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『キミプリ』ライブリレーインタビュー:松岡美里【連載第4回】

『キミとアイドルプリキュア♪LIVE2025 You&I=We’re IDOL PRECURE』開催記念リレーインタビュー 松岡美里さん|全てのキミと目を合わせるぞ!という気持ちです!【連載第4回】

 

歌を通して改めて気づいた「うたらしさ」

──プリキュアライブでは、毎年夏に発売されるボーカルアルバムに収録された楽曲もステージで披露されるのが恒例となっています。ボーカルアルバムの曲についてもお伺いできればと思うのですが、まずはうたのキャラクターソング曲「エブリデイ♪UTA-OH!!」は受け取ったとき、どのようなご印象がありましたか?

松岡:これは「“キュアアイドル”ではなく、“咲良うた”本人が歌っている」というところがポイントだと思っています。「笑顔のユニゾン♪」はステージでキュアアイドルがキミに向けて歌っている感覚があったのですが、この「エブリデイ♪UTA-OH!!」は、はなみちタウンをスキップしながら歌っているような雰囲気で、とても日常的で楽しい曲になっています。

うたちゃんは表情がコロコロ変わるところが可愛いのですが、この曲もまさにそうで、曲調が次々と変わります。そこが楽しくて、うたちゃん自身を表しているようだなと思います。

 

 

──プリキュア全員で歌う「GARDEN」も印象的ですよね。

松岡:泣けますよね。染みてしまいます! しっとりとした曲なので、最初はそれを意識して歌いました。過去を振り返るような雰囲気で、少し切なさを込めて。ですがディレクションで「うたちゃんは常に前向きで、人に元気を与える存在だから、寂しさではなく、どんなことがあってもキミといれば大丈夫、花は咲いて一つになるよという確信を持って、明るく歌って欲しい」といただき、ああ、うたちゃんはそうだなと思い明るく歌うようにしました。改めて、彼女はしっとりとした場面でも明るさを忘れない子なのだと感じましたね。

──それがまた良いというか。だからこそ、落ちサビのうたちゃんの声はなんだか泣きそうになります。

松岡:ありがとうございます。いい曲ですよね。第3話の段階で1フレーズだけを合唱で歌っているんです(新一年生歓迎会)。フルで聴くとこんなにいい曲なんだぞ!と言いたいです(笑)。

──実際に全員の声が揃ったときの印象はいかがでしたか?

松岡:感動しました! 歌詞では〈春と夏生まれにも〉〈秋と冬生まれにも〉と全員に向けて歌っています。「みんな最高にキラッキランランだったよ」という、ある意味でのエンディングのようにも感じられて。「まだ終わらないで!」という気持ちになりました。歌詞が明るいからこそ、逆にそう感じてしまったのかもしれません。落ち込んだ時や元気が欲しい時に聴きたい曲ですし、これからもずっと聴いていきたいです。

 

私自身、曲を感情で歌うのが好きなんです

──ボーカルアルバムには収録されていない曲についてもお伺いさせてください。新たな5人曲「キミとシンガリボン」はすごくカッコいい曲ですね。

松岡:カッコいい曲ですよね! 「まるで劇場版みたい!」という話をずっとしていました。サビの中で転調するのですが、1サビだけでもクライマックスのような高揚感があり、さらにどんどん盛り上がっていきます。「どこまで上がるんですかこの曲は!」と思うくらいで、すごく好きな曲です。アフレコに行くときには『キミプリ』の曲をよく聴いているのですが、「キミとシンガリボン」は特に何度も聴いています。テンションがすごく上がる曲ですね。

──後期エンディング主題歌「キミとルララ」についてはいかがですか。

松岡:前期とはまったく違う曲調で、最初に聴いた時は驚きました。「THE『プリキュア』だ!!」とテンションもあがりましたね。

──レコーディングはいかがでしたか?

松岡:すごく楽しかったのですが、難しかったです。今まで縦のリズムを強く感じて歌う曲はあまりありませんでしたが、この曲では「縦にリズムを刻むように歌ってください」という指示がありました。今まで語りかけるような曲は多くありましたが、今回は“みんなつながっていることをひしひしと実感する”ようなイメージで。しかもそれを縦のリズムでという曲は歌ったことがなく「難しい!」となりました。最終的に良いと言っていただけてホッとしました。

 

 

──特に印象に残っている部分はありますか。

松岡:1Aの〈奇跡のリボンでつながってたんだね〉という部分は私が担当していますが、そこも縦のリズムを意識するパートなんです。2Aの〈絆のリボンは途切れない だって〉をズキューンが歌っていて、完成版を聴いた時に「なるほど、縦にリズムを感じるというのはこういうことだったんだ!」とすごく納得しました。少しスキップしているようなイメージで歌っているんですよね。勉強になりました。ぜひたくさん映像を見て、ダンスも歌も真似してほしいです。

──また『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』ではTVシリーズのオープニング曲「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!」のカバーを歌われていて。

松岡:ずっと聴いていた曲だったので「やっと歌える!楽しい!」という喜びで収録しました。ただ、2番以降は雰囲気が変わっていて難しかったです。その一方で、歌詞もメロディーもやっぱり最高だなと改めて感じました。〈フリルは周波数〉〈カワイイって倍音〉など、六ツ見純代さんが書かれた歌詞も素晴らしくて、どのように思いつくのだろう?と感動しました。たくさんの人に聴いてほしいですし、特に2番以降の歌詞にはぜひ注目していただきたいです!

──さらに映画では、映画主題歌「♪HiBiKi Au Uta♪」の5人曲に加えてソロアレンジバージョンも。

松岡:あります(笑)。うたちゃんはこれまで明るく楽しく“キミに届けるよ”という気持ちで歌ってきましたが、この曲では少し違う挑戦がありました。ストーリーの中で星を見上げていて、そこから自然と歌詞が湧き出てくるシーンで歌うので、その感情の流れを表現しました。最初は少しぼんやりと歌い、星を眺めながらだんだん確信を持っていくイメージで……私自身、映像と合わせてどう仕上がるのかとても楽しみです。

──他の曲にも言えることですが、歌の中でもお芝居がとても自然で、聴いていて情景が浮かぶようでした。ご自身では「歌で演じること」をどのように意識されていますか?

松岡:嬉しいです! 私自身、曲を感情で歌うのが好きなんです。だからこそ歌の中で勝手にストーリーを作って歌うことが多くて。また、映画の場合は「こういう場面でかかります!」とはっきり決まっているという意味で、今までの曲とは違うところだったので、大切な部分は何度もトライさせていただきました。

 

(C)ABC-A・東映アニメーション
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