
『怪獣8号 THE GAME』先行プレイレポート|展開されるオリジナルストーリーやキャラクターが魅力! アカツキゲームスのプロデューサー・藤田真也氏へのインタビューの模様もあわせてお届け
松本直也先生による漫画を原作とし、現在アニメ第2期が放送中の『怪獣8号』。そのゲーム化作品『怪獣8号 THE GAME』(以下、本作)が、いよいよ2025年8月31日(日)より配信開始となります。
漫画・アニメ作品を題材としたスマートフォン向けゲームは数あれど、本作は現在放送中のアニメと同時進行でキャラクターの実装などのアップデートが行われること、漫画・アニメをベースとしながらも、また違った『怪獣8号』の世界が描かれている点が特徴として挙げられます。
アニメイトタイムズでは本作を先んじてプレイする機会をいただけましたので、その魅力の一端をかいつまんでご紹介!
また、プレイ後には開発元である株式会社アカツキゲームスのプロデューサー・藤田真也氏へのインタビューも実施。開発陣のこだわりなど、こちらもあわせて要チェックです!
『怪獣8号』のもうひとつの物語を追いかけよう
本作の最大の特徴とも言えるのがストーリー。原作のある作品なのだから当然『怪獣8号』の物語を追体験できるのですが、そういったモードとは別に本作オリジナルの物語がメインストーリーとして展開します。
流れとしては“とある怪獣”の影響で生まれた次元を超えることのできるゲート“怪獣次元門”から、既に討伐済みの怪獣や未知の怪獣が日比野カフカや四ノ宮キコルたちの世界にやってくる。この次元門を閉じるために結成された組織・CLOZERに日本防衛隊が協力していくことになる、といった形。
四ノ宮キコルの血のつながらない姉である四ノ宮サガン(CV:鬼頭明里)といった、アニメにも原作にも登場しない本作オリジナルキャラクターも存在しており、『怪獣8号』という作品の世界観が好きな方はまた新たな方面から物語を楽しめること間違いなしです。
なお、ゲームオリジナルの設定やキャラクターといえども油断はできません。漫画やアニメといった原作からの派生や外伝的な位置づけではなく、それらと同様に作品のファンなら確実に抑えておきたくなるようなコンテンツと言えるかもしれません。
キャラクターや怪獣のグラフィック表現もかなり凝っており、戦闘シーンではアニメさながらにキャラクターたちがグリグリとアクションを見せてくれます。演出の早送り機能などがしっかり実装されているものの、見ておきたいと感じる戦闘演出がかなりありました。
また、こういったスマートフォン向けRPGのストーリーパートというと、キャラクターの立ち絵が表示されテキストを読み進めていくタイプを想像する方が多いのではないかと思います。
本作ではそういった形ではなく、しっかりキャラクターたちがその場で会話しているかのようなシーンとして演出されており、アニメや漫画を見ているような感覚で楽しめるはず。
このメインストーリーと原作の追体験以外にも、キャラクター個別のストーリーが見られるモードも存在しています。他にも通信アプリのようなもの(※現実でのメッセージアプリをイメージしてもらうとわかりやすいです)を介した隊員同士のちょっとした会話が見られる機能もあり、『怪獣8号』の世界が好きな方ならプレイしない手はないと言える作品になっていました。
シンプルながらも奥深い戦闘システムが楽しい
『怪獣8号』の世界に登場する怪獣たち。
本作ではそんな怪獣たちの禍々しさや凶悪さが再現されており、プレイヤーはカフカやキコルたちを操作しつつそんな怪獣たちを倒していくことになります。この際のプレイヤー側のキャラクターたちと、怪獣たちのグラフィックが秀逸な形で仕上がっていました。
公称ジャンルが“ジャイアントキリングRPG”だけあって、このあたりのこだわりからも強大な相手に小さな人間たちが立ち向かうといった意図が込められていることを感じさせます。
戦闘シーンではこの部分がより際立っており、キャラクターや怪獣のグラフィックの再現度のみならず、人間たちと怪獣たちとのスケール感の違いが鮮明になっているのです。そんな怪獣たちとの戦いを、本作ではコマンドバトルで表現しています。
とはいえ、普通にコマンドを選択しているだけでは、しっかりレベルを上げておいても怪獣たちの火力に押し切られてしまうことも。そんな中で重要になってくるのが、パーティ編成と実際の戦闘時における行動順のやりとり。
コンシューマー向けの骨太なRPGシリーズを遊んだことのある方ならよく聞くフレーズかと思いますが、そこはスマートフォン向けということで、チュートリアルをよく読んでコツを掴んだらどんな方でも爽快感のあるバトルが楽しめることでしょう。
パーティ編成に関しては、4人のキャラクターをそれぞれ2組のペアに分ける形で配置することになり、本編で関係のあるキャラクター同士だと編成時や戦闘中に特別な掛け合いボイスが発生することも。また、持っているスキルやキャラクター性能でシナジーのあるもの同士も組み合わせられるので、やり込んでそういった組み合わせを見つけるのも楽しいはず。
実際の戦闘で重要になるのが、敵の怪獣をダウンさせて行動順を遅らせる“核露出”というシステム。これを行うにはまず、敵怪獣のHPバーの下に表示される属性のアイコンに注目します。キャラクターたちはこの属性に対応した攻撃手段を持っており、敵怪獣の持つ属性アイコンに対応した攻撃を加えることでこの“核露出”を誘発させることができます。
核露出が起きるとペアを組んでいるキャラクターが追撃を与えて追加で大きなダメージを与えられるので、素早さが高く敵の行動前に先に何度か動けるキャラクターで核露出を起こし、火力は高いものの行動順が少なくなりがちなパワータイプのキャラクターで追撃を与えるといった運用ができそうな印象もありました。
この核露出中の敵は再度行動順が来るまで身動きが取れず、なおかつ核露出状態になると行動順がかなり後に行くので、上手に攻撃する敵を選んでいくと敵に何もさせずに戦闘を終えられることも。
コツとしては、キャラクターごとの固有の必殺技や戦闘スキルなどは出し惜しみせず、行動順の早い敵から核露出状態にしていくと効率よく倒せていける感覚がありました。
この核露出に重要なキャラクターごとの属性については、キャラクターによって変わってくるのだとか。作中には斬、打、射の3つの物理属性、火、氷、風、雷、水の5つの特殊耐性が存在しており、キャラクターたちはこの中からひとつ以上の属性を所持しています。
実装されるキャラクターによって所持している属性が変わってくるので、いわゆるガチャなどで様々なキャラクターを仲間にすることで戦闘が楽になっていくことでしょう。
以上、『怪獣8号 THE GAME』のレビューをお届けしました。アニメを見て『怪獣8号』の世界観に興味を持った方や、漫画からこの作品を追いかけていたよという方は、ぜひこの『怪獣8号 THE GAME』で新たな作品の魅力に触れてみてはいかがでしょうか!
現在放送中のアニメ第2期と連動して新キャラクター実装などの施策も行われるそうなので、アニメが放送中の今このタイミングを逃さず、まずは一度端末にゲームをダウンロードしてみてください!


































































