
「東京カラーソニック!! "Sugar Pop" SOLO SONG 嵐 」リリース! 小宮山嵐役・千葉翔也さんインタビュー|「これまで僕が歌ってきたキャラクターソングの中で、一番難しかったかもしれません」
「歌手」×「作曲家」=バディが綴る青春エンターテイメント『東京カラーソニック!!』。2021年に1stシーズンがリリースされて以降、楽曲制作を通じてキャラクターたちの葛藤や成長、そして絆を描く繊細な物語が紡がれています。
2025年4月からは新シリーズ「東京カラーソニック!! -はじめの音-」が始まり、公式YouTubeにて毎週水曜21時に無料配信中! これまで描かれなかった音楽制作に向き合うキャラクターたちの日常が描かれます。
さらに、“恋”をテーマにした新たな楽曲シリーズ「東京カラーソニック!! ”Sugar Pop”」も始動。ソロ曲5曲とカラソニ初となるユニット曲2曲の全7曲が、5か月連続でリリースされます。
楽曲ダウンロードシリアルコードもついてくるグッズ付きセットも発売! アニメイト早期予約特典では、2026年1月18日(日)に開催される「東京カラーソニック!! Special Live ~Sugar Pop~(ソニライ4th)」のチケット先行抽選申込シリアルコードも。
今回は、8月29日にリリースされる楽曲「Replica」のレコーディングを終えた小宮山嵐役・千葉翔也さんにインタビューを実施! 本楽曲に対する印象や注目ポイントなどをお伺いしました。
恋愛ソングを歌うこと自体にハードルは感じませんでした
──まずは本楽曲「Replica」のデモを最初に聞いた時、どんな印象でしたか?
小宮山嵐役 千葉翔也さん(以下、千葉):実は今回、スタッフさんからの申し送りに「キーが高いんですけど、千葉さんなら行けると思うので、できればこのキーでお願いします」と書かれていて(笑)。自分の中でかなりハードルが上がった状態で聴いたんです。
でも、実際に聴いてみたら、キーの高さはそれほど気になりませんでした。それよりも、リズムの取り方や歌詞の入り方がすごくトリッキーな曲だな、と。今まで触れたことのないタイプの楽曲という印象でしたね。それが、新鮮かというと、どこか懐かしさも感じる曲調と歌詞の雰囲気で。なので、純粋に一つの楽曲として楽しく聴かせていただいた、というのが最初の印象です。
僕が演じる嵐がアーティストとして成長していく上で、夢や希望を歌うだけでなく、色々なテーマの曲に挑戦してほしいと思っていたので、恋愛ソングを歌うこと自体にハードルは感じませんでした。嵐自身、まだ経験がないでしょうから、空想上の物語として歌えばいいのかな、と。
ただ、歌う直前に「この曲は、バディの宙が作ったという設定です」と伺った瞬間に、あまりにも腑に落ちすぎてしまって。昨今の宙の自由奔放なところや、彼が内に秘めている闇、嵐よりも豊富であろう女性経験なんかが、この曲に詰め込まれているように感じたんです。
そう思うと、嵐は一体どんな気持ちでこの曲を受け取ったんだろう…と、少し歌いにくくなりました(笑)。
でもきっと、嵐はいい意味での鈍感力があって、そこまで深くは気づかずに「よし、歌うぞ!」という気持ちでレコーディングに臨んだんじゃないかな、とイメージを膨らませていきました。
──嵐としては、初の恋愛ソングとなります。楽曲のコンセプトも今までにないものでしたが、嵐として歌う時、どういった点を意識して歌いましたか?
千葉:この曲は、歌詞の一つひとつに意味を込めすぎると、聴き手が胃もたれしてしまうような重たい曲になると思ったんです。なので、あえて力を抜いて、感情の流れがそのまま声に出すぎないように意識しました。いつもより歌詞に細かく色をつけるというよりは、「喜怒哀楽」くらいシンプルな感情の動きだけを捉えるような感覚でしたね。
ただ、正直に言うと、この曲は覚えるのが本当に大変で……(笑)。これまで僕が歌ってきたキャラクターソングの中で、一番難しかったかもしれません。
今回はとにかく覚えるのに時間がかかったので、スピーカーで大音量で曲を流しながら、歌えない箇所を5秒ずつ巻き戻してひたすら歌い直す、というのを繰り返しました。それで、インスト音源をかけて通しで歌えるか試して、まだできない部分を修正していく、という地道な作業でした。この曲は、ただ聴いているだけでは絶対に歌えるようにならなかった。しっかり曲を理解しないと無理でしたね。
──キーも高く難易度の高い曲だったと思います。歌っていて特に難しかったパートはありますか?
千葉:特にBメロのノリを自分の中に落とし込むのが難しくて。Aメロから繋がっているのに、サビに気持ちよく行かせてくれない、形容しがたい難しさがありました。でも、練習を重ねるうちに、ここの歌詞は喋り言葉のような譜割りになっているんだと気づいて。そこからはかなり歌いやすくなりましたね。
──楽曲の中で、好きなフレーズがあれば教えてください。
千葉:Dメロの「泣いてる君を見た そこからすべて壊れた」というフレーズがすごく好きです。主人公の気持ちが動き出したきっかけが、「好きになった瞬間」ではなく「壊れた」と表現されているのが良いなと。
あとは、同じくDメロで「ごめんね」って笑って言ってくれる相手も、最悪すぎて最高だなと思いました(笑)。
サビの歌詞も1番、2番、ラスサビでそれぞれテイストが違っていて、単純じゃないのが良かったです。どのサビも非常に重要なことを歌っていて、どのパートが一番大事か、というのが言いにくい。それくらい濃密な曲だと感じました。










































