マンガ・ラノベ
『ギヴン』名言・名台詞まとめ

『ギヴン』名言・名台詞まとめ|モノローグや音楽の比喩で語られる、彼らの言葉に心が揺さぶられる!

中山春樹

切れたら直せばいいだろ! 最初もそうやってお前が直してあげたんじゃないの(コミックス2巻 code.10)

歌詞を書くと言ったものの、ライブ本番直前まで歌詞は完成せずバンドの空気は最悪に。しびれを切らした立夏が妥協のような言葉を発し、二人は言い合いになります。手に力が入った真冬はギターの弦を切ってしまい——。心が折れそうになった二人に手を差し伸べたのが春樹でした。
 
バンドのリーダーで、みんなの兄のような存在の春樹。さすがの秋彦でもちょっと動揺していましたが、冷静に和やかに場を治めます。そんな春樹に秋彦は「いつも救われている」と伝えるのでした。


 

三人掛けソファー窮屈そうなの萌える 寝ながらくちモグモグしてるの 可愛さの過剰摂取で死ぬ…(コミックス3巻 code.13)

名言ではないのですが、春樹の可愛さが詰まった台詞。普段は顔がいい秋彦にベタ惚れな春樹ですが、可愛らしい秋彦も好きという、思わず盗撮したくなるほど気持ちが溢れてしまったシーン。
 
好きなものを語るときの早口になるオタクのような語録で、最高にかわいいですよね。
 

そんな顔しないでよ 辛そうな顔しないでよ なんなの言ってよ なんでもしてあげるから(コミックス4巻 code.20)

雨月と言い合いになり帰るところがなくなった秋彦が、泊めてほしいと春樹を頼ってきます。他のバンドのサポートの話を隠していた春樹は、秋彦に様子がおかしいことを気付かれてしまいサポートの話を打ち明けると、秋彦はイラつき流れで手を出してきます。
 
自分が無理やりしてきたのに、辛そうな顔をしている秋彦を見た春樹が「なんでもしてあげる」と言うも、今の秋彦がその言葉を聞きたかったのは別の人からの言葉で……。「お前に言ってもどうにもならない」と言われてしまいます。春樹の心情を思うと苦しい台詞です。


 

待ってやってほしいんです ・・・四人で一緒にやりたいから、ちゃんと待ちたいんです(コミックス8巻 柊mix_16)

ギヴンにデビューの話を持ち掛けてくれたレコード会社の人と春樹が話すシーン。リーダーとしてバンドを代表して話す春樹は、まだ悩んでいる真冬のことを思い待ってほしいとお願いします。絶対に自分たちと一緒に音楽をやることを選ぶけれど、決断に時間がかかるタイプだからと。
 
秋彦とのことで真冬の歌に救われた春樹は、今度は自分が真冬の背を押すひとりになりたいと思っていて、自分にできるのは「待ってあげる」こと。春樹の優しさとギヴンへの愛を感じる真剣な言葉が心に残ります。
 

梶秋彦

4人全員天才じゃバンドはできねえよ 誰かが天才を支えなきゃならないし お前必要だって 俺結構ずっと言ってるよな!?(コミックス4巻 code.21)

秋彦にお前じゃダメと言われたのに住むところがないから助けてくれと言われ、みじめな気持ちになってしまった春樹。ズバ抜けたセンスがある立夏、圧倒的に声がいい真冬、何でもできる秋彦。自分ばかり必死になっている、と悲観的になり自分の必要性を見失ってしまいます。
 
そんな春樹に、“誰からでも求められる調停者”と言っていた秋彦がかけた言葉。春樹は秋彦によってどん底に落とされたのに、引っ張り上げてくれたのも秋彦で……結局秋彦のことを嫌いになれないのでした。


 

いつから音楽がいやになってたんだろう ・・・ああ、音楽が好きだ。(コミックス5巻 code.27)

雨月と上手くいかなかったのは、音楽という障壁があったから。自分が音楽を捨てれば全部上手くいくのでは……と思う秋彦でしたが、雨月と同様に音楽が好きで捨てることができません。
 
そんな迷いを持ったまま臨んだCACのライブ審査でしたが、真冬の歌を聞いて、雨月の演奏を初めて聴いた時と同じ震えを感じます。そしてその瞬間「音楽が好きだ」と気付き、そう思えるようになったのは春樹がいるからだと気付くのです。
 
ずっと音楽をやってきた人が、やっぱり「音楽が好きだ。」と言い切る姿はキラキラしていてかっこいいですよね。
 

俺ヴァイオリンが好きだ ドラムも楽しいけど 今までヴァイオリンに注いだモンは嘘じゃない(コミックス5巻 code.27)

CACのライブ審査を見に来ていた雨月を追いかけ、呼び止め、かけた言葉。この言葉を受けて、「別れ話じゃねぇか」と言う雨月。ドラムを演奏する秋彦に何か引き金があれば化けると思っていた雨月は、ライブでの演奏を聴いて秋彦が“代わった”ことに気付いていました。
 
雨月への想いも本物、音楽に注いだ熱も本物。でも今は新しいものへと動き出した秋彦。ヴァイオリンとドラムという美しい表現で描かれた秋彦の気持ちに胸を打たれました。
 

春樹、さわってもいいですか(コミックス5巻 code.28)

CACの審査後、急に生き方を変え、音楽に真摯に向き合うようになった秋彦。真冬に誘われコンクールに出場し演奏する秋彦を見て、彼を変えたのは雨月なのでは……と想像してしまった春樹は、その場にいられなくなり帰ってしまいます。そんな春樹を追いかけてきた秋彦は、勢い余って想いを伝えてしまい——。
 
驚きと嬉しさで涙を流す春樹に、大切に扱いたいという思いを込めてかけた言葉。春樹に触れたいと思っている秋彦の手が震えているところからも、秋彦も緊張していて、突き放されることを怖いと思っているのだなと感じました。


 

村田雨月

傍にいたい 傍にいたい それでも、音楽を愛している(コミックス4巻 code.17)

想い合っているのに、互いの存在が音楽の世界にいる互いを追い詰めている。そのことに気付いてしまった雨月から別れを切り出したにもかかわらず、離れられない雨月と秋彦。結局自分からは捨てられないので秋彦から離れていくのを待っている、と真冬に話します。
 
今でも好きで傍にいたいのに、音楽のために一緒にいることはできない。秋彦への気持ちと、それ以上に音楽が好きという思いが伝わる、切ない台詞です。


 

なにかひとつ残らないかな 二度と戻らなくても 遠くにいても音楽だけは残ればいいのに(コミックス5巻 code.27)

秋彦が家を出てから、帰ってきてほしい気持ちと、離れられない苦しみが終わってほしいという気持ちで雨月の心は揺れ動いていました。
 
「やだな、この部屋に詰まってるものが全部消えちゃうのは」と言う雨月。きっと秋彦と暮らしいていたこの部屋での幸せだった時間が消えていってしまうのが淋しかったのだと思います。なにかひとつ——音楽だけは残ればいい……。雨月が残したい“音楽”は、秋彦と過ごした記憶なのでしょうか。
 

鹿島柊

とくべつな由紀のまぶしさも とくべつな由紀の音楽も 客席から眺めているだけで十分だった 玄純のとなりで(コミックス7巻 柊mix_8)

玄純に由紀のことが好きだったと勘違いされ、気持ちを伝えても自分とは“好き”の意味が違うと言われた柊。由紀がいなくなった淋しさを埋めるように、玄純によりかかって甘えていたのかもしれないと思い返し涙をこぼします。由紀に憧れ、特別な存在だったのは確か。でも由紀とどうこうなりたいとかではなく、由紀の世界を、玄純のとなりで感じていたかっただけなのに……。
 
由紀のことを特別視し、真冬との世界を聖域に感じていた柊でしたが、立夏が完成させた曲を聴き、由紀もみんなと同じ“普通”に真冬のことが好きだったと気付きます。そして同じように自分も玄純のことが好きだと改めて気付くのでした。


 

俺に上ノ山を貸してくれてありがとう …俺のわがままなんだけど 真冬に聴いてもらいたいんだよなあ 俺のために(コミックス8巻 柊mix_17)

立夏にギターのサポートだけでなく、由紀の歌を一緒にやりたいと言ったことで、立夏を拘束してしまい真冬との時間を奪ってしまったことを悪いと思っていた柊。デビューする前に由紀のことを乗り越えたかった柊は、その曲をどうしても真冬にも聴いてもらいたいと言い、チケットを渡します。
 
幼馴染で、仲が良いが故に悪態をつくような関係でもあるため、ありがとうと言葉にするのは気恥ずかしさがあると思います。由紀の曲は真冬が聴くべきもの。それでも自分のわがままで聴いてほしいと言い方で、ちょっと照れながらこの台詞を言う柊が、素直で可愛らしいと思いました。


 

悔しかったら 俺から取り返せるくらい いい音楽作り続けろよ(コミックス9巻 Final)

デビューしたギヴンのライブを観に来ていた柊たちは、終わったあと差し入れを持って楽屋を訪れます。デビューまでと言っていた立夏のサポートでしたが、次のライブも借りると言い出す柊。絶対楽しいからやろうと言う柊の言葉に、頷く立夏。それを見て真冬はショックを受けます。
 
悪い笑みでこの言葉を言った柊ですが、玄純曰く真冬への励ましなのだとか。幼馴染であることを感じさせる柊なりの背中の押し方に、ほっこりするシーンでした。
 

八木玄純

欲しいもののためになりふり構ってられない 人生くらい捨てられる(コミックス6巻 柊mix_4)

ギヴンにデビューの話が舞い込み、立夏から挑戦してみないかと言われるも、答えを保留にした真冬は玄純を呼び出し相談します。玄純にいつプロになるかどうかを考えたか尋ねると、「柊がやると言えば何でもやる」と返答。玄純には柊と一緒にいるためならなんだってやる覚悟がありました。
 
今まで、気付いたらお互いが手に入っていたような真冬には自分の気持ちはわかないと言い、立夏と一緒に生きていく覚悟か執着がないならやめたほうがいいと告げます。
 
普段無口な玄純がときどき発する大げさな言葉のひとつではありますが、柊を大事に手の中にくるんできた玄純ならではの表現は、ストレートで漢気を感じます。


 

俺は柊のとなりにいるために音楽をやってるし それ以外何もない だから音楽にブレも迷いもない 柊の音楽に殉じれる(コミックス7巻 柊mix_12)

柊と玄純が付き合っていることを知った立夏が、バンドに色恋という余計なものが増えて音楽がブレないのかと玄純に聞いたときの、偽りのない想いが言葉になったもの。
 
音楽は好きだし真剣にやっている。音楽に対して自我はないけれど、柊に殉じるという我を持っている玄純は、ふりきれていますがそれが自分の強みだと言います。本当に柊のことが好きで、大切なんだなと感じさせる台詞です。


  
<次ページ:「ギヴン10th mix」の名台詞も>

 
おすすめタグ
あわせて読みたい

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年夏アニメ一覧 7月放送開始
2026年冬アニメ一覧 1月放送開始
2026年春アニメ一覧 4月放送開始
2025秋アニメ何観る
2026冬アニメ最速放送日
2025秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング