声優
『息できないのは君のせい5』佐藤拓也&田丸篤志 インタビュー

「これまで続いてきた二人の関係値があってこそ」──BLCDコレクション『息できないのは君のせい5』志筑 順役・佐藤拓也さん&矢野雪路役・田丸篤志さん 収録後インタビュー

音楽と人生と恋の物語、波乱の第5巻! 澄谷ゼニコ先生による漫画『息できないのは君のせい』の「人生プラン編」を描くドラマCDが、2026年2月13日(金)より発売されます。

ドラマCDでは、いつも穏やかなド天然フルート奏者・矢野雪路を田丸篤志さん、女たらしで快楽主義者なサックス奏者・志筑 順を佐藤拓也さんが演じます。

アニメイトタイムズでは、ドラマCD第5弾の発売を記念して、佐藤さん&田丸さんへインタビューを実施しました! 

「人生プラン編」は「これまで続いてきた二人の関係値があってこそ」

──ドラマCD第5弾のストーリーを読んだ感想をお聞かせください。

矢野雪路役・田丸篤志さん(以下、田丸):我々が演じる志筑&矢野にも通じますが、今回は「物語を淳子ちゃんが繋いでくれたな」と感じています。淳子ちゃんに関するお話が描かれたことによって、その彼女の周りの人物も「このキャラとこのキャラ、知り合いだったんだ!」と繋がっていく。その作り方がとても面白いなと思いました。

出てくるキャラクターたちも変わらず魅力的ですよね。今回、新キャラクターとして梧桐写楽(CV:山下誠一郎)が登場しました。コミックスを読んでいて「とんでもないキャラクターが出てきた!」と(笑)。第一印象として「女性かな?」とも思ったのですが、段々と「あれ?おや?」となる感じも含めて面白かったですね。

──良い意味で、クセのあるキャラクターですよね。

田丸:“普通の人生を歩んでいない人”感といいますか、とにかく濃いキャラクターが出てきたので、一緒に接していくうちに色々な人に影響を与えるんだろうなと。

今回、淳子ちゃんがアルバイトを探していて、結局は写楽の店では雇えないとなりましたが「これから写楽のお店が繁盛して、淳子ちゃんが働く未来もあったりするのかな?」など、様々なことを考えながら、楽しみながら読ませていただきました。

──佐藤さんはいかがでしょうか?

志筑 順役・佐藤拓也さん(以下、佐藤):今回でドラマCDも第5弾ということで、吹奏楽団のメンバーがいる風景が、自分ごととして「いつもの風景」のように感じることができました。長く作品が続いていて、かつ音声ドラマとして演じさせていただいているからこその親しみがあるなと。

市民会館やホールの匂いまで感じるくらいの親近感を持って演じることができて、これまで積み重ねてきた作品の良さを受け取ることができました。すごく良かったなと思います。

その気持ちが、飲み会や淳子ちゃんの告白のシーンにも通じています。志筑&矢野として演じている我々ですが、あの瞬間は、志筑と矢野ではない第三者として物語を見ているような感覚もあって。それぐらい、メインのキャラクター以外の人々にも愛着を感じられているなというのが嬉しいですし、改めて僕の中での発見にもなりました。

──ご自身が演じたキャラクターの印象をお聞かせください。

田丸:今回の矢野は「隠しているマンションのことをどう話そうか」という悩みがあります。恋人や家族であっても言い出しにくいことってあると思うんです。

個人的に、その言い出し方のタイミングがすごく好きでした。ただ単に自分の罪悪感を減らすために言い出すのではなくて、志筑が本気で「自分の店を持ちたい」と考えていることを踏まえた時に「潰れているテナントをたくさん見てきたから」と、志筑のために切り出した。矢野としてはそんな気持ちもあったのではないかなと。

これまで続いてきた二人の関係値があってこそ、第5弾を描くことができたのかなと思っています。

佐藤:これまでも矢野との関係で悩んだり思い詰めたりした志筑でしたが、今回は彼にとって大きな人生のターニングポイントだったと思います。

自分一人でどうにかしようとする志筑に対して、志筑の想定以上に矢野が包容力を持っている。加えて矢野は優しくて、それでいて甘いだけではない。パートナーとして精神面でも支え合っている二人なんだなと改めて思いました。

「知らない間に大人になっていた」なんて言っちゃうと変な感じかもしれませんが、しばらく会わないうちに「あの快楽主義者の志筑がこんなことを考えるようになったのか……!」と(笑)。嬉しかったです。

──佐藤さんは新キャラクター・梧桐写楽について、どのような印象を抱かれましたか?

佐藤:「あっぶねえ人」!

田丸:(笑)。

佐藤:ある程度の年齢を重ねてから出会ったなら、上手な距離感を持って仲良くなれそうな気もしますが、若いうちに出会うと……色々と勉強になる大人ではありつつも、近づきすぎるとちょっと人生設計が変わってしまうんじゃないかなって(笑)。魅力と危うさがある人物だと思います。

そう思ってしまうのは「梧桐写楽」という人間が、それだけ魅力的であるからだと思うんです。心の少し奥に隠れた写楽の心根がどんなものなのか……見たいような見たくないような、ある種の怖さがありますね。

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