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『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』上田麗奈&芹澤優インタビュー

“うちの子を思い出す”、猫愛に満ちたこだわり。アニメを見たら猫好きがさらに増えるかも?『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』カオル役・上田麗奈さん&ツツミ役・芹澤 優さんインタビュー

カオルは責任感と正義感が強い女の子。ツツミはいじめられっ子だったけど実は表情豊か!?

――ご自身が演じるキャラの紹介をお願いします。

上田:カオルはクナギさんから「厳しい物言いは愛情の裏返し、相手を思ってのこと」という評価を得ていたり、毎日猫一匹ずつの体調も気遣う責任と思いやりがあると言われていますが、まさしくその通りの方だなという印象があります。

クナギさんが仕事面でもプライベート面でも困らずにやっていけるように、仕事の進み具合をチェックしたり、次に何をしたらいいのかを伝えたり。勉強も先生のようにドリルを確認したり、世話を焼いている様子が序盤から描かれていて。倒れているクナギさんを拾ってくるところも正義感の強さや人の良さが感じられますし、「面倒をみなくては」という責任感の強さもあるなと。

ツツミがプリントを落として困っていたら拾い集めたり、木登りしているところを見たら「どうしたんですか?」と尋ねたり、そういうところも素敵です。あと私にはない部分ですが、人に対して厳しく注意ができるのも「本当に優しい人だな」と。自分を装ってあえて厳しい物言いをするのも「これはきちんと言ったほうがいい」と判断して言える強さや頼もしさも優しさゆえなので、カッコいい印象もあります。

芹澤:ツツミはカオルと同じ高校に通っている女の子です。大の猫好きなんですけど、猫アレルギーというジレンマがあって。カオルに出会う前は学校でいじめられていて、その理由は明確には描かれていませんが、ちょっと内気だったり、外に自分の想いをまっすぐに表わしにくい子なのかなと。でも一人でモノローグをしゃべっている時はすごく楽しそうで、いろいろな想いもあって。カオルに助けてもらった後は「今日は頑張れそう!」と言ったり、すごく明るい部分もあります。

実は海外映画、特にアクション映画が好きで、感情も豊かですし、いろいろ思っていることもあるけど、うまく表現できないから意地悪されてしまうのがかわいそうだなと。あと彼女の猫アレルギーによって切り抜けられるピンチもあるので、とても重要なキャラになっているかなと思います。

――演じる時に意識されたことやディレクションなど教えてください。

上田:最初に「もっと元気に」というディレクションをいただきました。その時、中にある優しさやお人好し感などが表に出るよりも強さや頼もしさが表に出るように生きている人なんだろうなと感じて。あとクールな表情も多いんですけど、「もうちょっと感情豊かに声で表現できたほうがいいのかな」とか、最初の「元気に」というディレクションからいろいろ想像して、そのあたりを意識して「できる範囲で頑張ろう」と思って演じていました。

「戦士感は薄くしたい」というお話もいただきました。戦い慣れしているのではなく、最初は普通の女の子として猫ちゃんの間をかいくぐって、逃げ惑っていくところは表現していきたいということも言われていたので、そこも意識しながらやりました。ツンデレっぽい要素もあるので、猫ちゃんっぽい人だなと思うし、かわいらしいですね。

芹澤:オーディションの時は、シーンとの兼ね合いもあって割と明るくやっていましたが、最初に言われたのが「いじめられていた子なので、カオルにまだ心を開き切れない最初の段階や言葉がまっすぐ出せない感じを表現してください」と。

ツツミのセリフは「え~と」など一つ言葉に詰まったように、想いをうまく口に出せない感じや、学校生活をうまく過ごせないところ、スマートに生きていけない感じを「もっといじめられっ子で!」と言われました(笑)。

同期の二人はお互いにリスペクトし、引っ張り合う仲

――お二人で掛け合いをされた感想やお互いのお芝居についての感想をお聞かせください。

上田:芹澤さんは「こういう形で話そう」と決めるのではなく、その時に感じたことやふっと出てきた気持ちを大事に、セリフを言っているイメージがあります。何度かテスト、本番、リテイクをやり直した時、同じセリフでも全然違うニュアンスや言い方になっていて。でもツツミとしての軸はブレていなくて。

理解力と表現する時の自由度の高さは聴いていても楽しいし、納得しながらツツミを見ていけるので、見応えがあるお芝居をされる役者さんだなと思っています。だから掛け合っている時もテストと本番では、私も同じにならないタイプで、それが良く働く時もあれば、悩みに変わる場面も多いんですけど、ツツミがそれに合わせて受けてくれるので、「ありがとう」って感謝しています。

芹澤:ウソ~! 私は引っ張ってもらっている気持ちだったよ。

上田:逆! 逆!

芹澤:カオルがキャラクター性でもしっかり引っ張ってくれて、ツツミは一生懸命ついていく、みたいな感じだったし、お芝居でもカオルの言葉には重みと説得力があるけど、ちゃんと理由を伝えてくれるから、「カオルのセリフをちゃんと聴いていれば、ツツミとして何かきっと出てくるはずだ」と信じてのっかっていける安心感が麗奈にはあります。そもそも同期なんですけど、最近はあまり掛け合いする機会がなくて。私は麗奈のお芝居が大好きだから、今そんなふうに言ってもらえて嬉しいです。

上田:私も嬉しくなっちゃう(笑)。私も乗せてもらっているし、感謝しかありません。私も大好きだけど、会うたびに変わっていっているから、悩める状態も悩みから開放された状態も、どっちも知っているからこその変化……。それは成長なのかはわかりませんが、どんどん進化している感じがするので、私にとって尊敬している人です。

芹澤:こちらこそです。麗奈がどんどん先に行くから頑張って走っている感じで、全力で追いかけています。

(C)ホークマン・メカルーツ/マッグガーデン/ニャイリビ製作委員会
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