XlariSとの再会を当たり前のものにしてみせる——アイドルオーディションプロジェクト『VS AMBIVALENZ』よりデビューした「XlamV」の2nd LIVEをレポート！

アイドルオーディション『VS AMBIVALENZ（バーサスアンビバレンツ）』において、総勢13万人を超える志願者の中から“二者択一”の末に選ばれた、勝者7名によるボーイズアイドルグループ「XlamV（クランヴ）」。

2024年4月に初ライブを経験し、さらに高みを目指す彼らの2nd LIVEとなる「XlamV 2nd LIVE -DUH-」が、2025年5月30日（金）と31日（土）豊洲PITにて開催されました。

「当たり前」「わかりきっている」を意味するライブタイトルの「DUH」に込められた2nd LIVEでは、サプライズとして新曲も初披露。XlamVとXlariS（クラリス／XlamVのファンネーム）の絆を再確認するステージとなりました。

本稿では、そんな2nd LIVEの2日目【A公演】のレポートをお届けします！

幅広い楽曲で魅せる7人のパフォーマンス

NAGOMU、JINTARO、39YEAH↗︎、LIONが影ナレを担当した2日目のA公演。7色のメンバーカラーで場内が彩られるオープニング映像が流れたあと、黒を基調にそれぞれの担当カラーがアクセントになった衣装に身を包んだXlamVが登場。

「Groovy Night」で幕が上がるとXlariSのテンションは一気に上昇し、心地よいシンセと重厚な低音が特徴のサマーチューンを7人のシンクロしたダンスで魅せていきます。

　
「盛り上がる準備はできてるかー！」「まずはみんな一緒に声を上げていこう！」と、JINTARO＆SUBARUのかけ声で始まった「From Me」。メンバーの決意が込められたデビュー曲が、7色のカラーに染められた場内でさらに輝きを増します。

MCの時間になると、早速、手を大きく振りながらXlariSとのコミュニケーションを楽しむメンバーたち。投げキッスをするISSEI、頭上に大きなハートマークを作るAUGURI、元気よく笑顔を振りまく39YEAH↗︎、やさしい言葉をかけるNAGOMU、天に向かって拳を突き上げるJINTARO、礼儀正しくお辞儀をするSUBARU、クールに手を差し伸べるLIONと、ファンサを交えた個性全開の自己紹介に、会場にいるXlariSの歓声も大きくなります。

今回のライブタイトルになっている「DUH」は、「当たり前」「わかりきっている」という意味を持つ英語のスラング。「XlariSと僕たちの再会を、当たり前のものにしてみせるという決意を込めたライブです。」とSUBARUが説明します。

　
XlariSとの再会を祝うように、ここでコール＆レスポンスをすることに。各メンバーからのコールに「大好きー！」と大きな声で答えるXlariS。

「XlariSの好きの気持ちが、俺たちをまた少し大人にしてくれる。それでも心の奥で願うのは、君が俺を見つめ続ける、その瞳の輝き」とNAGOMUの言葉で始まった「Spark」。大人な雰囲気へと変わり、緩急のあるオシャレな曲調に合わせて踊るダンスと、彼らの大人びた表情につい魅入ってしまいます。

続く「This is My Way」は、A公演のみの披露曲。LIONを主旋律に重なるハーモニー、39YEAH↗︎とAUGURIのラップでフロアを盛り上げつつ、そのまま「アワソラ」へと続きます。

再び訪れたMCでは、息を整えつつも、XlariSの顔を丁寧に見渡しながら「みんなオシャレだね」「見えてるよ〜！」と交流を楽しむメンバーたち。そして、今回もライブの恒例となっている水分補給タイムへと突入し、和やかな雰囲気に包まれます。

次に披露する楽曲では、一生懸命練習したダンスブレイクに期待してほしいと口をそろえる7人。「ものすごく頑張るから……いっぱい名前を呼んでほしいな！」とまっすぐに伝えるNAGOMUに、全員がキュンキュンする一幕も。

　
そうして、フロアを煽るようなLIONの言葉とともに「A.S.A.P」が始まった瞬間、会場の熱気が急上昇。クールな魅力としなやかさが際立つフォーメーションで息の合ったパフォーマンスを見せ、ダンスブレイクでは1人ずつステージ中央に立ち、自分らしさあふれるダンスを披露しました。

歓声が鳴り止まぬなか、次の曲に溶け込むような流れで始まったのは「Invitation」。これまでの楽曲とは異なるジャジーな曲調に、細かな足のステップ、指を鳴らす音がアクセントとなり、ゆっくりと誘うようなダンスに引き込まれていきます。