
『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』主人公・田丸均役に板垣李光人さん、頼れる相棒・吉敷佳助役に中村倫也さん決定、コメント到着! ティザービジュアル&特報解禁
「ヤングアニマル」誌(白泉社)にて連載され、第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した、武田一義先生による漫画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』(全11巻/外伝全4巻)。劇場アニメーションとして、終戦80年の節目である2025年12月5日(金)全国公開となります。
このたび、本作の特報・ティザービジュアルが解禁。心優しい漫画家志望の主人公・田丸均(たまる ひとし)を板垣李光人さん、頼れる相棒・吉敷佳助(よしき けいすけ)を中村倫也さんが演じることが決定しました。
▲公開されたティザービジュアル
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
ティザービジュアル解禁!
本作は太平洋戦争、すでに日本の戦局が悪化していた昭和19年9月15日からはじまった「ペリリュー島の戦い」と、終戦を知らず2年間潜伏し最後まで生き残った34人の兵士たちを描いたアニメ作品。
ティザービジュアルには、ペリリュー島のジャングルの中でノートに島の美しい自然を描き記す田丸と、その隣で田丸に楽しそうに語り掛ける吉敷。二人の周囲を今もペリリュー島に残る傷だらけのゼロ戦や戦車が囲んでいます。過酷な戦地で相棒となる2人の、度重なる戦いの中のつかの間の休息が描かれています。
終戦80年に届ける史実に基づく物語、1万人中最後まで生き残ったのはたった34人という激戦地で若き兵士たちが見たものは―?
主人公・田丸均役に板垣李光人さん、頼れる相棒・吉敷佳助役に中村倫也さん決定!
板垣李光人さんコメント
終戦80年という節⽬の年にこの作品に携わり、⽥丸均という役に命を吹き込むことができる運命に
は、⾮常に⼤きな意味と責任を感じています。
⽥丸は、遺族に向けて戦場での仲間の最期を記す「功績係」を担っています。
⾃分もいつ死ぬかわからない状況の中、ついさっきまで⾔葉を交わしていた仲間の最期を綴る残酷
さ。
そしてそんな残酷な現実を時には、愛する人を待つ家族のために美しく仕⽴てなければならない。
そんな⽥丸なりの、激しくも繊細な葛藤や感情を⼤切に描いていきたいです。
この作品に携わるにあたって、舞台となったペリリュー島にも伺いました。
そこには教科書やテレビ、ネットからは感じることのできない、まさしくここで確かに苛烈な戦いが繰り広げられており、たくさんの⽅々が様々な想いと共に命を落とされたのだと、強く実感しました。
その中には、⾃分とも歳が近い⼆⼗代の若者たちも沢⼭いたはずです。
彼らの⻘春や人⽣に想いを馳せると、とても他人事とは思えません。
80年前も 、2025年の今も、そしてこれからも。
命の尊さは平等でありその尊厳は普遍的であると、そしてそれを我々は⾃分たちで⼤切にしていかなければならないのだと、この作品を観て少しでも感じていただけたら嬉しいです。
中村倫也さんコメント
太平洋戦争後の様々な場所で、終戦を知らず、潜伏を続けていた⽇本兵がいたことを僕は知っていました。しかし原作に触れて、こんなにも⽣々しくその⽇々を感じたことはありませんでした。
またこれまでの人⽣で出会ってきた作品の中で、こんなにも「⽣きてくれ」と強く願った登場人物はいませんでした。
知ることから始まる、ということを、僕は知っています。そして学びは、それを肌で感じられた時に
より深く⽣まれます。
終戦80年。当時を伝えられる人も減ってきている中で、この作品を通して多くの⽅がペリリュー島の⽇々を感じてもらうことはとても意義のあることだと思います。戦争という混乱の先に今⽣きている僕らが感じるべきことは何なのか。ぜひ劇場で、歴史の1⽇1⽇を体感してください。
終戦80年に届ける、史実に基づく、戦火の友情物語 特報解禁!
「お母さん、お元気ですか?ぼくは死んだ仲間の雄姿を伝える功績係をしています」
主人公・田丸(CV:板垣李光人)の台詞から始まる『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』特報を解禁。
1944年パラオ南西部ペリリュー島での激戦の中に踏み込んだかのような銃撃戦の音。3頭身のキャラクターデザインからは想像できないほど、戦争のリアルが描かれた本作の一部を垣間見ることができる特報となっています。
「過酷ですが、きっと日本に帰ります」田丸の力強い一言に続いて「生き残ろうぜ、田丸!」と手を差し伸べるのは吉敷佳助(CV:中村倫也)。
お互いに手を取り合い、戦火を潜り抜ける二人の兵士を板垣さん、中村さんが演じています。
映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』作品情報
2025年12月5日(金)全国公開!
あらすじ
仲間の最期を「勇姿」として手紙に書き記す功績係――彼が本当に見たものとは?
太平洋戦争末期の昭和19年、南国の美しい島・ペリリュー島。そこに、21歳の日本兵士・田丸はいた。漫画家志望の田丸は、その才を買われ、特別な任務を命じられる。それは亡くなった仲間の最期の勇姿を遺族に向けて書き記す「功績係」という仕事だった。
9月15日、米軍におけるペリリュー島攻撃が始まる。襲いかかるのは4万人以上の米軍の精鋭たち。対する日本軍は1万人。繰り返される砲爆撃に鳴りやまない銃声、脳裏にこびりついて離れない兵士たちの悲痛な叫び。隣にいた仲間が一瞬で亡くなり、いつ死ぬかわからない極限状況の中で耐えがたい飢えや渇き、伝染病にも襲われる。日本軍は次第に追い詰められ、玉砕すらも禁じられ、苦し紛れの時間稼ぎで満身創痍のまま持久戦を強いられてゆく――。
田丸は仲間の死を、時に嘘を交えて美談に仕立てる。正しいこと、それが何か分からないまま...。そんな彼の支えとなったのは、同期ながら頼れる上等兵・吉敷だった。2人は共に励ましあい、苦悩を分かち合いながら、特別な絆を育んでいく。
一人一人それぞれに生活があり、家族がいた。誰一人、死にたくなどなかった。ただ、愛する者たちの元へ帰りたかった。最後まで生き残った日本兵はわずか34人。過酷で残酷な世界でなんとか懸命に生きようとした田丸と吉敷。若き兵士2人が狂気の戦場で見たものとは――。
スタッフ
原作:武田一義「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社・ヤングアニマルコミックス)
監督:久慈悟郎
脚本:西村ジュンジ・武田一義
キャラクターデザイン・総作画監督:中森良治
プロップデザイン:岩畑剛一 鈴木典孝
メカニックデザイン:神菊薫
美術設定:中島美佳 猿谷勝己(スタジオMAO)
コンセプトボード:益城貴昌・竹田悠介(Bamboo)
美術監督:岩谷邦子 加藤浩・坂上裕文(ととにゃん)
色彩設計:渡辺亜紀・長谷川一美(スタジオ・トイズ)
撮影監督:五十嵐慎一(スタジオトゥインクル)
3DCG監督:中野哲也(GEMBA) 髙橋慎一郎(STUDIOカチューシャ)
編集:小島俊彦(岡安プロモーション)
考証:鈴木貴昭
音響監督:横田知加子
音響制作:HALF H•P STUDIO
音楽:川井憲次
制作:シンエイ動画 × 冨嶽
配給:東映
キャスト
板垣李光人 / 中村倫也
天野宏郷 藤井雄太 茂木たかまさ 三上瑛士





































