音楽
『ビバレン 3rd ファンミーティング』特別朗読劇から制作陣の裏エピソードまで盛りだくさん!

“声優一人二役”の特別朗読劇から制作陣の裏エピソードまで盛りだくさん!『VS AMBIVALENZ 3rd ファンミーティング』イベントレポート

“二者択一”のアイドルオーディションプロジェクト「VS AMBIVALENZ(以下、ビバレン)」によるイベント『VS AMBIVALENZ 3rd ファンミーティング』が、4月12日に東京・ベルサール高田馬場で開催された。

ボイスドラマを中心に物語が進行し、ファンの投票によって最終的にデビューするメンバーが決定するという、現実とリンクしたエンターテインメントを展開している本コンテンツ。投票結果を競い合うペアのキャラクターを声優が“一人二役”で演じるのが特色で、1st Seasonには7名、2nd Seasonには5名の男性声優が参加し、合計24人のキャラクターたちがアイドルもしくはアイドル候補生として登場している。

約1年半ぶり通算3度目のファンミーティングとなる今回のイベントは、制作陣がスペシャルトークで裏話を明かす第一幕、キャスト陣による特別トーク企画と特別朗読劇が行われた第二幕で構成。本邦初披露となる新曲3D MVの公開や新情報の発表もあり、さまざまな角度からビバレンの魅力を味わうことのできる濃厚な一夜となった。

 

公式サイト

 

キャラクターデザインに宿る関係性の秘密

第一幕の制作陣によるスペシャルトークには、プロデューサーの毛利泰斗、キャラクターデザインの風李たゆ、コレオグラファーの緑喜一紗、音楽ディレクターの青山正太が登壇。作中でオーディションを取り仕切るREISENプロダクションの社長・稲元役の安元洋貴がMCを担当し、シリーズ構成を務める関根アユミからのコメントが紹介されたほか、ここでしか聞くことのできない貴重なエピソードが多数飛び出した。

「VS AMBIVALENZ ビジュアルトーク」のコーナーでは、まず2nd Seasonのキャラクターたちの初期デザイン案が公開され、風李が制作の裏話を交えながら解説。LUVNOSUKEは当初巻き毛だったが、溌溂とした性格とのギャップを強調するために現在のお嬢様風の髪形になったこと、SHIMBAはライオンのたてがみをイメージして猛々しい雰囲気にデザインしたことなどが明かされた。音楽作品のジャケットイラストの解説では、2nd Seasonのメンバーたちによる最新作『To The Next Story』のイラストが、1st Seasonの作品『Still On Journey』の構図を意識して描かれたこと、背景を白にしたのは偶然の産物だったことなどを説明する。中でも特に盛り上がったのは、本イベントのキービジュアルのこだわりについて。12組24人のキャラクターがペアで描かれているのだが、それぞれのポージングにも両者の関係性が浮かび上がるようなエピソードが理由にあることが明かされて、客席からは驚きと喜びの声が多数上がっていた。

「VS AMBIVALENZ コレオグラフ」のコーナーでは、ファンミーティング初参加となる緑喜が、1st Seasonの投票で選ばれた勝者7名によるボーイズアイドルグループ・XlamVのライブの振り付けについて振り返る。それによると、2024年4月に行われた「XlamV 1st LIVE -To You-」は初ライブということもあり平面的なフォーメーションに留めていたが、同公演で手ごたえを感じ、2025年5月の「XlamV 2nd LIVE -DUH-」ではより立体的な魅せ方にこだわった振りを付けたという。また、XlamVの楽曲「Why Don't You Dance?」の振り付けのレクチャーもその場で行われ、会場中が手で「L」の形を作って盛り上がった。

続く「VS AMBIVALENZ 楽曲秘話」では、昨年11月から12月にかけて連続公開されたXlamVのメンバー7名のソロ楽曲について、音楽ディレクターの青山が解説していく。制作するうえでこだわったポイントは、ダンスパフォーマンスが持ち味の“XlamVのメンバー”であると同時に、個性豊かな“VS AMBIVALENZのメンバー”でもあることの両方をしっかりとアピールできる楽曲にすること。その結果、XlamVのイメージだけに捉われることなく、各キャラクターのオリジナリティが感じられる“名刺代わり”の楽曲に仕上げることができたと語る。なかでもNAGOMUのソロ曲は方向性を決めるにあたり一番悩んだとのことで、当初はキャストの浅沼晋太郎からR&Bというアイデアが出ていたのだが、制作スタッフ一同から「やっぱりNAGOMUとはデートをしたい」という声が上がり、その結果、愛らしいデートソング「HAPPY HAPPY DAY!」が生まれたとのことだった。さらに1st SeasonのXlamV以外のメンバーによって結成された二つのグループ、fun4reとilluvistaの楽曲コンセプトについても解説。fun4reのテーマは“応援”、illuvistaのテーマは“王子”で、1stシングルと2ndシングルはそのコンセプトのもと制作、3rdシングルと4thシングルは少し趣向を変えて“学園祭”をイメージした企画色の強い楽曲に取り組んだという。

その他にも作品やキャラクターへの愛情が感じられるエピソードが盛りだくさんで、制作陣のこだわりの深さが感じられる時間だった。

 

一人二役で挑む前代未聞の朗読劇

第二幕には、1st Seasonより土田玲央(SUBARU/TAIYO)、河西健吾(ISSEI/MIO)、小林千晃(JINTARO/CION)、浅沼晋太郎(NAGOMU/CUC)、村瀬歩(AUGURI/FUTABA)、畠中祐(LION/KAZU)、2nd Seasonより山下大輝(SHIMBA/MIKERA)、小林親弘(AKASHI/MEGURU)、石橋陽彩(KYOUYA/MONET)の9名のキャストが出演。MCは引き続き安元が務める。幕間の時間にお披露目されたXlamVの新曲「Lovelight」の3D MVや、それに対する会場の熱狂ぶりを喜ぶコメントを各々述べつつ、同曲のレコーディングエピソードや感想などを語り合う。歌の難易度が特に高いと言われていた「About Us」に匹敵する程のスキルを要求される楽曲で、7人それぞれに見せ場が用意されているので、MVが一般公開されたらぜひチェックしてほしいとのことだった。

その後も、2nd Seasonの印象的な要素“スパイ”にちなんだゲーム企画「VS AMBIVALENZ スパイゲーム」などで和気あいあいと楽しむキャスト陣。1st Seasonメンバーのテンションの高いノリに、ファンミーティング初参加の2nd Seasonメンバーが気圧される場面もありつつ、最終的には全員はっちゃけた様子で楽しんでいた。さらに「VS AMBIVALENZ Q&Aコーナー」では、ファンから寄せられた質問にキャスト陣が回答。この日の出演が叶わなかった古川慎(39YEAH↗/REY)、武内駿輔(RIAM/LUVNOSUKE)、木村良平(CATE/HIROMI)も事前に撮影された映像で登場し、各々が様々な質問に答えていく。土田は「TAIYOのソロ曲を歌うとしたらどんな楽曲がいいですか?」という質問に対して「SUBARUのような爽やかさに対して、優しく照らしてくれるTAIYOらしい楽曲がいいかも」と今後の展開に期待させる一幕も。また、石橋はリクエストに応えてKYOUYAのデスボイスを実演して会場を沸かせた。

本イベントの目玉企画となったのが、ファンミーティング限定の特別朗読劇のコーナー。キャストが一人二役を生で披露する貴重な機会だ。準備のために一旦降壇したキャスト陣が再びステージに戻ってくると、なぜか全員が揃いの野球のユニフォームを着ている。そして安元が大きな声で「ビバレン、野球しようぜ!」とタイトルコールをすると、朗読劇がスタート。生配信ライブを控えて3組に分かれて準備中のビバレンメンバーたちが談笑しているところに、TAIYO・MIO・JINTAROの3人がそれぞれ駆け込んできて、「大変だ!」(TAIYO)、「みんな聞いて」(MIO)、「これから一緒に野球しようぜ!」(JINTARO)と、あまりにも突然な展開に。

なんでもJINTAROが一人で「腹が減ったなあ」「緊張する」とぼやいていたところ、神出鬼没の稲元にいきなり声をかけられて、緊張をほぐすためにみんなで野球をして息抜きすることを勧めてきたのだという。だが、3組のいずれにも野球のルールを把握していないメンバーがいることが発覚。そこで「野球するのは諦めて、実況でもやってみたらええんちゃう?」(ISSEI)、「応援の練習しようぜ」(JINTARO)、「いっそ野球拳といこうか」(MEGURU)と三者三様のアイデアが飛び出し、各組でそれらの実践を通して野球のルールを学ぶことに。実況チームでは、ISSEIとAUGURIがRIAMとLUVNOSUKEのいつものいがみ合いをノリノリで実況し、AUGURI役の村瀬がRIAM独特のラップ風の口調をマネる場面も。応援チームではJINTAROが「フレー!フレー!生きとし生けるものみんな!」、CUCが「ぱにゃにゃんぱにゃにゃん、にんげん!」と人類全体を応援し始め、続けてケータリングを作ってくれる39YEAH↗といつも美に妥協のないREYをみんなで応援することに。野球拳チームは服を脱いでいくとコンプライアンス的に問題がありそうということで、じゃんけんに負けた側が服を着ていく逆野球拳というルールをMEGURUが考案し、TAIYOとLIONが服を着すぎて雪だるまのような状態になりながら白熱の勝負を繰り広げる。果たして、これで本当に野球の試合が成立するのだろうか……?

正直、テキストで説明すると面白さの半分も伝わらないと思うが、これらのドタバタ劇をキャスト陣が“一人二役”で演じていく様は、実にスリリングかつユーモラス。時にアドリブらしきセリフも挟みつつ、各人が声優としての技量と演じる楽しさをぶつけ合ってひとつのシチュエーションを作り上げる、全員が役者としての本領を存分に発揮したステージだった。安元が演じ終わった後に思わず首をかしげてしまった、稲元によるラストのセリフのオチを含め、いつもは熱心にアイドル活動に取り組んだり、ライバル同士として切磋琢磨し合うビバレンメンバーたちの、普段はあまり見られない姿を楽しむことができて、ファンも大満足だったのではないだろうか。気になる方はぜひ配信をチェックして欲しい。

新情報一挙解禁! 今後の展開に期待

そしてここからは新情報を一挙発表。先ほど初披露されたXlamVの新曲「Lovelight」のMV公開、公開生配信「2nd Season最終結果発表SP」、2nd SeasonオーディションFINALグッズの発売決定、アミューズメント施設・ナムコとのコラボキャンペーン、XlamV×カラオケまねきねこコラボキャンペーン、「VS AMBIVALENZ LISTENING PARTY Vol.3」の開催、fun4reの新曲「ミルクティー予報」とilluvistaの新曲「LOVE FIESTA」のMVの公開、XlamVの1stアルバム『With Us』リリース決定などが続々と発表されていく。歓喜に沸く会場がさらに大きな喜びで包まれたのが、XlamVの3rdライブ開催決定の報。日程は2027年1月16日・17日の2日間、会場は東京・立川ステージガーデン。新情報の詳細はオフィシャルサイトでご確認をどうぞ。

その後、キャスト全員がこの日の感想と感謝の気持ちを各々の言葉で伝えてイベントは終了。ついに投票結果が発表される2nd Seasonの結末ばかりでなく、いまやコンテンツ全体を牽引する存在となったXlamVの新展開や各ユニットの新曲など、今後もますますの飛躍が期待される「VS AMBIVALENZ」がさらに好きになるイベントだったように思う。

 
[文・北野創]

 

作品情報

VS AMBIVALENZ

あらすじ

――君か、僕か。
伝説の芸能プロダクション『REISEN(ライゼン)』がアイドルグループ結成のため、オーディション
"VS AMBIVALENZ"を開催。約1年の激闘を経てアイドルグループ『XlamV』が誕生した。

そして今、新たな伝説が生まれようとしていた――
『テイルウィンドオフィス』と『REISEN』が手を組み巻き起こす嵐は『VS AMBIVALENZ 2nd』。
聖地・砦アリーナには、10人の新たな候補生たちが集められる。

再び行われる究極の「二者択一」。
同じ担当カラーを託された2人が競い、投票でライバルより1票でも多く勝ち取れば―――

デビューへの道がひらける。

キャスト

SHIMBA/MIKERA:山下大輝
AKASHI/MEGURU:小林親弘
RIAM/LUVNOSUKE:武内駿輔
KYOUYA/MONET:石橋陽彩
CATE/HIROMI:木村良平

TAIYO/SUBARU:土田玲央
ISSEI/MIO:河西健吾
JINTARO/CION:小林千晃
NAGOMU/CUC:浅沼晋太郎
39YEAH↗/REY:古川慎
AUGURI/FUTABA:村瀬歩
LION/KAZU:畠中祐

稲元:安元洋貴
丁嵐:浪川大輔
東雲:堀江瞬

(C)VS AMBIVALENZ

 

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