
先入観なしのまっさらな状態で、白い部屋に足を踏み入れてほしい――朗読劇プロジェクト『Do What?』がついに開幕! 福原かつみさん・竹田海渡さん・井上雄貴さん・石井孝英さん・伊藤節生さんらキャスト陣にインタビュー
物語の全貌を知らないからこそ、役作りにも普段とは違った楽しさ・難しさがある
──どう役作りをして、どのように演じようと思われたのでしょうか?
福原:「武士のような」とキャラクタープロフィールにありましたが、武士すぎないように調整していけたらと考えています。声質的には、ふだんしゃべっている時よりも低めにして、落ち着きがある声色でやろうかなと。また、ヤマトは何があっても動じず、常に物事を俯瞰している感じですが、ヤマトなりにみんなを引っ張っていけるお芝居ができたらいいなと思っています。
──ひと口に「武士っぽく」というのも難しいですね。話し始める時に「拙者」があればわかりやすいですが……
福原:語尾に「ござる」を入れてみたりして(笑)。演出のランズベリー・アーサーさんからは「語尾を流すのではなく、きちっと締める。でも全部締めるのもおかしいので、お芝居の中で必要だなと思ったところに入れるといいかもしれませんね」というディレクションをいただきました。
竹田:オーディションの時から意識しているのは、「歌うようにセリフを言うこと」です。僕の中では、デールくんは1人でミュージカルをしているイメージがあるので。僕自身もお芝居を始めたきっかけがミュージカルでしたし、いざ幕が上がったら誰が何を言おうが、どう動こうが我関せず、「デール・アンデル」という演目を演じているイメージでお芝居しています。
アーサーさんからも原案・脚本の福緒さんからも「とにかく楽しく、自由に演じてください」と言われました。ただ、シーンによっては一つのスパイスとしてトーンを落とし、ミュージカル調じゃない話し方をするところもあったりします。
そういうところで彼の本音をちょっと混ぜてみたりと、トーンやテンションの切り替えはすごく意識しました。ミュージカル調の時と演じていない素のデールくんの二面性を楽しんでいただけたら嬉しいです。
──ミュージカル調ということは「ラララ~♪」と歌うシーンも?
竹田:実際のメロディはないんですが、彼の中ではメロディが鳴っているような感じでセリフを言っていたりはします。もしかしたら本番で、アドリブで歌っちゃうかもしれません。
福原:楽しみ。
竹田:あとは、アドリブで笑い声とかを入れたりするかもしれません。
井上:ということは、するってことですか?
竹田:その場の空気に合わせて柔軟に対応していきたいです!(笑)
井上:この質問に関しては、公演が終わった後にいっぱいしゃべりたいです! 僕が特に役作りで苦労しているのは後半なので。序盤は平和主義、事なかれ主義みたいに、みんなが言うことすべてを肯定する八方美人のような感じで、ソーポスからも「いい子ちゃん」と揶揄されるくらいで。その時のヴィルくんは「そういう子なんだな」とすぐに納得して演じることができました。
でも物語が進むにつれての変化が……そこなんですよ! この公演を観終わった後の皆さんにいろいろお伝えしたいです。
今のところ言えることは、ヴィルくんは場面の説明をするモノローグ、ある種、ナレーションに近いセリフも多いので、お客さんにその場面が伝わるように、その場その場の情景をお届けできるようにしっかりと準備して臨みたいと思います。
石井:ロペくんの特徴は優しさなので、セリフが冷たく聞こえないように優しく言うことを第一に意識しています。あと寄り添うような感じも。最初のシーンでは、あたふたしているヴィルくんを落ち着かせたり、デールくんがあれこれ文句を言ってくるので「まあまあ」となだめたり、みんなの意見が分かれた時にうまくまとまるような提案をしてみたりと、例えるなら、お母さんみたいな感じというか。
井上:あとは「引率の先生」とか?
石井:そうそう。あと最初の読み合わせの時は、年齢感を周りとあまり離さずに、大人っぽくというよりは「しっかり者の少年」という感じで演じたのですが、アーサーさんから「もうちょっと大人っぽくていいよ。上品さもあったほうがいいよね」と言われたので、そこも演技の中に落とし込んで整えてみました。
──でも、そういう清廉潔白そうな良い人こそ、実は信用できないような?
福原:鋭い!
石井:メタ的に言えば、確かに裏がありそうですよね(笑)。ただ、ロペくんが今後どうなるのかは僕もわかっていないので……今、福緒さんが笑みを浮かべながら首を傾げていますけど(笑)。
竹田:ロペくんに限らず、僕らは登場人物全員の結末を知らされていない状態で。ある程度の設定は聞いていますが、未知数な部分も多いんです。そういう意味ではキャラクターたちと同じ状況です。わからない状況、わからない世界の中で役に向き合っていて。なので、ロペくんが悪い人という可能性も本当にありうるんですよ。
石井:もしそんなことになったら、僕も同じくらい衝撃を受けて、お芝居に乗っかってしまうと思う(笑)。ただ、ロペには脆さも見えるので、いつか壊れてしまうのではないかという不安もあります。
井上:他のみんなにも、壊れちゃいそうな危うさが見えるよね。
石井:そこをあえて見せないように、デールを筆頭にキャラ付けしているのかもしれません。それが引きはがされた時にどうなるのかなというのも気になります。
伊藤:ソーポスについて、まずアーサーさんには「クソガキ」だと言われました。他の人に噛みついたり、ケンカを吹っ掛けるケンカっ早さは意識しなきゃと思いつつ、「ただ嫌なヤツ」にはしたくはないし、実際に演じていてもただの嫌なヤツには思えないんですよね。トガっているけれど、先端は丸いくらいのトガり方をしたいなと思っています。周りからかわいがられるクソガキがいいなと。
ただ、僕は今までの人生の中で取っ組み合いのケンカをしたり、クソガキになるような道を通って来なかったので、お芝居としてどう成立させるのかが今の課題です。
──伊藤さんは話す時の物腰や雰囲気が穏やかで、「クソガキ」とは遠い存在のような気がして、役とのギャップを一番感じます。
伊藤:そうですか?
福原:確かに。
井上:声がそもそも優しいし。
石井:お芝居にはどうしても人柄の部分が出ると思うので、伊藤さんの優しさ、人に気遣える部分がソーポスくんの言葉の節々に要素として少しずつ入っていて。だからこそ、ただのクソガキには感じないんですよね。これこそ、キャスティングの妙だなと思います。
竹田:伊藤さんが演じることで、より愛されるキャラになっているのはすごく感じます。
──スタッフさんも大きくうなずいていますよ。
伊藤:照れますね(笑)。あとは、僕たちも真相をまだ知らないため、積み上げていく途中の表層の、上辺の部分を見たままやっているところがあるので、難しさは感じつつも今後への楽しみがどんどん増えている最中です。
最初の読み合わせから感じたお互いへの信頼感。2回目にはもう「明日から本番ができる」と思えるほど!?
──ちなみに、皆さんはこれまで共演されたことはあるのでしょうか?
伊藤:僕は皆さんとは初めましてです。
──キャスト同士での交流は?
竹田:あったりなかったり(笑)。でも僕たちは、声優としてのキャリアは近くて、ほぼ同期みたいな感じなんです。共演していなくても別の作品を通して知っていたり、友達伝いに話を聞いたりしていたので、初対面とは思えなかったくらいです。
石井:お互いの存在は認識していたよね?
福原:「~さんですよね? 知ってます!」みたいな(笑)。
井上:僕は福原くんとアニメで共演した事があり、たかちゃんとはイベントや朗読劇で何度も共演させてもらいました。竹田さんとは今回が初めてです。
──そういった意味でも、今回はいい機会になったということですね。本読みなどの準備も順調とお聞きしましたが、一緒にやられた感想は?
福原:初共演も多いのに仲が良すぎて、(いい意味で)気持ち悪いくらいです(笑)。初めての稽古の時から「初めまして感」MAXではなくて。既に親近感があったり、お芝居に対する熱量など、見ている景色がそろっていて。最初から不思議な一体感を感じました。
井上:最初の読み合わせの時、1回目に軽く全体を通して読み合わせてみて、アーサーさんからのフィードバックをいただいて、2回目を通しでやったんですが、いただいたディレクションを踏まえて、一気にそれぞれの個性が出てきて、物語がすごく色づいたような感じがして。ギアを入れた瞬間に空気を作れるのが、「みんなすごいな」と思いました。「ここから稽古を重ねたら、この物語がどんどん立体的になって、より良いものになっていくはず」という手応えを感じました。
伊藤:本読みをした一発目から「この5人なら大丈夫だ!」と思えて頼もしかったです。むしろ「もっと僕も頑張らなきゃ!」と気が引き締まりました。1回目のディレクション後にやった2回目ではそれが顕著に出て。今回の公演はプロローグで、今後どんどんお話が続いていく中で、良いものをみんなと一緒に作っていきたいなと思いました。
石井:みんなが言っているように、この5人だからこそのやりやすさは感じます。アフレコと違って、朗読劇は生なので、(映像に)タイミングを合わせる必要はないし、それぞれの役者のテンポで一緒に作り上げていくものですから。もちろん、アニメとはまた違った、朗読劇ならではの難しさもあって。
自分だけのテンポ感でやったらバランスが崩れてしまうこともありますが、この作品では、1回目の本読みの時点からそれがまったくなかったです。誰かがセリフをしゃべった瞬間、「じゃあ自分はこう返そう」とすぐに対応できたので、たぶんみんなもそういう心地よさを感じていたんじゃないかなと思います。
2回目の読み合わせが終わった時に、アーサーさんから「もう明日、本番ができるね」と言われて。もちろん、それに満足することなく、更に稽古を重ねて、本番までどんどんブラッシュアップして、舞台ではその時の全力をお見せできたらと思っています。でも、現時点でも満足値はかなり高いかもしれません。
──オリジナルの朗読劇ということで、自分たちでキャラクターや作品を作っていくという感覚は、アニメやゲームよりも大きいのでは?
井上:アニメの収録では、画面を見ながら絵と我々のお芝居だけで成立させて、あとで音などが付いたものが放送されて、それを視聴者の皆さんに判断していただきますが、朗読劇はその場で役としてしゃべって、皆さんにダイレクトにその声や空気感を感じていただくところが違います。
また、アニメではデフォルメや多少誇張したお芝居になることも多いですが、朗読劇はリアルなお芝居で、生の掛け合いから生まれた感情をぶつけ合うことで、また違う何かが生まれることもあります。そして公演を重ねていくと、例え同じシーンでも、僕らの演じ方や皆さんの感じ方が変わっていくところがおもしろいし、醍醐味だと思います。
アニメではだいたい、テストと本番の2回しか演じることができませんが、朗読劇は公演数によって何度も演じられるし、そのたびにキャラクターへの理解度が高まっていきますから、めちゃめちゃ楽しいです。
──本読みにこれまで立ち合われて、脚本家としてどう感じられましたか?
福緒:何の問題もありません! 本番もそのままやってください。
福原・竹田・井上・石井・伊藤:ありがとうございます!
福緒:みなさんに全幅の信頼を置いています。以上です!
先入観なしのまっさらな状態で、白い部屋に足を踏み入れてほしい
──今回のプロローグ公演の見どころのご紹介をお願いします。
福原:この朗読劇の印象は「うまくいきそうで、うまくいかない」。素直に物語が進んでいかないし、よくある話でもない、今までの朗読劇にはなかったタイプです。決して楽しいだけではなく、かといってツライことばかりでもない、ある意味人生を象徴しているような部分もあって。きっと今までにない新体験を味わえる……かもしれない作品になるのかな?
竹田:そんなに保険をかけなくても……!
福原:だってまだ先がわからないから。もしかしたら急に方向転換して、みんながハッピーになる……なんてことはないか。
井上:どっちだよ?(笑)
福原:とにかく、お客さんが新しい扉を開いた感覚になれるんじゃないかなと思っています。
また、ヤマトのセリフを聞いた時に安心感を抱いたり、逆に「ヤマトが崩れた時、どうなるんだろう?」と不安に駆られたり。真っすぐだけど決して一辺倒ではない、ヤマトのいろいろな面を感じてもらえたら嬉しいです。
竹田:朗読劇の魅力とは、耳で音を楽しむだけでなく舞台上での視覚的な情報も楽しめることだと思っています。
今回の朗読劇では舞台が閉ざされた白い部屋ということで、来場された皆さんもこの5人のキャラクターと一緒に閉鎖された空間にいる感覚を味わって頂けるんじゃないかと思っています。みんなと一緒にドキドキしたり、不安を抱いたり、時には希望を感じたりと、リアルタイムでキャラクター達の感情を楽しんでください。
井上:5人のキャラクターのバランスの妙だったり、それぞれの性格や生き様を感じながら、閉鎖された空間の中でどんな結末を迎えるのか。絶望なのか希望なのか。その行方を皆さんに見届けていただきたいです。
ヴィルくん的には、ここまでお話ししたように、彼に何が起こるのかにも注目してください。
──公演後のアンケートに「井上さん、お疲れ様でした」のひと言を添えてほしいですね。
井上:そんなこと書かれたら泣いてしまうかも(笑)。
石井:この作品はミステリー小説のように、推理や考察しながら楽しめる作品になっていますので、僕らのセリフの一言一句に集中して、聞き逃さないようにしてください。
ロペくん的には後半にいろいろあるんですが、意外とギャップがあったり、楽しめるキャラクターなので……ふわっとしか言えなくてすみません(笑)。そんなロペくんに感情移入したり、好きになってくれたら嬉しいです。
伊藤:「この世界は何なのか?」「この空間は何なのか?」「僕たちは何者なのか?」など、プロローグということもあって、とにかく謎が多いです。普通の朗読劇や舞台のように、見ているうちに謎がすべて明らかになることはなく、プロローグの時点では分からないままの謎も多いです。だからこそ、この公演が終わった後も考察したり、楽しめるのがこの朗読劇の魅力の1つかなと思います。僕らも多くの謎について考えながら演じていますが、皆さんの想像力をかき立てられるようなお芝居をすることが僕らの役目です。そして一緒に謎を解き明かしていきましょう。
ソーポスくんはよく噛みついたり、からかったりしていますが、なぜか嫌いになれないなと思ってもらえたらいいなと思うし、作品を彩る役にできるように頑張ります。
──では最後に、楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
伊藤:世界観や5人のキャラクター性、朗読劇ということで想像力を働かせたり、いろいろな楽しみ方ができる作品ですが、何と言ってもオリジナル作品で、しかもプロローグということで大いなる序章であり、先の展開が演じる僕らさえわかっていません。なので「続きが気になる」と皆さんに思ってもらえたら、僕らの勝ちだと思っています。
今回、入口に立って「もっと先に進んで知りたい」と思っていただけるように頑張ります。ぜひ劇場で僕らの声や息遣いを生で感じてください。
石井:このプロジェクトの始まりの公演ですから、今回観たら先々に続いた時、古参のファンを名乗れます。今しかないです! このプロジェクトがどんどん大きくなっていくと僕らは思っていますので、一緒にこのプロジェクトと5人の未来を見守ってください。
井上:この朗読劇を見終わった時、一つの小説を読んだような感覚になると思います。誰かと一緒に観られた方は語り合ったり、お一人でご覧の方もそれぞれご自身の中で推理や想像を膨らませていただけるように、作品をお届けできたらと思っています。劇場でお待ちしています。
竹田:ここまで記事を読んでいただいてありがとうございました。最高のキャストさん、最高のスタッフさんたち、最高のシナリオに恵まれたこの舞台でデールくんを演じられることがとても幸せです。
皆さんへ最高の作品をお届けできると自信を持って思っています。ご覧になってくださる方の手を取って、僕たちが引っ張っていきたい。そんな心意気と熱意で演じています。皆さんも身を任せてついてきてください。
それにこの作品は朗読劇プロジェクトと銘打たれているので朗読劇だけでなく、いろいろな展開が待っていると思いますので、楽しみにしていてください……これ、言わないほうがよかったですか?
福緒:いいえ、むしろみなさんでプロデューサーさんに期待の圧力をかけましょう。
(全員爆笑)
竹田:あと、デールくんのことも好きになってもらえたら嬉しいです。でないとぐすんと泣いちゃうと思います。では最後は、福原さんに絶対に観たくなる素敵なメッセージで締めてもらいましょう!
福原:最悪! お前、デールすぎるって!
(気を取り直して)朗読劇から始まるプロジェクトに興味を持って劇場に来てくださる方に感謝しています。皆さんに「来てよかった!」と満足してもらえる公演を、チーム一丸となって作り上げていけたらと思っています。ここまでやってきて、キャストやスタッフさんたちをすごく頼もしく感じています。あとは本番に向けて、ブラッシュアップを重ねていくだけです。そして皆さんに新たな、良い体験をしてもらえたら嬉しいです。
あと、公式Xやポスターに「実力派キャスト」と書かれていて、いささかプレッシャーを感じています(笑)。
竹田:「自称:実力派」にならないように頑張ります!
福原:プレッシャーに負けずに全力を出し切りたいと思います。共演させていただく4人も、初めての読み合わせの段階からすごさの片鱗を感じましたし、自分たちから(演出やスタッフさんに)質問をしに行くほど積極的に取り組んでいます。芝居に貪欲な人たち……実力派声優たちが(笑)、集まった舞台は決して皆さんを後悔させません!
──ちなみに、各キャラクターのモチーフになっている童話について学んで行ったほうがいいですか?
福緒:いいえ。むしろ前知識や情報なく、先入観なしで見ていただけると嬉しいです。
竹田:なので、今公開されている情報やイラストなどのビジュアルだけ見ていただければOKです!
井上:ぜひ、まっさらな状態で、白い部屋に足を踏み入れてください。
[文・永井和幸]
Lead×Read『Do What?』作品情報
タイトル:Do What? #00 《僕らのプロローグ》
■日程
2025年2月9日(日)
第一部 12:30開場/13:00開演
第二部 15:30開場/16:00開演
■開催場所
劇場MOMO
■出演
井上雄貴、竹田海渡、石井孝英、伊藤節生、福原かつみ
※敬称略
■チケット代金
全席指定 6,500円 (税込)
■注意事項
※チケットをご購入される前に販売ページの注意事項を必ずご確認ください。
■公演に関するお問合せ
ISARIBI株式会社 Do What?問い合わせ窓口
pr_info@isaribigp.net
チケット受付情報
こちらの前売り券の販売は終了しております。
当日券はイベント会場にて若干数の販売を予定しております。
【先行抽選受付】
■受付期間:2024年12月21日(土)12:00~2025年1月12日(日)23:59
■当落発表:2025年1月17日(金)予定
【一般販売(先着)】
■受付期間:2025年1月25日(土)10:00~2025年2月1日(土)23:59
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イントロダクション
その日も、彼らは狭い世界で一日を見つめていた。
自分と自分以外の四名しかいない白い部屋。
最低限の生のみがあるこの場所がどこに存在しているのかは誰にも分からない。
──だから彼らは今日も言葉を交わす。
何かを思い出せるかもしれない。
いつもと違う思考に陥るかもしれない。
彼らにとっての一筋の希望の光、それが語らいだった。
彼らは何者なのか。
彼らは何処にいるのか。
彼らは何故、何故──。
この世界の真実を知る時、彼らは何を思うのだろう。
この物語の真実を知る時、貴方は何を思うのだろう。
Lead×Read『Do What?』作品情報
スタッフ
原案・脚本:福緒唯
イラストレーター:うさまー
SDイラストレーター:椿屋刹那
演出:ランズベリー・アーサー
BGM制作:村崎すみれ
企画・プロデューサー:倉光一輝(ISARIBI)
告知協力:アニメイト
キャスト
井上雄貴 (ヴィル・ツイングリドル 役)
竹田海渡 (デール・アンデル 役)
石井孝英 (ロペ・ロードロード 役)
伊藤節生 (ソーポス・アイソップ 役)
福原かつみ (ヤマト・ヒノモト 役)
公式X(@dowhat_project)
You Tubeチャンネル:https://www.youtube.com/@dowhat2024
▼ティザーPV公開中
動画URL:https://youtu.be/TsS_Etroces
(C)Do What? Project
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