
小倉 唯さんミニアルバム「Labo-Ratory」発売記念インタビュー|「実験室」や「研究所」をコンセプトに、楽曲同士が “化学反応”を起こすような、刺激的でチャレンジングな1枚
「治癒治癒ちゅっ♡」はミニアルバムとツアーを象徴する曲。中毒性のあるラブソングで、MVには悩めるモンスターを治癒する小倉さんの姿が!?
――9月に配信された「治癒治癒ちゅっ♡」は、今流行りのかわいい系を彷彿とさせるキュートなラブソングですね。
小倉:ツアー前の配信だったので「Love♡Ratory」をイメージして、ツアーを象徴する1曲を作りたかったんです。そこで、佐々木喫茶さんにツアーのコンセプトなどの資料をお渡しして、作っていただきました。
――コーラス部分に散りばめられた「ちゅっちゅ」を筆頭に、歌詞がとても印象的で、中毒性があります。
小倉:みなさんからも「ヘビロテしてるよ」という声をいっぱいいただいています。MVの衣装やコンセプトも相まって、TikTokではナースのコスプレをして踊ってくれる女の子も多かったです。これは9月だけでなく、ハロウィンの時期まで楽しんでいただける曲になったかなとあとで気付きました(笑)。
――テンポが速く、ブレスする位置もほとんどなさそうなので、歌うのが難しそうです。
小倉:今まで声優としてキャラクターソングをたくさん歌わせていただいた経験が活きて、イメージ通りに表現できたんじゃないかな、と思います。
――MVについてもご紹介ください。
小倉:曲名通り、ドクターやナースになった私が、病いを患ったモンスターの患者さんを治癒するために診断したり、薬を作っています。
――患者さんの心臓めがけて恋の矢を射たり、注射針を刺すシーンやフラスコで薬を作るシーン、ピンク色の点滴など、少し怪しい要素も……?
小倉:病みかわいさみたいなものもあって、そこが皆さんの心にも刺さって、中毒感が増しているのかも。衝撃のラストなのでぜひ最後まで観てください(笑)。
ハロウィンをイメージした「きょんきょん♡らぶぽーしょん」は「治癒治癒ちゅっ♡」から続く世界観。小倉さんがなんとキョンシーに!?
――10月に配信された「きょんきょん♡らぶぽーしょん」は小倉さんご自身の作詞です。
小倉:10月配信ということで、ハロウィンをイメージした曲です。片想いしていた女の子がキョンシーになってしまって、両想いになったらもう一度人間に戻れるというテーマで作詞しました。
――初めて聴いた時、曲頭のフレーズは耳心地が良くて、言葉じゃないのかなと思って歌詞カードを読んでみたらちゃんと歌詞になっていて驚きました。
小倉:私、聴いて何を言っているのかわからない歌詞が好きで(笑)、歌詞カードを読んで答え合わせしてもらうのも少し意識しています。
――この曲も「治癒治癒ちゅっ♡」と同様に言葉の数は多いのに、歌っている時間は約3分。その短い時間に、女の子の一生をかけた恋心がギュっと詰まっていて、楽し気な曲なのにちょっぴり切なさも感じて応援したくなりました。
小倉:恋している女の子も同じように必死だと思うので、背中を押せていたらいいですね。
――MVはどんな内容ですか。
小倉:「治癒治癒ちゅっ♡」のMVのラストシーンから繋がる内容になっていて、気を失ったように倒れた私がキョンシーになります。キョンシーはお札を付けられると動きが止まってしまうのに、なぜか私は踊ったままでしたね(笑)。














































