソング賞 声優アーティストの楽曲の分野で大衆に支持され、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・キャラクターソング賞 アニメキャラクターソングの楽曲の分野で大衆に支持され、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・アーティストソング賞 J-POPアーティストの楽曲楽曲の分野で大衆に支持され、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。ソロアーティスト、バンドなど。

・企画賞 斬新な企画意図をもって製作され、アニソンとして人に薦めたい、讃えたいと思える楽曲。

・新人賞 対象年度内においてアーティストデビュー(個人名義として)し大衆に支持され、これからも大いに活躍をされるアーティストに贈る。※作品単発のキャラクターソングや企画などは除外。

・アニカラ賞 アニカラのユーザーやDAMアニメ部が、令和6年“この曲はカラオケで歌うと盛り上がった”という基準により、今年最もアニカラを盛り上げた楽曲を讃える賞

・ユーザー投票賞 ユーザー投票により選考。投票楽曲の中から一番数が多かった楽曲に決定。

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