
TVアニメ『ゲーセン少女と異文化交流』キャストリレーインタビュー第2回:草壁葵衣役 小山内怜央さん|“ツッコミ上手”の葵衣からキャラを生かすボケとツッコミを学んだ
いつかどこかで『ゲーセン少女』ファンの皆さんの前で歌ってみたいです!
──第4話では、リリーが桃子に対して「私は彼とデートもしたし、家にも行ったわ!」と英語でまくしたてるシーンがありました。葵衣はその言葉を咄嗟に理解していましたよね。
小山内:しかも意図を汲み取ったうえで、あえてちゃんと通訳せず、丸く収まるように桃子さんに伝えるんです。短期間で理解できるようになるほど賢くて、なんて気の利く子なんだって、演じながら感心していました。
──その第4話は、桃子が登場したことで非常に賑やかなエピソードとなりました。
小山内:第4話は、恋愛面でいちばん火花が散った話数でした。だからこそ、リリーちゃんと葵衣の絆が深まり、リリーちゃんと桃子さんも仲良くなれた。後半にかけてキャラクター同士の関係性がより深まっていくための大切なイベントだったなと思います。
──では、小山内さんからご覧になった蓮司の魅力についてはいかがでしょう?
小山内:蓮司には“人たらし”のような魅力があると思っています。誰にでも手を差し伸べられるし、どことなく頼られている。それも面倒見がいい、お節介なところがあるからなんです。葵衣はそういう蓮司の背中を見て育ったので、人との関わり方も似てきているのかなと思います。
──桃子と知り合ったのも、彼が手助けしたことがきっかけでしたね。
小山内:そうなんです。だから、蓮司の優しさは恋愛的なものではないと思ったほうがいいんです(笑)。でも、いい人だからついつい惹かれちゃうんでしょうね。
──兄妹のやりとりについてはいかがでしたか?
小山内:あまり妹役を演じたことがなかったので、千葉さんが見せてくださるお兄ちゃんのお芝居にすごく助けられました。蓮司は、リリーやゲーセンの仲間に対する接し方と、妹の葵衣に対する態度が違うんです。葵衣に対してはどこか遠慮がないというか。それがとてもリアルで、「確かに兄妹ってこういう関係だよね」と気づかされましたし、とても勉強になりました。
──お芝居で引っ張ってもらえた、と。
小山内:はい。とても受け止めやすいお芝居を投げかけてくださるので、現場経験がそれほど多くない私としては、本当に助けられましたし、安心感がありました。
──そして、葵衣は “店員さん”が蓮司だと気づけるのでしょうか……。
小山内:店員さんのリリーちゃんへの接し方を見ているうちに、「見た目はチャラいけど、実は意外といい人なのかも?」という印象を持ち始めました。そこは「蓮司、さすがだな」と思いつつ、第2話で蓮司がリリーちゃんに告白した店員さんだったら縁を切るとまで言っていたので(笑)、蓮司から明かしてくれることはもうないと思うんです。なので、どんな形で正体を知るのか、そのときお互いにどんな反応をするのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
──ところで、小山内さんは天城さんと一緒にOPテーマを歌われています。こちらの楽曲を歌唱された感想はいかがですか?
小山内:合いの手も入った、とてもかわいらしくテンションの高い楽曲です。リリーちゃんと葵衣がカラオケで熱唱しているようなイメージが浮かんだので、その楽しさをそのまま持っていってレコーディングしました。マイク前なのであまり動きすぎてはいけないのですが、つい身振り手振りが入ってしまったくらいです。
──合いの手を入れるのも楽しそうで、これは絶対に生で聴きたいです!
小山内:私もいつかどこかで『ゲーセン少女』ファンの皆さんの前で歌ってみたいです! 絶対に盛り上がると思います。
──そして、皆さんに共通でうかがっているのですが、何かゲームセンターの思い出を教えていただけますか?
小山内:中学生の頃は毎週末のように通っていました。田舎だったので遊ぶ場所が限られていて、ゲーセンくらいしか遊ぶところがなかったんです。友達とプリントシールを撮って、そのあとカフェでお茶して帰るというのが定番で。他校の友達とも交流があり、まさに青春の場になっていました。
──クレーンゲームなどはやっていましたか?
小山内:当時はお小遣いの都合もあって、プリントシールとカフェでいっぱいいっぱいでした。クレーンゲームは大人になってからですね。上京してから、おみくじ代わりに“運試し”としてやることが多いです。ついついお金を使ってしまうことがあり、それでも取れないことが多いのですが(笑)、その悔しさも含めて楽しんでいます。
──では最後に、第5話以降の注目ポイントを教えてください。
小山内:葵衣の視点になってしまいますが、リリーちゃんは本当に表情豊かで、感情表現も多彩です。ヒロインなのに「そんな顔して大丈夫!?」みたいな表情をすることもあって、それがすごくかわいいんです。リリーちゃんのリアクションが作品最大の魅力だと思うので、あえて注目ポイントをオススメしなくても自然と楽しんでいただけると思います。今後登場するキャラクターも個性が強く、より画面も賑やかになっていくので、ご期待ください!
作品情報
あらすじ
何度挑戦しても景品を手にできず涙目のリリーに、思わず蓮司は手を貸す。
無事にぬいぐるみを手にしたリリーから後日渡されたのは、思わぬメッセージカード――—
“Be My Valentine!” (私の恋人になって!)
キュートで天真爛漫な英国少女との出会い。
勘違いから始まる、ゲーセンでの異文化交流!
キャスト
(C)安原宏和/KADOKAWA/ゲーセン少女と異文化交流会














































