「今後とも拷問バイトくん達をどうぞよろしくお願いいたします」──『拷問バイトくんの日常』7巻発売記念！　次見やをら先生テキストインタビュー

「全てひっくるめて一緒に楽しんでいただけたら幸いです」

──『拷問バイトくんの日常』のアニメ化が決定した際の気持ちをお聞かせください。

次見：担当さんにアニメ化決定を知らされたのが、普段しないリモート会議でのことだったので、リモートのお約束のメールが来た時点で「え？まさか？あれ？」と。

なので実際に知らされた時は当然嬉しかったのですが、「あ、やっぱり」とサプライズ感は少し薄かったです（笑）。

──アフレコ現場をご覧になって、いかがでしたか？

次見：私は元々自分のキャラに対しての声のイメージがあまりないので、キャスティングが決まった時点でもまだ「どうなるのだろう？」と思っていたのですが、たくさんのセリフが声優さんの演技によって目の前で紡がれていくのを聞いて「ああ、〇〇（キャラ）だ」となりました。

キャラ自体もそうですが、キャラ間でのやり取りに対しても丁寧にキャラクターらしさを表現していただいていて、本当にすごいなと思いました。

「僕達が思い描く一番素敵な職場像」——土岐隼一さん、永塚拓馬さん、阿座上洋平さんが登壇した「TVアニメ『拷問バイトくんの日常』AGF2025ステージ　アニメ＆まんが聖地 EXPO」をレポート【AGF2025】

アニメ・コミック・グッズなど“乙女のためのすべて”が集まる池袋の大型イベント「アニメイトガールズフェスティバル2025（AGF）」。アニメイト池袋本店前の中池袋公園では、「アニメ＆まんが聖地EXPO」が同時開催されており、11月9日（日）には「TVアニメ『拷問バイトくんの日常』AGF2025ステージ　アニメ＆まんが聖地EXPO」が開催されました。本ステージには、セロ役・土岐隼一さん、ミケ役・永塚拓馬さん、ヒュー役・阿座上洋平さんが登壇。和気あいあいとしたアフレコ現場の裏話を交えつつ、個性豊かなキャラクターたちの魅力や新情報を紹介しました。「アニメ見てくれへんかったら、分かってるよな？」観客の盛大な拍手の中、キャスト陣が登壇。まずは土岐さんからTVアニメ『拷問バイトくんの日常』のあらすじが紹介されました。本作の舞台は殺しや拷問が合法化された世界。拷問を請け負うホワイト企業「株式会社スピリタス」で働く“バイトくん”に焦点を当てた物語です。初めて作品を見た時の感想を訊かれた阿座上さんは、表紙の可愛さとバイオレンスな内容のギャップの魅力を紹介。土岐さんは「怖い部分と温かい部分の緩急」が作品の面白さを引き立てていると語ります。続いてキャスト陣から個...

──「『拷問バイトくんの日常』アニメ化記念　特典復刻フェア」では、1巻に復刻イラストカード、2〜4巻には復刻4Pリーフレット、5、6巻には復刻両面マンガカードが付属します。さらに『拷問バイトくん』7巻と『吸血バー』3巻の連動購入特典も配布予定ですが、特典イラストの制作秘話や裏話、思い出についてお聞かせください。

次見：本当に毎巻いろいろ描かせていただいたなと、感謝と懐かしさでいっぱいです。イラストも漫画もそうですが、手に取ってくださった方が見て楽しんでいただけたらいいなと思いながら描いているので、今回復刻いただく既刊のものも新刊のものも、またご覧いただけたら嬉しいです。

──最後に、読者の皆さま、そしてアニメを楽しみにされている皆さまへメッセージをお願いします。

次見：いつも作品を楽しんでくださりありがとうございます。皆さんのお陰でアニメ化という思いもよらなかった大きな機会にも恵まれました。原作・アニメそれぞれ違いも共通する部分も沢山あると思いますが、全てひっくるめて一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

今後とも拷問バイトくん達をどうぞよろしくお願いいたします。

【構成：笹本千尋　編集：西澤駿太郎】