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『ばっどがーる』水鳥亜鳥役・花宮初奈 アニメ振り返りインタビュー

「まるで認識が書き換えられていくような……」際立つ亜鳥の特異性を表現するため「この子の中では日常」「普通に言う」を意識して──『ばっどがーる』水鳥亜鳥役・花宮初奈さんアニメ振り返りインタビュー

2025年7月より放送中のTVアニメ『ばっどがーる』。こだわり抜かれたフェチと次々展開されるボケ・鋭いツッコミなど、放送開始から大きな注目を集めています。

アニメイトタイムズでは、これまでに放送されたエピソードをキャスト陣が振り返るインタビューを実施! 第9話放送後の今回は水鳥亜鳥役・花宮初奈さんに登場いただき、優や涼、るら、水花、清の魅力を皮切りに、これまでの『ばっどがーる』を振り返ります。

特異性を見せつけ続ける亜鳥を演じるために意識したことは? 作中屈指のカリスマ性を体現する亜鳥について、花宮さんはどのように感じ、考えているのでしょうか。

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ばっどがーる
鋭い目つきに大きなピアス。そしてド派手なツートンヘアーの高校生1年生・優谷優彼女は誰もが道を空ける名の知れた不良娘(ばっどがーる)……ではない。根は超絶良い子である優の頭の中はいつも学園のマドンナ・水鳥亜鳥のことでいっぱい。風紀委員長を務める亜鳥の気を引きたい優は、優等生を辞めて‟ワルい不良″を目指すことに!ワルぶってるけど全然ワルくない??自称・不良でちょっぴりおバカな少女の奮闘を描く学園コメディ、開校(スタート)!!作品名ばっどがーる放送形態TVアニメスケジュール2025年7月5日(土)〜2025年9月20日(土)TOKYOMX・BS11ほか話数全12話キャスト優谷優:橘杏咲涼風涼:松岡美里瑠璃葉るら:花井美春水鳥亜鳥:花宮初奈清木清:Lynn水鳥水花:前田佳織里小鞠まりあ:堀江由衣毛利りん:上坂すみれ泉ゆめ:早見沙織青山あおい:内田真礼鹿目もみじ:鬼頭明里スタッフ原作:肉丸「ばっどがーる」(芳文社「まんがタイムきららキャラット」)監督:古田丈司シリーズ構成:米村正二キャラクターデザイン:森本由布希プロップデザイン:柴田ユウジ美術監督:加藤レイ美術設定:川井憲色彩設計:佐野ひとみ撮影監督:岩崎敦編集:坂本久美子音響監督:高寺たけし音楽:桶...

「みんなの魅力が詰まっている回だと思います」

──TVアニメ『ばっどがーる』の完成映像をご覧になった感想をお聞かせください。

水鳥亜鳥役・花宮初奈さん(以下、花宮):とにかくテンポが良い原作なので「どうやってアニメで表現するんだろう」と思っていたんです。漫画は自分のペースで読み進められるけれど、映像は流れてしまうものですから。

完成映像を見てみたら、アニメでも原作の魅力を引き出す形でテンポ良く進んでいって! いつの間にか今週分が終わってしまう……という現象が毎回起きています(笑)。あっという間ではあるものの、魅力が凝縮されているので物足りなさはないんですよね。スゴいなぁと思いながら、毎話楽しんでいます。

──本編終了後のDパートも、デザート感があって。

花宮:そうですよね。Dパートに救われている方もたくさんいらっしゃるのではないかと(笑)。原作ファンの方々が見ても確実に楽しめるだろうと思っています。

──アニメを見て、さらに好きになったキャラクターはいますか?

花宮:みんな魅力にあふれていて、毎話誰かが可愛いので一人に絞るのは難しいのですが……亜鳥ちゃんとはまた違う方向性の変人で親友でもある(清木)清さんが気になります。あとは妹の(水鳥)水花でしょうか。登場するたびに可愛いなと思っています。

しかも可愛いだけではなくて、亜鳥ちゃんのこととなるとちょっと気持ち悪い面も見えてきて(笑)。そのシーンの前田佳織里さんの演技が好きなんです。気持ち悪さの中に可愛さがあってスゴいなと思いますし、より水花の魅力が増しているなと感じました。

──清を演じるLynnさんの演技も筆舌に尽くしがたいものがありました。

花宮:肉丸先生もおっしゃっていましたが、スゴかったですね……。お二人のお芝居を見させていただき、とても勉強になりました。

Lynnさん演じる清さんはヤバいキャラクターではあるものの亜鳥ちゃんとは親友の関係性ですから、一番亜鳥ちゃんのことに詳しい人物だと思っています。それでも漂ってくるヤバさのようなものを、掛け合いの中で感じていました。

明らかに匂わせているわけではないのに、なぜか節々に感じるキケンな香り……素晴らしいなと思いましたし、その様子を現場で見ていた全員がキャッキャしてました(笑)。何度でも聞きたかったです。

そのヤバさを、Lynnさんが何でもなくこなしてしまうんですよね。プロだなと思いました。

でも、Lynnさんも「ここまでヤバい子は初めて演じた」とおっしゃっていて、初めてでこのクオリティなんだ……!とビックリした記憶があります。

──水花を演じる前田さんについてもお聞かせください。

花宮:ご本人が気さくな方でありつつ、少し変わってもいると思いますので水花と合っていたのかなと。可愛いシーンと、お姉ちゃんのことを想ってデュフデュフしているシーンのギャップが良かったです。

優ちゃんに見せることが多い「(亜鳥は)私のお姉ちゃんだから!」というようなお芝居が可愛らしいのに、デュフデュフ、ハァハァしているシーンはこれでもかというくらい表現されていて。『ばっどがーる』の現場は勉強になることばかりだったのですが、特に学ばせていただきました。毎週楽しみでしたね。

あと、アフレコ現場で印象に残っているエピソードなのですが、前田さんのバッグになぜか日本酒が入っていたことがあって。

──バッグに日本酒……?

花宮:前田さんが、お酒がお好きなことは知っていたのですが、まさか瓶で持ち歩いていらっしゃるとは……と。そのアフレコの際に、肉丸先生も美味しいお酒をたまたま持ってきていて「欲しい人いますか?」と聞いていらっしゃったんです。そのときに前田さんが「私もお酒を持ってます!」と盛り上がっていました。そんな偶然ある?と驚きましたね(笑)。

──前田さん、どうしてお酒をお持ちだったんでしょう……?

花宮:なんでなんだろう、たまたまだったようですが……。ビックリしたことも相まって、とても印象に残っています(笑)。

──放送されたばかりの9話で印象に残っているシーンを教えてください。

花宮:「さらなるいただき」というサブタイトルのお話がありましたが、みなさんお待ちかねのお風呂シーンでした。優ちゃんと水花が、どうしてもお風呂に入っている亜鳥ちゃんを見たい、というお話でして、原作の中でもとても好きなエピソードだったんです。これを映像で見ることができる喜びを感じていましたし、みなさんもそうなのではないかなと思います。

『ばっどがーる』は、どのお話も女の子の可愛い仕草やフェチが詰め込まれています。9話でも変わらず、確実に色々なものが詰め込まれているなと感じて大好きです。

──優と水花はもちろん、亜鳥と涼の会話も魅力的でした。

花宮:あの二人の組み合わせも良いですよね! (涼に)ちょっかいをかけ続ける亜鳥ちゃんを見ていて、面白いんだろうなと(笑)。

──涼役の松岡さんとの掛け合いにおける思い出について教えてください。

花宮:このシーンだけではないですが、基本的に涼風さんって亜鳥のことを……嫌っているわけではないと思うのですが好きでもないじゃないですか。9話のリンスを塗りたくるシーンでも表情や口調が怒っていて、松岡さんもそのような演技をされていました。

その声を受けた亜鳥ちゃんはゾッとするのですが、亜鳥ちゃんがゾッとするシーンがこれまであまりなくて。(これまでは)ゾッとさせる側だったので初めて攻撃されているなぁと感じましたし、松岡さんも楽しかったのかノリノリで悪巧みしているような様子で演じていました(笑)。

──(笑)。涼から見ると、優が遭難してしまったのは亜鳥のせいでもある、というように見えてしまったのかもしれません。

花宮:でも、そのあとの涼風さんも亜鳥ちゃんに「ちょっとやりすぎました」と謝っているんですよね。良い子だなぁと思いましたし、亜鳥ちゃんも(涼の)そういう部分も好きなんだろうなぁと思いました。みんなの魅力が詰まっている回だと思います。

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