アニメ
『うたミル』キャスト&スタッフが語る、アカペラ3年半の軌跡と挑戦【インタビュー前編】

夏アニメ『うたごえはミルフィーユ』手鞠沢高校アカペラ部キャスト陣が語る3年半の挑戦と6人の声がひとつになる瞬間【インタビュー前編】

ついに放送がスタートしたTVアニメ『うたごえはミルフィーユ』。ポニーキャニオン×山中拓也さんによるアカペラをテーマにしたプロジェクトで、キャストは、アニメの放送前から、手鞠沢高校アカペラ部として活動。オリジナル曲やカバー楽曲をリリースし続けていました。

インタビュー前編では、『うたごえはミルフィーユ』のこれまでの活動について、小牧嬉歌(ウタ)役の綾瀬未来さん、繭森 結(ムスブ)役の夏吉ゆうこさん、古城愛莉(アイリ)役の須藤叶希さん、近衛玲音(レイレイ)役の松岡美里さん、宮崎 閏(ウルル)役の花井美春さん、熊井弥子(クマちゃん)役の相川遥花さん、そして本作で原作・シリーズ構成・脚本を務める山中拓也さんに話を聞きました。

 

関連記事
うたごえはミルフィーユ
高校1年生、小牧嬉歌(こまきうた)。苦手なもの、たくさん。好きなもの、歌うこと。人並みの青春を目指して、高校デビューで軽音部への入部を試みるも臆病な性格が災いし大失敗。失意の中、ウタが出会ったのは人間の声だけで作られる音楽【アカペラ】だった。歌声を重ね合わせることでしか繋がれない少女たちの不格好な青春がそこにはあった。――輝かなくても、青春だ。作品名うたごえはミルフィーユ放送形態TVアニメスケジュール2025年7月17日(木)〜2025年9月18日(木)TOKYOMX・BSフジにて話数全10話キャスト小牧嬉歌:綾瀬未来繭森結:夏吉ゆうこ古城愛莉:須藤叶希近衛玲音:松岡美里宮崎閏:花井美春熊井弥子:相川遥花藤代聖:小泉萌香ゾーイ・デルニ:亜咲花仙石喜歌:東山奈央環木鈴蘭:青山吉能南佳凛:KIYOZO井口紗弥香:佐伯伊織ウタの母:新谷真弓ムスブの母:名塚佳織スタッフ原作:ポニーキャニオン×山中拓也原作キャラクターデザイン:チェリ子総監督:佐藤卓哉シリーズディレクター:中嶋清人シリーズ構成・脚本:山中拓也キャラクターデザイン:菊永千里 海保仁美美術監督:荒井和浩色彩設計:藤井瞳撮影監督:韓國主編集:後藤正浩(REAL-T)音響監督:明田川仁音楽:成田旬音楽...

 

6人の出会い。ゼロからのアカペラ

──『うたごえはミルフィーユ』のこれまでの歩みを振り返っていきたいと思います。詳しくはYouTubeにアップされているドキュメンタリーを見ていただければと思うのですが、3年以上前に集まっているんですよね。

古城愛莉役 須藤叶希さん(以下、須藤):最初はボイスパーカッション以外のコーラス5人で集まりました。そこで、いきなり合わせてみようかと言われたんですよ。

近衛玲音役 松岡美里さん(以下、松岡):そうだったね(笑)。

須藤:課題としていただいていた曲が、「ガーネット」(奥華子)のアカペラ簡単バージョンだったんですけど、集まってすぐに合わせたのに、みんなきれいにハモるから、ヤバい!と思いました。みんなアカペラ初心者だと聞いていたから、初心者向けのレッスンをしていくのかと思ったら、最初から上手くて、「私、この中でやっていけるのかな」と思っていました。

 

 
小牧嬉歌役 綾瀬未来さん(以下、綾瀬):私は逆に不安みたいなものが全然なくて、みんなすごく歌が上手かったから、この人たちが一緒に歌ってくれるなら、安心して歌えるなと思いました。

松岡:ただ、アカペラをやったことがある人はいなかったので、右も左もわからなくて、私は、今ハモっているかどうかもわからなかったです。とりあえず覚えてきたメロディを歌ってみたけど、これはできているのでしょうか?という感じでした(笑)。そこから、よーこてんてーというアカペラの先生に入ってもらって学んでいくうちに、「こんなことができていなかったんだ!」って、知っていく感じでした。

繭森 結役 夏吉ゆうこさん(以下、夏吉):歌うことはお仕事でやってきたけど、アカペラはわからないから、勉強の仕方を教わりに行っていた感じというか。先生の胸を借りて練習していたので、軌道に乗るまではしばらくかかりました。

アカペラって、普通に歌うのと違って、家で練習しても、1人だから、今ハモっているかどうかもわからないんですよね。だからみんなで集まって、部活みたいにやっていかないと上手くならないんだなとわかったので、これは大変なことになるぞ!とは思っていました(笑)。

宮崎 閏役 花井美春さん(以下、花井):しかもコーラスの中で、リズム隊はクマちゃんだけだったんですよ。

熊井弥子役 相川遥花さん(以下、相川):そうなんです。だから私、最初に合わせたとき、歌っていなかったんですよ。歌っているふりをして、実は歌っていませんでした(笑)。

一同:(笑)

 

 
相川:みんなの中にいるときの自分の音がわからなすぎて、どこを歌ったらいいの?と思って。でも、できない人がいたらみっともないから、口パクにしてたんです(笑)。

須藤:そうだったんだ!

松岡:るんるん(花井)は、最初どうだったの? 

花井:私は、ボイスパーカッションだったので、3ヶ月間は個人練習でした。その間みんなと会っていないので、どんな人たちとこれからやっていくんだろう?と思っていました。でも、まずはボイスパーカッションをイチから学ぼうと切り替えて、私は私で、できることをやっていこう!と思っていました。

ボイスパーカッションの先生の指導の元、練習を積み重ねていったんですけど、先生がすっごく褒めてくれるんです。だから、自分ってできているんだ!と、嬉しくなりながら頑張っていました(笑)。

松岡:良いこと!

綾瀬:実際できているしね。

 

 
山中拓也さん(以下、山中):補足すると、先生が本人のテンションを上げるために褒めていたのではなく、本当にすごかったんですよ。音の鳴りの成長のスピードが速すぎたので、これは尋常ではないと思っていました。

また、相川さんについては、ベースというのは歌の延長線上にないパートなんです。コーラスは歌が歌えればある程度できる部分があるんですけど、ベースは発声から違うので、最初につまずくのは当たり前で、つまずいてもらわなければ困るパートではありました。

綾瀬:そもそも歌の歌詞の中にドゥンとかがあると思っていなかったです。ベースというパートがある事自体、アカペラを習って初めて知りました。

松岡:あと女性ベース自体が珍しいので、参考にする人も少ないというのも、なかなかすごいことだなと思います。

花井:音が低いから、大変だっただろうなと思って。はるちゃん(相川)は、「声がどんどん低くなってきているかも」と言っていたんですけど、たくさん練習しているからこそ、それが普段にも出ちゃうのかなと思っていました。

相川:みんなが褒めてくれるから嬉しいです(笑)。

 

おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年夏アニメ一覧 7月放送開始
2026年冬アニメ一覧 1月放送開始
2026年春アニメ一覧 4月放送開始
2025秋アニメ何観る
2026冬アニメ最速放送日
2025秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング